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#恋愛

「はじめまして」でも笑顔を引き出す、カップル撮影の魔法のことば

「はじめまして」でも笑顔を引き出す、カップル撮影の魔法のことば

ここ数か月ほど、週末カメラマンとしてカップルや家族を撮影しています。

ありがたいことに、私の撮った写真を見て「いい笑顔を撮ってる」という感想をいただくことが増えてきました。

笑顔を引き出す・・・というと、どんなことを想像しますか?

私はずっと、陽気で人好きでおしゃべり上手な人のことを想像していました。

noteにはちょくちょく書いてますが、私は話すのが得意なタイプではありません。気の利いた

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晩婚家庭に生まれて

晩婚家庭に生まれて

働き方や生き方が多様になって、ある程度歳を重ねてから結婚する人も増えてきた。

実際、私はもういい年齢で、大学の同級生たちには「きみに結婚願望なんてあるの? 絶対ないでしょ」と笑われる。こういう選択肢を臆せず選べる時代になった恩恵に甘えて、徒らに日々を過ごしている。

人生訓を述べる資格はない。でも、「今後、子どもを持ちたいな」という人に向けて、ある記録を残しておこうと思う。

晩婚家

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「自立した個人として、一緒に人生を歩む。」“事実婚”を選んだはあちゅうさんが築くパートナーシップのかたち

「自立した個人として、一緒に人生を歩む。」“事実婚”を選んだはあちゅうさんが築くパートナーシップのかたち

7月15日、作家・ブロガーのはあちゅうさんがセクシー男優のしみけんさんとの結婚をTwitter上で報告。大きな反響を呼び、ふたりが選んだ「事実婚」というパートナーシップのかたちに注目が集まっています。

「事実婚」という言葉の輪郭のイメージがあっても、具体的に法律婚とどう異なるのか、その実態を知らない人も多いかもしれません。筆者もそうでした。

事実婚が法律婚と大きく違うのは、入籍はしないため同じ

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別に本当に死にたいわけじゃないよ

別に本当に死にたいわけじゃないよ

生きていくのが少し面倒だ。

特別今はやりたいことがあるわけでもない。

めちゃくちゃ生きていたいと思っている人ってすごいな。仕事で生き生きしている人は、仕事以外でも生き生きしているからすごいな。

きっとそんな人だって辛いこととかやりたくないことをこなしているんだろうな。そんなことも全部当たり前じゃない。けどわたしからしたら当たり前に乗り越えているように見える。みんないろんなことを乗り越えて道を

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『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。』全文公開①恋愛には四季がある

『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。』全文公開①恋愛には四季がある

 人はなぜ、バーテンダーに恋の話をするのだろう。バーテンダーは利害関係の外にいるから、あるいは多くの恋愛を見てきているから的確なアドバイスをくれることを期待してといったことがよく言われる。

 でも、本当は特別な理由はない気がする。人はカウンターに座って、酒が入ったグラスを手にすると、なぜか目の前の酒を扱っている男に恋の話をしたくなるのだろう。

 あなたは恋をしたことがあるだろうか。誰かのことを

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温かくて、優しくて、ちゃんと痛くなる

温かくて、優しくて、ちゃんと痛くなる

もしかしたら。

彼女となら、ずっと一緒に居たいと思えるかもしれない。その日を迎えるまで、そんなことをぼーっと考えていた。

友人の紹介で知り合った女性との食事だった。年は同じで、とてもかわいらしく、興味を持った国には一人で飛び立ってしまうような主体性の持ち主であり、一緒にいるのが憚れるくらい、魅力的なひとだった。
 
なぜだか、彼女の優しそうな笑顔にある種の冷たさを感じた。確かに優しいひとだった

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恋をするのが怖いのは

恋をするのが怖いのは

吉玉サキさん(@saki_yoshidama)の恋愛エッセイが好きで、最近は読むのを楽しみにしている。

吉玉さんのエッセイは、恋愛指南やアドバイスといった類のものではない。正直に言ってしまうと、読めば恋愛がスイスイ上手くいったり、モテる方法を学べたりするタイプの記事ではない。でも、私はとても好きだ。恋愛のあれやこれやの、言葉にできない気持ちをそーっと指でなぞってくれるような、悩みやモヤモヤに歩幅

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「あ、この人を好きになるな」と予知できること

「あ、この人を好きになるな」と予知できること

気持ち悪いことを言うと、私は全然好きじゃない人に対して

「この人、全然好きじゃないな」「でも、そのうち好きになってしまうんだろうな」

とピンとくることがある。予知能力みたいなものだ。



先日、るみ氏さんが私の記事について書いてくれた。

るみ氏さんの文章は、内省の奥深さもさることながら、言葉のチョイスがかっこいい。

恋を風邪に喩えているのだけど、

「ウイルスを詰め込んだ弾丸で不意に脳

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家という、いちばん小さな社会のなかで

私はいま、同居人とふたり暮らしをしている。いっしょに暮らし始めて、そろそろ9か月くらいだろうか。

「同棲」という言葉を使うと、なんだかこう、情熱的?パッション?なイメージをもたれがちなのだけど、私たちの場合はわりと現実的な理由(=生活費を節約したい)があって一緒に住み始めた。

それもあってか、さいしょの頃からどこかしら、同棲というよりは「共同生活」に近い空気感のなかで暮らしている。

たとえば

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