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【度々紀行】関東を巡る(3・完)-千葉
ワットパクナム日本別院自分は寺社仏閣をめぐるのが好きです。それは国内のものに限らず、あまねく”好き”なので、このタイ寺院にもいつか行こうと思っていたのです。
日本には、外国の宗教施設も何気にけっこうありまして、これまでも機会があると拝観してきました。異文化を肌で感じるのは面白いですから。
でもそれだけではなく、新型コロナ禍以来、海外旅行に行くチャンスがなかなかつくれずにいたせいで、少しでも旅情気
【鑑賞日記】ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?展を観に行った
ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?-国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ@国立西洋美術館
国立西洋美術館の成り立ちや歴史については有名な話ではあります。そして現在もまた、西洋美術というキーワードをスタート地点として古典から近代美術史を通観することのできる美術館としての存在は確かなものでしょう。
では、そんな西美を現代のアーティストはどう捉えているのか?
【度々紀行】関東を巡る(2)-茨城
牛久シャトー日本の本格的なワインの醸造場として栄えた場所で当時の施設が歴史を感じさせます。園内の展示からはかつての様子が伺え、電気ブランもここでつくられていたということも新鮮な驚きでした。明治から昭和にかけての洋酒やカフェの歴史に深く関わっていたのですね。
当地は甲府と合わせて日本遺産に認定されているそうです。
甲府は小規模ブルワリーが集約する形態をとっています。
これに対し、牛久はシャトーがひ
【度々紀行】関東を巡る(1)-埼玉〜栃木
防災地下神殿首都圏の治水施設である首都圏外郭放水路。世間的には防災地下神殿の名のほうが知られているでしょうか。今回運よく見学予約ができたので、行ってきました。いやあ、いつか行きたかったんですよ。
予約したのは調圧水槽の見学となる「地下神殿コース」。映画やドラマなどでもよく使われる聖地的な施設ですね。あ、神殿だから聖地ってこと?(違います)
で。行ってみた感想ですが、これまでは写真でしか見れなか
【鑑賞日記】BankART Life7を観に行った
BankART Life7「UrbanNesting:再び都市に棲む」@BankART Stationほか
都市という存在をアートはどう捉えるのか。アートは都市にどう入り込んでいくのか。
都市とアートの関係性を表出させる企画というか、都市の情景をアートとして切り出すことによって都市の記号がアートに純化され、それが一巡してアート性が都市に内包されていることを感じさせる作品群でした。
(書いといて
【鑑賞日記】小金沢健人×佐野繁次郎ドローイング/シネマを観に行った
小金沢健人×佐野繁次郎ドローイング/シネマ @神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
素描って、油彩水彩等々のガッチリ描きあげられた作品よりも魅力的にみえると、いつも思っています。
思うに、素描は描き込み度合いがあまりなく、いい意味で手が抜かれて描かれている(観念的な)余白が多い作品なので、鑑賞者はその描かれていない隙間部分を無意識のうちに脳内補完しながら観ることになる。
結果、自分がもっとも理想的