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#11 国内&海外MBA、タイ留学、受験記(1/2)

皆さん、こんにちは。
この記事は、”これからMBAを検討する方"に向けて少しでも参考になればと思って、実体験を元に書き留めました。
「MBAに行きたいけど、実際どうなの?」
「国内と海外MBAどっちがいいの?」
「そもそもMBAって価値あるの?」などなど
何かしらのTipsが得られれば幸いです!

僕がMBAを目指したきっかけ

僕がMBAを目指したきっかけは、ずばり「知的好奇心を満たすこと」と「視座を上げること」でした。
新卒で入社した会社で4年目の春、僕は社内研修でアメリカにいました。
とある国内自動車メーカーの国内営業だった僕は、営業成績上位者の研修に参加することができました。
周りの協力と良いお客様に恵まれた結果でした。

ただ、このまま先ずっと営業職を続けていても、この視点の高さよりも上には行かない。何かしなければ...と悩みながらアメリカで過ごした記憶があります。
僕は研修の最終日、20代のうちにやりたいことリスト(Bucket list)を作りました。

①結婚する
②世界一周旅行に行く
③大学院に行く
④NPO法人を立ち上げる

確かこんな感じだったと思います(笑)
①は相手次第、②と③は資金次第、④はアイデア次第。
僕だけの努力でなんとかなりそうな、「③大学院に行く」を目標にしようと決めました。
理由は、一番お金がかかるから(笑)
とりあえず、2年間でお金を貯めてそれから決めようと、まずは情報収集から始めました。

国内MBAか?海外MBAか?

大学で地域産業や経済学を専攻していた僕は、目指す大学院を考えていました。
学位取得のためでも、学者になるためでもなく、”はて、どうしよう。。”と頭を抱えていました。

そんな折、従兄弟がアメリカから帰国し、実家に遊びにきました。
彼はアメリカのデューク大MBA出身で、駐在任期を終え帰国したばかりでした。
話題はアメリカ生活のこと、MBAについても話してくれました。

「理論を体系的に学べる」「いろんな人種・バックボーンの人たちと話すのは刺激がある」「社会人になってから行くのは意味あり」等々。
アカデミックとビジネスの良いとこ取りに聞こえた僕は、MBAを目指そうと自然になったと思います。

とはいえ、海外MBAか?国内MBAか?には迷っていました。
海外MBAだと、2年間で約2,000万円以上もかかる。。。
とりあえず従兄弟にヒアリングして、自分専用にプロコンをまとめてみました。

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(※当時のメモ内容。あくまで僕の主観です。費用は2年間の合計試算です)

結論として、費用の問題から国内MBAに、そして交換留学で海外MBAを目指すという方向性に至りました。
あと、大きかったのは学習効率です。純ドメの僕にとって日本語で基礎を学び、応用を英語で学ぶことの方が合理性がありました。

自分に合った学校探し

日本国内のMBAといっても、たくさん種類があります。
僕の場合は職場が地方だったため、仕事の後に学べる夜間プログラムは難しいこと。なにより一カ所集中型の僕の性格上、Full timeプログラムに絞っていました。
候補は、慶應ビジネススクール(KBS)か早稲田ビジネススクール(WBS)でした。
従兄弟経由で、KBS出身者から特徴をお伺いできました。

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(※あくまで当時、ヒアリングした内容に基づきます)

比較的年齢が高め、ビジネスマンである夜間生徒との交流がある、などから僕の第一志望は早稲田ビジネススクールに決まりました。

MBA受験記

Bucket listを作ったアメリカから、1年がたった社会人5年目に僕は受験を決めました。
資金面から2年は必要だと思っていましたが、予定通り貯まりそうだったからです。
受験は2校で、上述した早稲田と慶應でした。

正直、2校の受験勉強で特別なことはあまりしてませんでした(笑)
1年半でやったことといえば3つ。
①フレームワーク等の基礎知識の習得とアウトプット
②英語力の向上
③論文構造のアウトプット

実際、受験で必要だったのは③です。
以前は、英語試験もあったと聞いていましたが、日本語のみとなっていました。
限られた時間内で自分の意見を第三者にもわかりやすく書くことに関して、論文構造をアウトプットすることは、大変役に立ちました。
(授業のレポート、論文作成にも役立ちました)

方法は非常に簡単で、過去問を解き、他者に見てもらうことでした(笑)
早稲田や慶應、立命館などは過去問が公開されており、解いたものを誰かに見てもらっていました。
見てもらった人が、
「わかりやすい」という反応を示したら◎
「わかりにくい、うーん」という反応を示したら×
こんな感じでPDCAを回していました。

早稲田ビジネススクールは、秋と冬の年2回受験することができます。
僕は、秋受験にapplyしました。
一次は書類と筆記試験、二次は面接です。

筆記問題が某独系自動車メーカーの不祥事についてでしたので、すんなり解けた覚えがあります。

面接は、「なぜMBA?」「なぜ早稲田?」「卒業後は?」など基本的なことを聞かれました。

合格発表日は、朝からご商談が入っていて、発表時間はまさに真っ最中でした。
ご内諾いただけ、必要書類や手続きを終えたころ、”あっそういえば”と携帯で確認しました。
画面には僕の番号があり、無事に全日制に合格することができました。

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(※当時のメモです。正式に公表されていませんので、個人的な憶測で仕分けしました。間違っている可能性あります!こちら秋受験のみ)

退職、そして

合格発表があったのは12月頭で、4月には入学。
残り3か月弱で、引継ぎ&退職&新生活の準備に入りました。

職場の上司に、退職とMBA入学のことを伝えたところ、大いに喜んでくれたのはうれしかったです。
どうやら、僕が節約と何か勉強している様子は見ていたようで、
「そういうことは協力するから、ちゃんと言え」
と若干怒られました(笑)

あとご担当させていただいていたお客様にも退職と引継ぎのご挨拶をお伝えしたところ、
多くのお客様が背中を後押ししてくれたのは本当に感謝です。
ほぼ担当していた500件のクライアントに直接お会いできたのもうれしかったです。

あっという間に退職日になり、東京での新生活が始まりました。
大学を卒業して6年。また東京に戻り、同じく学生としてReスタートしました。

そしてWBSの入学式。
300人近い入学生の中に、僕はいました。
お偉い方々の祝辞に始まり、諸々の業務連絡。
最後に入学生の代表挨拶がありました。
早稲田ビジネススクールは昼間のプログラムと夜間のプログラムがあり、それぞれ代表の方が発表していました。
特に同じ昼間のプログラム代表者の方の発表は、
僕とは全く違うバックグラウンドと、はっきりとした考えと堂々とした発表に、
すげぇなぁ。こんな人と一緒に学べるのか、楽しみだなぁ。と呑気に感じていました(笑)

こうして僕の第二の学生生活がスタートしました。
※次回はタイ留学について記載予定です。

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