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日本企業のガバナンスと株主⑥
前回に引き続き、先日受講したコーポレートガバナンスに関するWebセミナーの登壇者(企業年金を運用する方)の「親子上場」に関する意見・コメントとそれに対する所感を以下整理する。極めて日本的なこの問題は海外投資家から見てどのように映っているのか、関心高いテーマでもある。
【日本企業のガバナンス上の問題点⑥:親子上場は「普通」ではない 要旨】日本企業の中には親子上場のどこが悪いのかという意見を持つ経営者
日本企業のガバナンスと株主⑤
前回に引き続き、先日受講したコーポレートガバナンスに関するWebセミナーの登壇者(企業年金を運用する方)が日本企業のガバナンス上問題視していた「政策保有株式」に関してコメントしており、これに関して意見を整理したい。
【日本企業のガバナンス上の問題点③:政策保有株式】要旨
日本企業の経営者の中で、「政策保有株式を持つことの何が悪いのか」という疑問を呈する経営者がいるが、政策保有株式は安定株主の「温
日本企業のガバナンスと株主④
前回は、先日受講したコーポレートガバナンスに関するWebセミナーの登壇者(企業年金を運用する方)から、日本企業のガバナンス上問題視した「見かけのガバナンス」についてコメントしたが、今回は「海外投資家から見たガバナンス」に関する意見を整理したい。
【日本企業のガバナンス上の問題点②:海外投資家はこう見ている?要旨】海外投資家は日本企業の株価を決めるメインドライバーである。海外投資家は「株主価値を上げ
日本企業のガバナンスと株主③
前回は、先日受講したコーポレートガバナンスに関するWebセミナーの登壇者(企業年金を運用する方)はスチュワードシップ・コード(以下SSコード)とコーポレート・ガバナンス・コード(以下CGコード)について見てきた。株主から見て日本企業のガバナンス上どのような問題があるのか厳しく意見していたので、以下備忘のため何回かに分けてメモしながら考え方を整理してみたいと思う。まずは「見かけのガバナンス」について
もっとみる日本企業のガバナンスと株主②
そうこうしているうちに前稿から2週間経ってしまった。先日受講したコーポレートガバナンスに関するWebセミナーの登壇者(企業年金を運用する方)はスチュワードシップ・コード(以下SSコード)とコーポレート・ガバナンス・コード(以下CGコード)についても辛辣な意見を述べていたので、以下備忘メモとともに考え方を整理したい。
【SSコードに対する考え方:要旨】
2014年に制定されたSSコードは「投資家は他
大学生教育に生成型AIを活用すべきか
文部科学省は小中高校での生成型AIの扱い方に関する指針を公表している。夏休みの宿題を課す前に、不適切な使い方をしないように、利用を認める方針を初めて明確にした点は評価できる。「使いこなす力を意識的に育てる姿勢が必要」な一方、著作権の侵害や偽情報・誤情報の拡散、創造性への影響などのリスクを考慮して限定的な利用を認めるのが正しい教育にあり方だと思う。一方、大学生はどうか。文部科学省は生成型AIの大学教
もっとみるESGの観点でジャニーズ事務所問題を考える
ジャニーズ事務所の創業者である故・ジャニー喜多川元社長の性加害問題を受けて、同事務所の所属タレントを起用したCMなどの広告活動を取りやめる企業が相次いでいる。ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点から今回の問題を考えると、サステナブル経営をグローバルに実践する企業はしっかりと議論して、自社がどうするべきかを正しく判断すべきだと思う。CMに起用されたタレントには罪はないし、多くのファンも好きなタレン
もっとみる昨日からの寒波で、広島市内も積雪降り止まず、朝から道路も鉄道も大混雑です。普段は車で大学に来ていますが、さすがに冬タイヤではない車は危険なので、徒歩で20分かけてスクールバス乗り場に行き、バスで登校しました。キャンパスは一面雪模様です。