ふるやみか Furuya mika

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ふるやみか Furuya mika

non-binary gender artist HP:https://sirjona3.wixsite.com/furuyamika instagram:jona3_ _ _ Twitter:jona3_1 SUZURI:https://suzuri.jp/jona3_1

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最近の記事

絵を描き続ける意味。

私は去年くらいから絵を描く意味がわからなくなっていた。 それは自分の環境がひとつの到達点に達し、不自由がなく制作できるようになったからだと思う。(もちろんいろんな人のサポートがあってのこと) 今までの自分からするととんでもなく良い環境だと思う。 そして今までと比べて一番人間らしく過ごせている。 それは私が私でいられるということ。 今までの私は私でいられることが難しかった。 そのなんともいえない気持ちは制作意欲に向かっていって、作品を作って発表をし自分の存在を作品をもっ

    • 個展「日常」

      3月21日からgallery yongouさんで個展がある。 なぜ「日常」というタイトルで個展をするのかを少し書いてみようと思う。 今回の個展は今までとちょっと違う。 yongouさんはギャラリー的なテイストもありつつインダストリアルな室内での空間で、普段白い壁でしか展示したことがなかった私の作品を違う視点から観ることができるなと思った。 あとオーナーのキヨさんの好きにやって〜という言葉を鵜呑みにさせてもらい(感謝!)、今私が描きたいものを描かせてもらった。 あとひとつは

      • 国際女性デー HAPPY WOMAN FESTA

        先日、和歌山の南紀白浜空港で開催されたHAPPY WOMAN FESTAに+SPACE galleryさんが出張展示をするということで私の作品も展示されることとなり、白浜空港まで行きイベントに参加しました。 そもそも国際女性デーは3/8だということを皆さんご存知だろうか。 3/8は女性の生き方を考えるという日で、国際的にはかなり有名だが日本では全国開催まで至らず、2023年では24の都道府県に限っている。 出典(https://happywoman.online/fest

        • 個展まで、振り返り。その5(SOTAI)

          2021〜2022年は、大阪を中心にさまざまな企画やグループ展に参加した。 個展からスタートし、自分が表現する基盤となるようなモチーフやテーマをここ数年推敲しながら展示をしている。 その中でも人型のモチーフ"SOTAI"の存在は大きい。 初個展”People”は、社会とともに生きる人々を描いた展示だった。 この個展タイトルのために作った人型のピクトグラムが”SOTAI”。 この大人のような子供のような、女性のような、男性のようなバランスで保っている人型を、のちにSOTAI

        絵を描き続ける意味。

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        • はじめに
          1本

        記事

          個展まで、振り返り。その4

          前回はムサビ通信時代の話をした。 今回はその集大成といえる卒業制作と当時のセクシャリティについてまとめる。 卒業制作は1年かけて制作をした。 卒制ノートといわれる卒業制作にむけてドローイングなどまとめるノート(F10)一冊と、100号を2点描くのが課題だった。 通信の卒業制作は平面に限った。 (おそらく半立体でも大丈夫だったのかな?) 壁に掛けれるものでなければいけない制約があった気がする。その点、通学生とは違って画一的だな、と当時は思った。 100号を2枚描く、という

          個展まで、振り返り。その4

          個展まで、振り返り。その3(ムサビ通信)

          武蔵野美術大学に通信課程がある。 その絵画コースに休学も含めると10年通っていた。 前記事にも書いているが、私が通信に入ったのは教員免許を取得したいためだった。 教員になりたい!という願望はそこまで大きくはなかったが、ひとまず食いっぱぐれることはないと考えた。(当時は私がパートナーを養えるために、という硬い思想をもっていた、、) そもそも私は通信に入るまで絵を描いたことはほぼほぼない。 WIndouws MEが入っている自宅パソコンの初期ペイントソフトでたまーにデジタル絵

          個展まで、振り返り。その3(ムサビ通信)

          個展まで、振り返り。その2(作家活動開始)

          私の作家活動は2019年のUNKWON ASIAという大阪で毎年行われるアートフェアからスタートした。 といっても作家になる、というよりも大学の通信教育課程を終えたばかりでまずは自分の腕試しでエントリーをした。大学の関係者以外の目で私の作品を観てほしい&反応をみたい、という気持ちだった。 元々は美術教員を目指して入った通信だった。 私は一度の人生、自分の作品がどのぐらい世の中に受け入れられるのか試したかった。講師業は教員でなくてものちのちできるかもしれないし、ひとまずやって

          個展まで、振り返り。その2(作家活動開始)

          個展まで、振り返り。

          2023/7/7から三回目の個展が始まる。 私の作家活動の中で第二章と言えるスタートだと感じている。 なぜそう感じるのか。まだ短い作家活動期間ではあるが、記録を残していこうと思う。 今年の1月に自分の今までを話すトークイベントの機会をいただきお話させてもらった。 自分のこれまでを振り返ることは私の中でかなり意義があり、反応をもらい、これからのことをまた考えるきっかけになった。 作家として、一人の人間として。どのように考え生きてきたのか。 もっとみなさんに幅広く知っていた

          個展まで、振り返り。

          SAKURAGAWA CULTURE PARTY

          2023年1月、SCPというイベントで展示をさせてもらいました。 ご来場誠にありがとうございました! 秋頃にオファーがあり、去年の夏から働いている職場の繁忙期ともろ被りの中、やりたいことを詰めて展示させていただきました。 みなさんの力添えもあり、なんとか形になったかなと思います。感謝しかないです。 当初は新作を何点か展示というイメージしか湧かなかったのですが、今回音響や機材設備が整っている場所だったこともあり、自分の人生を振り返りアーティストのふるやみかがどのようにしてで

          SAKURAGAWA CULTURE PARTY

          祖母。

          祖母との思い出。 もう会えない祖母は昔から一緒にいる時間が多く、祖母の家でテレビを見たりご飯を食べたり親戚と一緒に時間を共にした。 そのうち自分が大人になっていつでも会えるからと会いに行かなくなって、かなり疎遠になっていった。 それでも展示を初めてした時大阪市内まで観に来てくれたことはすごい嬉しかった。 まさかその時が最後だなんて本当に思いもしなかったし今でも思う。 母方も父方の祖母もみかちゃんがんばりやーと言ってくれる。その一言だけで元気が出てがんばろう!て思えていた。

          “WE ARE EVERYWHERE”

          京都芸術大学アートプロデュース(ASP)学科 山城大督研究室4年生の田中めいさんが、卒業制作としてキュレーションする展覧会「WE ARE EVERYWHERE」を9月23日より堀川新文化ビルヂングにて開催しています。 絵画/写真/本,zineなど多種多様な作品に出会える本展は、国内では東西、海外ではスペインからの作家4名、書店1店で構成されています。 ジェンダーに造詣が深い作品が多様な媒体で集まるという、関西ではあまりない展示です。私の作品もセクシャリティの視点から再考/

          セクシャリティについて。

          "ふるやみかです〜" と挨拶をすると大体3パターンくらいに反応が分かれる。 私は声が男性のように低く、見た目も短髪なので女性名を名乗ると困惑する方が大多数。2割程度の方はなにかに感づいて、そのまま質問する方が1割、なにも聞かないままお話を続ける方が1割。そんな印象だ。 別にどの反応が失礼で腹が立つ!とかそういう話ではない。 どの人も人と出会うタイミングが違っただけの話だから。 実際、私でもセクシャルマイノリティに出会う確率は少ないと感じる。 クローゼットで生きている人が

          セクシャリティについて。

          序章

          私は絵を描き始めたのが最近だ。 小中高とも絵はほぼ描かず、ムサビの通信に入学したのは教員免許を取得したかったから(生涯独身で食べていくには、、という理由。笑)で絵で勝負していこうとは入学当時全く思わなかった。 教育実習を終え、卒業が近づくにつれ絵の面白さが分かりチャレンジしてから生涯を終えたいと思うようになった。 卒業後にUNKNOWN ASIA2019に出展し、クリエイティヴな世界が身近に存在することを知り、今に至る。 去年奈良県へ移住し、穏やかな生活がやっと始まっ

          +NAMBA ART PROJECT SkyO Art week 2021SUMMER

          "カジュアルに、新鮮なインプレッション、アートに触れる、アートを飾る" 2021年7月26日(月)〜8月6日(金) 月〜木9:00-21:00 金9:00〜18:00 ※土日休み 会場:NAMBA SkyO(なんばスカイオ)10Fエントランス https://www.nambaskyo.com/ artist: Akio Takimoto/河崎ヒデオス/小瀬古文庫/ゴトウヨシタカ/坂口 拓/silsil/Takashi Mori/亭島和洋/ともわか/中村雅樹/ふるやみ

          +NAMBA ART PROJECT SkyO Art week 2021SUMMER

          parade of fools 2021

          ホルベインギャラリーで毎年恒例の企画グループ展に参加いたしました。 数珠繋ぎで総勢40名のアーティストがポートレートを描いています。 ギャラリーのポペリエさんが抽選しそれぞれ誰のポートレートを描くのか決めて制作にとりかかる企画展。参加アーティストはわりと国際色高めなのも特色。 私は写真家のリチャードダンのポートレートを描きました。 写真家の方をどう表現するのか。いつものようにペイントで表現するのもいいけどこの際違うやり方を挑戦してみよう!と思い写真とアナログで描いたドロー

          PLANT ART MAGAZINE #001

          大阪は天満橋、OMMビルの中にあるコミュニティアートスペース PLANT/ART Lab OMMさん × 特殊箔印刷「Sプリズムプリント」で従来の印刷の表現方法の限界に挑戦している有限会社サンクラールさん × 株式会社T&K TOKAの7色インク × 10名のアーティスト(instagram) 上田バロン |Emiko Kojima |河崎ヒデオス |キタイ シンイチロウ (DEVILROBOTS) |小瀬古文庫 |ふるやみか |maeda toshiyuki |Yuhe

          PLANT ART MAGAZINE #001