鈴木 一央(Kazuhiro Suzuki)

外資系MCN企業のパートナーをしています。また、andAsia株式会社のCo-Foun…

鈴木 一央(Kazuhiro Suzuki)

外資系MCN企業のパートナーをしています。また、andAsia株式会社のCo-Founderとして事業開発を担当しています。日本とアジア諸国との共創社会を目指して、日々格闘しています。旅と焼肉が好き。

マガジン

  • 旅で感じたこと

    海外を放浪したときに感じたことの備忘録。こんな旅行もあるんだなぁと感じていただければ幸いです。

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    日々自分が感じたこと、感じてきたこと、体験記などなど、徒然なるままに記載した内容です。

記事一覧

固定された記事

#2 ラオス、トラブル、そして若い僧侶との出会い

トラブルと出会いある晴れた暑い日、僕はラオスの山中で途方に暮れていた。 ラオスの首都ビエンチャンからルアンパバーンに向かうバスが壊れ、僕を含む乗客が放り出された…

#13 ミャンマー、マンダレー、失われた古代都市を追う

とある麗らかな春の日。 久しぶりに丸一日の休みが取れた僕は、 国立国会図書館で古い文献を読み漁っていた。 ”東南アジア史”の棚にあるビルマ関連の文献。 僕が追ってい…

#12 国内&海外MBA、タイ留学、受験記(2/2)

皆さん、こんにちは。 この記事は、”これからMBAを検討する方"に向けて少しでも参考になればと思って、実体験を元に書き留めました。 「MBAに行きたいけど、実際どうなの…

#11 国内&海外MBA、タイ留学、受験記(1/2)

皆さん、こんにちは。 この記事は、”これからMBAを検討する方"に向けて少しでも参考になればと思って、実体験を元に書き留めました。 「MBAに行きたいけど、実際どうなの…

#10 タイ、チェンマイ、日韓カルテットの旅

『俺さ、韓国に帰ったら探そうと思うんだ』 タイの北部の街、チェンマイのナイトマーケット。 家族連れやカップルで賑わう中、シンハービールを片手に彼はそうつぶやいた。…

#9 マレーシア、世界遺産ペナン島、マレー鉄道の旅

僕は、マレーシアの首都クアラルンプールのリトルインディアで、無気力になっていた。 遡ること5日前。 韓国ソウルで、企業訪問等のお堅い用事を済ませた僕は、 仁川国際…

#8 ラオス、バイク旅、徒然なるままに

バンコクのスクンビット。 僕は、白人が集まるバービアで、シンハービールを片手に アメリカンフットボールの試合を観戦していた。 BTSナナ駅からアソーク駅周辺は、日本…

#7 ミャンマー、ベンガル湾の日常、ロヒンギャとの出会い(2/2)

(こちらは2/2になります。よろしければ先に1/2をお読みください) シットウェに滞在中の僕は、次はどこの街に行こうか迷っていました。 僕の滞在していたホテルの受付の女…

#6 ミャンマー、ベンガル湾の日常、ロヒンギャとの出会い(1/2)

次はどこに行こうか。僕は次の旅行のプランを考えていた。 コンサルタントとして働いていた僕は、突如取れることになった2週間以上の休みをどのように過ごそうか頭を悩ませ…

#5 タイ、バンコクの路地裏、人生の交差点

タイの首都バンコク。 人口800万人以上を抱える東南アジア有数の都市。 僕はバンコクに行ったときに、必ず顔を出す屋台がある。 まるでタイという国の縮図のような、特殊な…

#4 ミャンマー、シャン州、少数民族への探訪

ヤンゴンのダウンタウン。 チャイナタウンの中にある小さな旅行会社で、 僕はお茶をすすっていた。 ヤンゴンに滞在して早数日。 そろそろ他の街に移動しようかなぁと考え…

#3 カンボジア、沈没の日々、流れ流れて

『おい、ジャパニーズ!起きろ』 乱暴な声と焦ったような叫び声で僕は目を覚まし、ワゴンの外に出た。 「もう着いたのかな」なんて思いながら辺りを見渡してみると、 街道…

#1 カメラと私、そして出会い

写真家とは「光と時間の魔術師」。 前職で所属していたカメラサークルのメンバーが表現した言葉です。 聞いたとき「うわ、その表現かっこいいな!」と思いました(笑) 写…

#2 ラオス、トラブル、そして若い僧侶との出会い

#2 ラオス、トラブル、そして若い僧侶との出会い

トラブルと出会いある晴れた暑い日、僕はラオスの山中で途方に暮れていた。
ラオスの首都ビエンチャンからルアンパバーンに向かうバスが壊れ、僕を含む乗客が放り出されたわけです。
GPSを見るとちょうど中間地点くらい、有名観光地のバンビエンを超えて山を登ろうとしていたところで、歩くには難しい距離でした。
お金のある観光客は通りがかる車やバスを$80から$100くらいでヒッチして向かっていたが、僕みたいな貧

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#13 ミャンマー、マンダレー、失われた古代都市を追う

#13 ミャンマー、マンダレー、失われた古代都市を追う

とある麗らかな春の日。
久しぶりに丸一日の休みが取れた僕は、
国立国会図書館で古い文献を読み漁っていた。
”東南アジア史”の棚にあるビルマ関連の文献。
僕が追っていたのは、とある人物だった。

ミャンマー最後の国王皆さんはミャンマー最後の国王をご存じでしょうか?
それは彼、ティーボー王です。

厳密にいうと、イギリス統治下になる前、コンバウン王朝(1752-1886)の最後の国王です。
ビルマは三

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#12 国内&海外MBA、タイ留学、受験記(2/2)

#12 国内&海外MBA、タイ留学、受験記(2/2)

皆さん、こんにちは。
この記事は、”これからMBAを検討する方"に向けて少しでも参考になればと思って、実体験を元に書き留めました。
「MBAに行きたいけど、実際どうなの?」
「国内と海外MBAどっちがいいの?」
「そもそもMBAって価値あるの?」などなど
何かしらのTipsが得られれば幸いです!
よろしければ、入学準備~入学までを記載した#11もお読みくださいませ。

海外MBAに交換留学早稲田ビ

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#11 国内&海外MBA、タイ留学、受験記(1/2)

#11 国内&海外MBA、タイ留学、受験記(1/2)

皆さん、こんにちは。
この記事は、”これからMBAを検討する方"に向けて少しでも参考になればと思って、実体験を元に書き留めました。
「MBAに行きたいけど、実際どうなの?」
「国内と海外MBAどっちがいいの?」
「そもそもMBAって価値あるの?」などなど
何かしらのTipsが得られれば幸いです!

僕がMBAを目指したきっかけ僕がMBAを目指したきっかけは、ずばり「知的好奇心を満たすこと」と「視座

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#10 タイ、チェンマイ、日韓カルテットの旅

#10 タイ、チェンマイ、日韓カルテットの旅

『俺さ、韓国に帰ったら探そうと思うんだ』
タイの北部の街、チェンマイのナイトマーケット。
家族連れやカップルで賑わう中、シンハービールを片手に彼はそうつぶやいた。
男二人でいるには、たいそう場違いではあるが、僕たちは気にしてなかった。

「でもさ、あてはあるの?」
僕は、アドバイスもできない状況に歯がゆさを感じながら、そう問いかけた。

『わからない。でもやらなきゃ後悔しそうな気がする』
彼は、そ

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#9 マレーシア、世界遺産ペナン島、マレー鉄道の旅

#9 マレーシア、世界遺産ペナン島、マレー鉄道の旅

僕は、マレーシアの首都クアラルンプールのリトルインディアで、無気力になっていた。

遡ること5日前。
韓国ソウルで、企業訪問等のお堅い用事を済ませた僕は、
仁川国際空港で電光掲示板とにらめっこしていた。

論文やらレポートやらを片付け、どうしても自由になりたかった僕は、
ソウルでの大切な用事を済ませた後、
いてもたってもいられず仁川国際空港まで来てしまったわけだ。

どこでもいいから旅がしたい。

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#8 ラオス、バイク旅、徒然なるままに

#8 ラオス、バイク旅、徒然なるままに

バンコクのスクンビット。
僕は、白人が集まるバービアで、シンハービールを片手に
アメリカンフットボールの試合を観戦していた。

BTSナナ駅からアソーク駅周辺は、日本人をはじめ外国人旅行者が集まってきます。
白人が集まるバーならアメフトも観れるだろう。と踏んだ僕は、まんまとベストポジションをゲットし観戦し始めました。

今日の目玉であるアメフトの決勝戦スーパーボウルは、
ほぼ試合が決まってしまい、

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#7 ミャンマー、ベンガル湾の日常、ロヒンギャとの出会い(2/2)

#7 ミャンマー、ベンガル湾の日常、ロヒンギャとの出会い(2/2)

(こちらは2/2になります。よろしければ先に1/2をお読みください)

シットウェに滞在中の僕は、次はどこの街に行こうか迷っていました。
僕の滞在していたホテルの受付の女性は英語が堪能で、バイクの手配や街の見どころなど親身になってくれてました。

「次はどこの街に行こうか迷ってるんです」
僕は携帯をいじりながら時間をつぶしていた彼女に話しかけた。

『うーん、そうですね。。とりあえず、北部は危ない

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#6 ミャンマー、ベンガル湾の日常、ロヒンギャとの出会い(1/2)

#6 ミャンマー、ベンガル湾の日常、ロヒンギャとの出会い(1/2)

次はどこに行こうか。僕は次の旅行のプランを考えていた。
コンサルタントとして働いていた僕は、突如取れることになった2週間以上の休みをどのように過ごそうか頭を悩ませていた。
社会人になって、そんな長期休みが取れるとは思ってもいなかった。

アメリカでアメフト観戦なんかもいいなぁと考えていると、
一つの記事が目に飛び込んできた。
『ロヒンギャ難民問題』
何気なしに場所を調べてみると、ミャンマーのラカイ

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#5 タイ、バンコクの路地裏、人生の交差点

#5 タイ、バンコクの路地裏、人生の交差点

タイの首都バンコク。
人口800万人以上を抱える東南アジア有数の都市。
僕はバンコクに行ったときに、必ず顔を出す屋台がある。
まるでタイという国の縮図のような、特殊な人たちが集まるこの屋台では、
いろいろな人間模様を垣間見ることができる。

カオサン通りから新天地へ今から10年近く前、僕は今日の宿を探し、バンコクの街を歩いていました。
当時のバックパッカーの聖地といえばカオサン通り。
欧米人をはじ

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#4 ミャンマー、シャン州、少数民族への探訪

#4 ミャンマー、シャン州、少数民族への探訪

ヤンゴンのダウンタウン。
チャイナタウンの中にある小さな旅行会社で、
僕はお茶をすすっていた。

ヤンゴンに滞在して早数日。
そろそろ他の街に移動しようかなぁと考えていましたが、行先を決めかねているところでした。
ちょうど滞在しているホテルの隣に小さな旅行会社がありました。

中に入ると若い女性と中年の男性。
行先に迷っている旨を伝えると、『座ってー』と促され、お茶を出されました。
眼鏡をかけた小

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#3 カンボジア、沈没の日々、流れ流れて

#3 カンボジア、沈没の日々、流れ流れて

『おい、ジャパニーズ!起きろ』
乱暴な声と焦ったような叫び声で僕は目を覚まし、ワゴンの外に出た。
「もう着いたのかな」なんて思いながら辺りを見渡してみると、
街道の真ん中にポツンと1軒だけある掘っ立て小屋の前に止まっていた。

頭の中が ”?” マークでいっぱいの僕に中国系アメリカ人の彼が笑顔でこう言った。

『Broken』

「・・・は?」

カンボジア沈没の日々バックパッカーをしていると、よ

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#1 カメラと私、そして出会い

#1 カメラと私、そして出会い

写真家とは「光と時間の魔術師」。
前職で所属していたカメラサークルのメンバーが表現した言葉です。
聞いたとき「うわ、その表現かっこいいな!」と思いました(笑)
写真はその一瞬を切り取り後世に残せる、人によってはかけがえのない、もしくは忌み嫌うような思い出まで焼き付けることができます。

写真を撮り始めたのは高校生の時。
気になる子が写真部だったという不純な動機でした(笑)
家にあった母のお下がりの

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