「経済的に生活レベルが下がるってわかっていたのに何故、離婚したの?わからないように上手く遊べば良かったのに」 友人からの言葉に価値観の差を感じた。 私にとって、…
私には帰るべき実家がない。 友人のほとんどが故郷といわれる実家に帰省したり、同居家族と過ごしたりするというのに…。 それでも毎年、年越しくらいは誰かと過ごしてき…
その6の続きです。 私は数年前まで女性であることを心のどこかで否定し、その性を心から楽しむことが出来ずにいた。 「可愛くなんていたくない、格好良くいたい」 「守…
その5の続きです。 それから数年して、ある男性と結婚した。夕食は毎日作ったし、できる限りの家事はして、完全に仕事と両立していた。 しかし、ここでも私の中の男が顔…
その4の続きです ある日の飲み会で、下ネタに大笑いする私を見て 「十六夜さん、そういうキャラだったんですか⁈えっ?そのキャラ…えっ?」 他部署の名前もしらない年…
その3の続きです。 「今日のパンツ何色?」 これが、直属の上司と2人きりの車内で言われた最初の言葉だった。 新人社員の私は、セクハラなんて言葉も思いつかず、何…
その2の続きです。 中学校生活は辛かった。 非常に厳しい校則と先輩との上下関係、毎日毎日その息苦しい空間にいるものだから、その歪みとしてイジメが横行していた。 …
その1の続きです 中学生といえば、思春期真っ只中。 女子のグループ行動は小学生の時よりも固定化されていくように思う。 あの女子特有のトイレ移動はなんなのだろう。行…
6歳になったら男の子になる! 4歳の私が自分に課した到達点。 "おママごとセット"の代りに、当時流行っていたボロットを手に入れ、近所の悪ガキ共と追いかけっこをする日…
十六夜(izayoi)
2019年12月22日 20:10
「経済的に生活レベルが下がるってわかっていたのに何故、離婚したの?わからないように上手く遊べば良かったのに」友人からの言葉に価値観の差を感じた。私にとって、結婚相手は、生活レベルを維持するための人ではない。生活を保障する人でもない。人生を共にする人だから。安定よりも、より良い状態へと変化する方を私は選ぶ。たとえ、生活レベルが下がったとしても、それで精神的な向上がみられるなら、そちらを
2019年12月5日 23:08
私には帰るべき実家がない。友人のほとんどが故郷といわれる実家に帰省したり、同居家族と過ごしたりするというのに…。それでも毎年、年越しくらいは誰かと過ごしてきた。姉や弟を呼んだり、帰省しない友人を見つけて声をかけたりした。 だけど、昨年はじめて1人で年越しをすることにした。自分で選んだ事とはいえ、若干センチメンタルになった。「はぁ〜、今年はひとりかぁ」深いため息をつく。ボリ
2019年12月4日 18:20
その6の続きです。私は数年前まで女性であることを心のどこかで否定し、その性を心から楽しむことが出来ずにいた。「可愛くなんていたくない、格好良くいたい」「守られるより、守りたい」何故、私は男性になりたかったのだろう。おそらく、家族の期待に応えたかったのではないかと思う。私には姉がいる。次に望むのは男児。「男の子だったら良かったのに」「男の子の名前しか考えていなかった」
2019年11月26日 16:00
その5の続きです。それから数年して、ある男性と結婚した。夕食は毎日作ったし、できる限りの家事はして、完全に仕事と両立していた。しかし、ここでも私の中の男が顔を出す。夫婦の会話は完全に男女が逆転していた。「仕事と俺、どっちが大事なんだよ」「主夫になりたいから、十六夜が養ってよ」本気なのか、試しているだけなのか、ただの憎まれ口なのか…夫「この服おかしくないかな?」私「大
2019年11月24日 12:41
その4の続きですある日の飲み会で、下ネタに大笑いする私を見て「十六夜さん、そういうキャラだったんですか⁈えっ?そのキャラ…えっ?」他部署の名前もしらない年下男性が、私と同じ部署の同僚の席に座り、視線を送って来ていたのは知っていた。「メル友になってもらえませんか」はじめてのコンタクトは彼からだった。恥ずかしそうに目を伏せる姿が可愛い、そう思ったけれど、それ以上の気持ちは芽生えな
2019年11月19日 12:48
その3の続きです。 「今日のパンツ何色?」 これが、直属の上司と2人きりの車内で言われた最初の言葉だった。 新人社員の私は、セクハラなんて言葉も思いつかず、何色のパンツを履いていたかも思い出せず、とにかく上司の質問に答えなければと焦って「えっと…多分、グレーだったと思います」と生真面目に答えていた。その後の会話は全く憶えていない…。 今考えればおかしな話だ。 そんな環境で仕事
2019年11月14日 00:51
その2の続きです。中学校生活は辛かった。非常に厳しい校則と先輩との上下関係、毎日毎日その息苦しい空間にいるものだから、その歪みとしてイジメが横行していた。くだらない校則とくだらない上下関係とくだらないイジメ…そこを飛び出して、新しく仕切り直しする。中学校では、ほとんど男子と話をせず過ごした。高校に入学してからも、それはしばらく続いた。友人は普通に男子と話をしているけれど、私
2019年10月29日 09:38
その1の続きです中学生といえば、思春期真っ只中。女子のグループ行動は小学生の時よりも固定化されていくように思う。あの女子特有のトイレ移動はなんなのだろう。行きたい人が一人で行けばいいのに、行きたくもないのに道連れになる。断ることは簡単だが、下手に波風も立てたくない。トイレに行く時は友達と一緒。それが常態化すれば疑問にも思わなくなるから不思議だ。そして、人の目を気にするお年頃。例
2019年10月25日 23:50
6歳になったら男の子になる!4歳の私が自分に課した到達点。"おママごとセット"の代りに、当時流行っていたボロットを手に入れ、近所の悪ガキ共と追いかけっこをする日々。こうして男の子と遊んでいれば、6歳には男の子になっているはず!私は、おママごと遊びに惹かれる気持ちを抑えながら、ひとつの希望を胸に外へ出て行った。しかし、お気に入りのロボットを取られては泣き、ちょっとした高さから飛び