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#13 ミャンマー、マンダレー、失われた古代都市を追う
とある麗らかな春の日。
久しぶりに丸一日の休みが取れた僕は、
国立国会図書館で古い文献を読み漁っていた。
”東南アジア史”の棚にあるビルマ関連の文献。
僕が追っていたのは、とある人物だった。
ミャンマー最後の国王皆さんはミャンマー最後の国王をご存じでしょうか?
それは彼、ティーボー王です。
厳密にいうと、イギリス統治下になる前、コンバウン王朝(1752-1886)の最後の国王です。
ビルマは三
#12 国内&海外MBA、タイ留学、受験記(2/2)
皆さん、こんにちは。
この記事は、”これからMBAを検討する方"に向けて少しでも参考になればと思って、実体験を元に書き留めました。
「MBAに行きたいけど、実際どうなの?」
「国内と海外MBAどっちがいいの?」
「そもそもMBAって価値あるの?」などなど
何かしらのTipsが得られれば幸いです!
よろしければ、入学準備~入学までを記載した#11もお読みくださいませ。
海外MBAに交換留学早稲田ビ
#9 マレーシア、世界遺産ペナン島、マレー鉄道の旅
僕は、マレーシアの首都クアラルンプールのリトルインディアで、無気力になっていた。
遡ること5日前。
韓国ソウルで、企業訪問等のお堅い用事を済ませた僕は、
仁川国際空港で電光掲示板とにらめっこしていた。
論文やらレポートやらを片付け、どうしても自由になりたかった僕は、
ソウルでの大切な用事を済ませた後、
いてもたってもいられず仁川国際空港まで来てしまったわけだ。
どこでもいいから旅がしたい。
#8 ラオス、バイク旅、徒然なるままに
バンコクのスクンビット。
僕は、白人が集まるバービアで、シンハービールを片手に
アメリカンフットボールの試合を観戦していた。
BTSナナ駅からアソーク駅周辺は、日本人をはじめ外国人旅行者が集まってきます。
白人が集まるバーならアメフトも観れるだろう。と踏んだ僕は、まんまとベストポジションをゲットし観戦し始めました。
今日の目玉であるアメフトの決勝戦スーパーボウルは、
ほぼ試合が決まってしまい、
#7 ミャンマー、ベンガル湾の日常、ロヒンギャとの出会い(2/2)
(こちらは2/2になります。よろしければ先に1/2をお読みください)
シットウェに滞在中の僕は、次はどこの街に行こうか迷っていました。
僕の滞在していたホテルの受付の女性は英語が堪能で、バイクの手配や街の見どころなど親身になってくれてました。
「次はどこの街に行こうか迷ってるんです」
僕は携帯をいじりながら時間をつぶしていた彼女に話しかけた。
『うーん、そうですね。。とりあえず、北部は危ない
#4 ミャンマー、シャン州、少数民族への探訪
ヤンゴンのダウンタウン。
チャイナタウンの中にある小さな旅行会社で、
僕はお茶をすすっていた。
ヤンゴンに滞在して早数日。
そろそろ他の街に移動しようかなぁと考えていましたが、行先を決めかねているところでした。
ちょうど滞在しているホテルの隣に小さな旅行会社がありました。
中に入ると若い女性と中年の男性。
行先に迷っている旨を伝えると、『座ってー』と促され、お茶を出されました。
眼鏡をかけた小
#3 カンボジア、沈没の日々、流れ流れて
『おい、ジャパニーズ!起きろ』
乱暴な声と焦ったような叫び声で僕は目を覚まし、ワゴンの外に出た。
「もう着いたのかな」なんて思いながら辺りを見渡してみると、
街道の真ん中にポツンと1軒だけある掘っ立て小屋の前に止まっていた。
頭の中が ”?” マークでいっぱいの僕に中国系アメリカ人の彼が笑顔でこう言った。
『Broken』
「・・・は?」
カンボジア沈没の日々バックパッカーをしていると、よ
#2 ラオス、トラブル、そして若い僧侶との出会い
トラブルと出会いある晴れた暑い日、僕はラオスの山中で途方に暮れていた。
ラオスの首都ビエンチャンからルアンパバーンに向かうバスが壊れ、僕を含む乗客が放り出されたわけです。
GPSを見るとちょうど中間地点くらい、有名観光地のバンビエンを超えて山を登ろうとしていたところで、歩くには難しい距離でした。
お金のある観光客は通りがかる車やバスを$80から$100くらいでヒッチして向かっていたが、僕みたいな貧
#1 カメラと私、そして出会い
写真家とは「光と時間の魔術師」。
前職で所属していたカメラサークルのメンバーが表現した言葉です。
聞いたとき「うわ、その表現かっこいいな!」と思いました(笑)
写真はその一瞬を切り取り後世に残せる、人によってはかけがえのない、もしくは忌み嫌うような思い出まで焼き付けることができます。
写真を撮り始めたのは高校生の時。
気になる子が写真部だったという不純な動機でした(笑)
家にあった母のお下がりの