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#サッカー

引退宣言

引退宣言

皆さんこんにちは^ ^

この度、夫の増田繁人が13年間の現役生活にピリオドを打つことを決めました。

引退というと悲しい響きのようではありますが、
今回私が記す内容はもしかすると皆さんが思っているような泣ける内容ではなく、
家族側から見ていたどちらかというと笑い話のようなここまでの歩みをざっとお話しして彼の次へのステップへのはなむけの言葉にしたいと思います。

まず、彼がファジアーノ岡山に移籍し

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福岡県にブラジル遠征。

福岡県にブラジル遠征。

ブラジル遠征、やっぱ最高でした。

といっても、
福岡県内での中学生のトレーニングマッチの話し。

ブラジルを思い出させてくれるグラウンド。
ブラジルを思い出させてくれる選手たち。

そんな福岡県内のブラジル遠征は
うちにとっては得られるものがいっぱいなので
年に数回は試合を行ってもらっています。

まずは
ブラジルを思い出させてくれるグラウンドについて。

自分がブラジルでプレーしていた
サンパ

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「ボランチってドリブルしていいの?」

3日間の遠征を無事終え、家に帰ってきて息子と散歩に出掛けたところぎっくり腰になり、時間ができたので書いてます。

すくすく育つ息子に喜びを感じながら、痛みもヒシヒシと感じておりますが、、、🥲😇

さて、表題の件。
先日トレーニングマッチで審判をしていたときに相手の選手が言っていた言葉なんですね。
「ボランチってドリブルしていいの?」

女子サッカー選手ってサッカーを見ない子が多い。
私がなでし

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怪獣化してしまうサッカー選手。

怪獣化してしまうサッカー選手。

ここ最近、福岡県内の
とあるジュニアユースチームに
とてもとても気になる選手がいるのです。

中学2年生のその選手は
個人で相手を剥がしていける高い能力を持っていて
試合を決定づける仕事ができる優れたアタッカー。

ひとつ上の世代相手にも怯むことなく
その能力を発揮している将来が楽しみな選手です。

でもですね
自分が気になっている理由はそれではなく
彼が今の時代では珍しくなった「怪獣くん」だから

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エコロジカルアプローチ①-学習者中心の最新トレーニング理論-

エコロジカルアプローチ①-学習者中心の最新トレーニング理論-

1.はじめに僕がエコロジカルアプローチに触れるキッカケとなったのは、当時大学4年生の時に戦術的ピリオダイゼーションの論文を漁っている時でした。
やたらと「生態心理学」というワードが出てきました。生態心理学とはギブソンという心理学者が唱えた理論です。

そこからそのワードを基に紐解いていくと辿り着いたのが「エコロジカルアプローチ」です。この理論は日本で当たり前とされているコーチの言語による『矯正』的

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『プロサッカー選手でいること』は自分にとって何よりも大事なことであるか。

『プロサッカー選手でいること』は自分にとって何よりも大事なことであるか。

皆さんこんにちは。

ドイツはコロナの感染者が依然として多く、年が明けてからルールがさらに厳しくなり、レストランや店に入る際にブースター接種の証明か、その日のコロナテストの陰性証明を見せなければ店の中に入ることすらできません。

僕はまだ3回目のブースター接種が終わってなくて、練習参加する際も陰性証明が必要なので、毎日鼻の穴に棒をぐりぐり突っ込まれる生活を送っています。
ここで生きていくためにはし

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スポーツ指導の右や左について

スポーツ指導の右や左について

右往左往
2020年11月にスタートした(と書いてもうすぐ1年たつことに気がついた)、フットボールファミリー・ユナイテッド(以下ファミユニ)の活動を通じて、これまで様々な立場でご活躍されている方にお話を聞く機会に恵まれ、指導者、競技者、ジャーナリスト、それぞれの見方や考え方を知ることで、保護者の視点で見ていた景色が少しずつ変わってきました。

僕がファミユニを立ち上げた動機は、ヘディングのリスクに

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謎のトレーニング理論とついに遭遇。

謎のトレーニング理論とついに遭遇。

3年ほど前に
サッカーのトレーニング理論についての
ブログ記事を書きました。

『fooballista』に掲載されていて
世界の片隅でひっそりと実践されていた
「エコロジカル・トレーニング」というに理論ついて。

あ…スゴイものに出逢っちゃった…

直感的にそう感じ
ワクワクが止まらなくなってしまったのでした。

『 footballista 』の先月号で紹介されていた
トレーニング理論「 エ

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複数ポジションができる日本人、専門職のブラジル人

複数ポジションができる日本人、専門職のブラジル人

オリンピックが閉幕し男子代表はベスト4入り、なでしこは準々決勝敗退で終わった。
男子サッカーの満身創痍の準決勝、3位決定戦は日本人として彼らの戦いぶりにとても感動したが、冷静に見ると世界との差はスコア以上にある。と感じたのも確かだ。

今回、オリンピック日本代表の試合でよく聞いた実況がある。
「日本代表には複数ポジションをこなせる選手が集まっていますね。」
だ。

日本の育成年代では、"可能性を広

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元プロサッカー選手がサッカーを辞めて思うこと

元プロサッカー選手がサッカーを辞めて思うこと

冬だった。サッカー選手は毎年12月になると翌年の契約にそわそわし始める。といっても1月から11月までの成績・結果が契約に反映されるので、12月から慌てても何もならない。選手もそれをわかっていながら、それでも落ち着かないのが12月という月なのだ。そんなある意味その年の通信簿を渡されるような月に、僕はこの世で一番愛しているもの、サッカーを辞めた。

サッカーで生きていくということ僕がいたのはとあるプロ

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保護者ができることってなんだろう?

保護者ができることってなんだろう?

きっかけ 先日、育成年代の子どもたちのサッカー環境や、心と身体の安全について親子で学びあうためのコミュニティ『フットボールファミリー・ユナイテッド』を立ち上げました(非営利活動です)。

 僕はこれまで、スポーツを楽しむ子どもに対して保護者の出来ることなんて、心と身体の安全を確保して見守ることくらいだと思っていました。

 親が子どものスポーツに熱を上げるなんてカッコ悪い、とも思っていた。

 で

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「なぜ、子どものスポーツを見ていると力が入るのか」を読んで力を抜く。

「なぜ、子どものスポーツを見ていると力が入るのか」を読んで力を抜く。

 あるスポーツがメジャーになることで、プロになる(時には年俸何億、何十億というレベルで)、進学に有利になる、大学の奨学金を得る、などといったインセンティブが生まれる。

 子どもや親、そして指導者にとってスポーツが様々な欲望と自己実現のツールとなり、巨大ビジネスが参入し競争が激化することで本来の「遊び」としての楽しさや健康維持といったスポーツのエッセンスが歪められ、そのインセンティブが指導者の攻撃

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少年サッカーから怒鳴り声をなくそう

少年サッカーから怒鳴り声をなくそう

衝撃の光景 息子の少年サッカーに保護者として関わるようになってから一番衝撃を受けたのは、ピッチに響き渡る怒声や罵声でした。

まだ低学年である2年生の試合なのに、息子のチームに限らず全体的にコーチ陣や保護者の声が大きく指示も多いのですが、それ以上に大人の私が言われたとしても凹んでしまうような暴言や罵倒の多さに衝撃を受けました。

 ベンチから大声で延々と指示を出し続ける大人、子どものミスを罵る大人

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街クラブが始めた保育園。

街クラブが始めた保育園。

2020年4月
福岡県糸島市で活動をしている
サッカーチーム「エリア伊都」が
「サッカーを中心としたスポーツ」「英語」
に特化した保育園を開園しました。

『 エリア伊都グローバル保育園 』

自分はこの保育園の
園長をさせてもらているのですが
(ジュニアユースの監督も務めながら)
保育の現場は保育士さんたちが
給食は調理師さんたちが中心になり
日々みんなで試行錯誤しながら
作り上げていってくれて

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