ふるやみか Mika Furuya

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マガジン

記事一覧

社会派アーティストとは。

そもそもふるやはなんで急にいろんなことをまとめだしているのか。 タグボートで、社会派のアーティストが海外に比べ日本はとても少ないというお話しを聞いた。 個人的に…

ノンバイナリージェンダーとは。

今の自分が自認するジェンダーに関してまとめる。 今、私が自認しているのはノンバイナリージェンダーといって女性男性といった性二元論の枠組みに当てはまらないジェンダ…

東京また行ってきた。

タグボートに行ってきた。 そこで、 自分がやりたいこと 作品を通して訴えていきたいこと 絵で食べていきたいのか 自分の将来はどうなっていきたいのか かなり明確にな…

independent tokyo 2024

independent tokyo 2024に出展しました! このイベントは毎年東京で行われているアートフェアです。今回は出展に至った経緯と出展してみての感想をまとめていこうと思いま…

地域性とアート。

先日、和歌山で初めての個展と企画展を終えました。 ふらっと来ていただいた方、作品やグッズなど購入してくださった方、ワークショップに参加してくださった方、お忙しい…

Art Book Osaka 2024を終えて。

大阪で行われた初開催の大型ブックフェアに参加しました! 本は今まで作ったことがなく、作品集やZINE作ってみたいな〜と思っていたところにこういうイベントを企画すると…

絵を描き続ける意味。

私は去年くらいから絵を描く意味がわからなくなっていた。 それは自分の環境がひとつの到達点に達し、不自由がなく制作できるようになったからだと思う。(もちろんいろん…

個展「日常」

3月21日からgallery yongouさんで個展がある。 なぜ「日常」というタイトルで個展をするのかを少し書いてみようと思う。 今回の個展は今までとちょっと違う。 yongouさん…

国際女性デー HAPPY WOMAN FESTA

先日、和歌山の南紀白浜空港で開催されたHAPPY WOMAN FESTAに+SPACE galleryさんが出張展示をするということで私の作品も展示されることとなり、白浜空港まで行きイベント…

個展まで、振り返り。その5(SOTAI)

2021〜2022年は、大阪を中心にさまざまな企画やグループ展に参加した。 個展からスタートし、自分が表現する基盤となるようなモチーフやテーマをここ数年推敲しながら展示…

個展まで、振り返り。その4

前回はムサビ通信時代の話をした。 今回はその集大成といえる卒業制作と当時のセクシャリティについてまとめる。 卒業制作は1年かけて制作をした。 卒制ノートといわれる…

個展まで、振り返り。その3(ムサビ通信)

武蔵野美術大学に通信課程がある。 その絵画コースに休学も含めると10年通っていた。 前記事にも書いているが、私が通信に入ったのは教員免許を取得したいためだった。 教…

個展まで、振り返り。その2(作家活動開始)

私の作家活動は2019年のUNKWON ASIAという大阪で毎年行われるアートフェアからスタートした。 といっても作家になる、というよりも大学の通信教育課程を終えたばかりでまず…

個展まで、振り返り。

2023/7/7から三回目の個展が始まる。 私の作家活動の中で第二章と言えるスタートだと感じている。 なぜそう感じるのか。まだ短い作家活動期間ではあるが、記録を残してい…

SAKURAGAWA CULTURE PARTY

2023年1月、SCPというイベントで展示をさせてもらいました。 ご来場誠にありがとうございました! 秋頃にオファーがあり、去年の夏から働いている職場の繁忙期ともろ被り…

祖母。

祖母との思い出。 もう会えない祖母は昔から一緒にいる時間が多く、祖母の家でテレビを見たりご飯を食べたり親戚と一緒に時間を共にした。 そのうち自分が大人になってい…

社会派アーティストとは。

そもそもふるやはなんで急にいろんなことをまとめだしているのか。

タグボートで、社会派のアーティストが海外に比べ日本はとても少ないというお話しを聞いた。
個人的にそれは結構びっくりしたことだった。

私は私の主張を作品にするしかないので、それは社会派になってしまわざるおえない。私の当たり前は、もちろんみんなの当たり前にはならない。

私は展示の際にステートメントを重視する。
作品は抽象画なので思い

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ノンバイナリージェンダーとは。

今の自分が自認するジェンダーに関してまとめる。

今、私が自認しているのはノンバイナリージェンダーといって女性男性といった性二元論の枠組みに当てはまらないジェンダーだ。

作家をはじめたころ、肩書きのような意味でノンバイナリージェンダーアーティストだったりプロフィールに書いたりしていた時期があった。
その後、女性や男性を自認している人たちが自分は「女性」のふるやみかですなどわざわざ言わないわけだし

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東京また行ってきた。

タグボートに行ってきた。

そこで、

自分がやりたいこと
作品を通して訴えていきたいこと
絵で食べていきたいのか
自分の将来はどうなっていきたいのか

かなり明確になってきた。

そう思えるのは、私がこれまで展示をしてきた関西の土壌的にSOTAIの作品は初めましてにあまりならず、それはきっと鑑賞者各々のSOTAIになっていて、私からも私自身に対してやSOTAIの説明を特段増やすことはしなかったか

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independent tokyo 2024

independent tokyo 2024

independent tokyo 2024に出展しました!
このイベントは毎年東京で行われているアートフェアです。今回は出展に至った経緯と出展してみての感想をまとめていこうと思います。多分長いです。あしからず。

ちょっと自己紹介をしておくと私は大阪の泉州生まれで、数年前から奈良に住んでいます。作家活動は5年ほど前から始めて発表する機会は主に関西でした。アートフェアはUNKWON ASIA 20

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地域性とアート。

地域性とアート。

先日、和歌山で初めての個展と企画展を終えました。
ふらっと来ていただいた方、作品やグッズなど購入してくださった方、ワークショップに参加してくださった方、お忙しい中時間を割いて観に来てくださって本当にありがとうございます。

およそ一ヶ月間、展示の準備から展示、搬出、翌日搬入‥となかなか経験したことがないスケジュールで大変ではありましたが、関わって下さった皆さんのフォローもあり無事終えることができま

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Art Book Osaka 2024を終えて。

Art Book Osaka 2024を終えて。

大阪で行われた初開催の大型ブックフェアに参加しました!

本は今まで作ったことがなく、作品集やZINE作ってみたいな〜と思っていたところにこういうイベントを企画するというお話しを聞き、知り合いに声をかけて3人で1ブースを申し込み出展しました。

私たちは『とりあえ's』というユニット名で(とりあえず出そうか〜みたいなノリで決めた名前。。)、ふるやみかとイラストレーターの亭島和洋さん@kazuhik

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絵を描き続ける意味。

私は去年くらいから絵を描く意味がわからなくなっていた。

それは自分の環境がひとつの到達点に達し、不自由がなく制作できるようになったからだと思う。(もちろんいろんな人のサポートがあってのこと)

今までの自分からするととんでもなく良い環境だと思う。
そして今までと比べて一番人間らしく過ごせている。

それは私が私でいられるということ。

今までの私は私でいられることが難しかった。
そのなんともいえ

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個展「日常」

個展「日常」

3月21日からgallery yongouさんで個展がある。
なぜ「日常」というタイトルで個展をするのかを少し書いてみようと思う。

今回の個展は今までとちょっと違う。

yongouさんはギャラリー的なテイストもありつつインダストリアルな室内での空間で、普段白い壁でしか展示したことがなかった私の作品を違う視点から観ることができるなと思った。
あとオーナーのキヨさんの好きにやって〜という言葉を鵜呑

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国際女性デー HAPPY WOMAN FESTA

先日、和歌山の南紀白浜空港で開催されたHAPPY WOMAN FESTAに+SPACE galleryさんが出張展示をするということで私の作品も展示されることとなり、白浜空港まで行きイベントに参加しました。

そもそも国際女性デーは3/8だということを皆さんご存知だろうか。

3/8は女性の生き方を考えるという日で、国際的にはかなり有名だが日本では全国開催まで至らず、2023年では24の都道府県に

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個展まで、振り返り。その5(SOTAI)

個展まで、振り返り。その5(SOTAI)

2021〜2022年は、大阪を中心にさまざまな企画やグループ展に参加した。

個展からスタートし、自分が表現する基盤となるようなモチーフやテーマをここ数年推敲しながら展示をしている。
その中でも人型のモチーフ"SOTAI"の存在は大きい。

初個展”People”は、社会とともに生きる人々を描いた展示だった。
この個展タイトルのために作った人型のピクトグラムが”SOTAI”。
この大人のような子供

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個展まで、振り返り。その4

個展まで、振り返り。その4

前回はムサビ通信時代の話をした。
今回はその集大成といえる卒業制作と当時のセクシャリティについてまとめる。

卒業制作は1年かけて制作をした。
卒制ノートといわれる卒業制作にむけてドローイングなどまとめるノート(F10)一冊と、100号を2点描くのが課題だった。

通信の卒業制作は平面に限った。
(おそらく半立体でも大丈夫だったのかな?)
壁に掛けれるものでなければいけない制約があった気がする。そ

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個展まで、振り返り。その3(ムサビ通信)

個展まで、振り返り。その3(ムサビ通信)

武蔵野美術大学に通信課程がある。
その絵画コースに休学も含めると10年通っていた。

前記事にも書いているが、私が通信に入ったのは教員免許を取得したいためだった。
教員になりたい!という願望はそこまで大きくはなかったが、ひとまず食いっぱぐれることはないと考えた。(当時は私がパートナーを養えるために、という硬い思想をもっていた、、)

そもそも私は通信に入るまで絵を描いたことはほぼほぼない。
WIn

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個展まで、振り返り。その2(作家活動開始)

個展まで、振り返り。その2(作家活動開始)

私の作家活動は2019年のUNKWON ASIAという大阪で毎年行われるアートフェアからスタートした。
といっても作家になる、というよりも大学の通信教育課程を終えたばかりでまずは自分の腕試しでエントリーをした。大学の関係者以外の目で私の作品を観てほしい&反応をみたい、という気持ちだった。

元々は美術教員を目指して入った通信だった。
私は一度の人生、自分の作品がどのぐらい世の中に受け入れられるのか

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個展まで、振り返り。

個展まで、振り返り。

2023/7/7から三回目の個展が始まる。
私の作家活動の中で第二章と言えるスタートだと感じている。

なぜそう感じるのか。まだ短い作家活動期間ではあるが、記録を残していこうと思う。

今年の1月に自分の今までを話すトークイベントの機会をいただきお話させてもらった。
自分のこれまでを振り返ることは私の中でかなり意義があり、反応をもらい、これからのことをまた考えるきっかけになった。

作家として、一

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SAKURAGAWA CULTURE PARTY

SAKURAGAWA CULTURE PARTY

2023年1月、SCPというイベントで展示をさせてもらいました。
ご来場誠にありがとうございました!

秋頃にオファーがあり、去年の夏から働いている職場の繁忙期ともろ被りの中、やりたいことを詰めて展示させていただきました。
みなさんの力添えもあり、なんとか形になったかなと思います。感謝しかないです。

当初は新作を何点か展示というイメージしか湧かなかったのですが、今回音響や機材設備が整っている場所

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祖母。

祖母との思い出。

もう会えない祖母は昔から一緒にいる時間が多く、祖母の家でテレビを見たりご飯を食べたり親戚と一緒に時間を共にした。
そのうち自分が大人になっていつでも会えるからと会いに行かなくなって、かなり疎遠になっていった。
それでも展示を初めてした時大阪市内まで観に来てくれたことはすごい嬉しかった。
まさかその時が最後だなんて本当に思いもしなかったし今でも思う。

母方も父方の祖母もみかちゃ

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