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毛糸屋itoshigotoのこと

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仙台にUターンして毛糸屋を始めた複業サラリーウーマンの話
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地元にUターンして毛糸屋を始めましたが、また東京に戻ってきました。

地元にUターンして毛糸屋を始めましたが、また東京に戻ってきました。

この度、店主家族の都合により、仙台から東京に住まいを移すことになりました。Instagramにてお知らせした内容を、リンクなどで補足しながらnoteの方にも残しておきます。

スタッフ募集をしておりましたのでお気づきの方もいらっしゃったかもしれませんが、仙台のお店は、スタッフさんにご協力いただき、運営を続けていくことにしました。(ご安心を😉)

単身赴任や、お店ごとの引越し、お店を畳むことも含め

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写真家の頭の中(石内都さんインタビューを観て)

写真家の頭の中(石内都さんインタビューを観て)

写真を撮ることが好き、写真プロジェクトに興味があるという人におすすめの動画。いや、写真好きに限らずおすすめ。

3年前にYoutubeにアップされた動画なので古いんだけど、今日偶然(というか、アルゴリズムの作為によって)わたしのYoutubeのトップ画面に出てきてくれた動画。写真家の石内都さんのインタビュー。(海外のチャンネルですが、インタビューは日本語です)

石内都さんについては「ひろしま」の

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好きなことを仕事としてやり続けるために

好きなことを仕事としてやり続けるために

わたしは何がやりたいのか。何をして生きたいのか。
このお店を通して。わたしの人生で。

仙台にUターンして毛糸屋をはじめることにしたのが2020年の6月あたりだったから、もうちょうど4年になる。

コロナ禍で、自分が本当にやりたいことは何なのか、自分の人生を何のために使うのか考えた結果が、毛糸屋itoshigotoだった。当時わたしは社会人5年目、28歳で、「この先の人生全てをかけてすべきことを見

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24日間、毎日Youtubeを更新してみた。

24日間、毎日Youtubeを更新してみた。

12月、クリスマスまでの24日間、毎日Youtube動画を公開した。

今日は、

・毎日更新を続けるコツ
・小さなお店がYoutube発信をしてよかったこと

のお話を。

そもそものきっかけは、編み物界隈の海外のYoutuberさんたちがやっているVlogmas(ブログマス。短くても毎日、クリスマスまでの時間をVlogとして記録して公開するというチャレンジ)。

わたしは今までYoutubeの

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取材を受けながら、副業について思うこと(NHK おはよう日本でご紹介いただきました)

取材を受けながら、副業について思うこと(NHK おはよう日本でご紹介いただきました)

noteでは、会社員の仕事のかたわら複業で毛糸屋をやっていることを発信してきましたが、この度、NHKの朝の番組「おはよう日本」の副業特集に取り上げていただきました。

なんと、わざわざ東京から記者さん・カメラマンさん・音声さんが仙台のお店まで来てくださって、2分ほどの放送時間のために半日取材をされていかれました。

このツイートと、放送後にTwitterで探してくださった方々の反応がとても大きく、

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お店づくりの記録:壁がなくなり窓があく

お店づくりの記録:壁がなくなり窓があく

仙台で毛糸屋をつくっています。

コロナの混乱の中、ネットで見つけた物件を現地にいる母とのLINEでんわで内覧し、緊急事態宣言をはさんで現地を確認の上、無事物件を契約。

同時に、設計士の先輩に相談して「染色室、物販コーナー、事務所を備えたお店」を妄想から図面へ、そして実際の物件への工事へと進めてきました。

今は、大工さんに入っていただき、絶賛工事中!毎日、行くたびにどこかが変わっている、生き物

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価値観をひもとく:自分が、今、ここで、やる意味

価値観をひもとく:自分が、今、ここで、やる意味

わたしは「自分だからこそできることをやる」「自分がやる意味を考える」という考えを大事にしている。...って、いかにもゆとり世代っぽいのかなあ。

こういう考えを持つようになったのは、大学生の時に遡る。震災後、被災地の大学生として、アメリカで半年間インターンをしながら東日本大震災とその復興、東北の今について伝える機会を得た。半年間ものあいだ、国のお金、つまり国民の税金のサポートを受けて、アメリカで暮

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複業会社員・毛糸屋店主の妄想ルーティン(平日編)

仙台で毛糸屋をやりつつ、東京のIT企業のマネジメント職をリモートで行う28歳女性の妄想ルーティン(平日編)です。

リモートワークが普及した今、実家に帰り、複業としてやっていた毛糸屋の割合を増やした働き方をはじめます。(これは本当の話。秋からです。)会社員と毛糸屋の割合を会社に提案するにあたり、理想の1日、1週間、1ヶ月をデザインする妄想を膨らませてみました。

複業会社員・毛糸屋店主の妄想ルーテ

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靴下を編み、人に会いに行く

靴下を編み、人に会いに行く

自分からお誘いして、だれかとごはんに行ったり、あそんだりするのが苦手だ。思えば、ずっと。

ありがたいことに、今でもあつまる大学や高校時代の仲間は、そんなわたしに声をかけて連れ出してくれている人たちなんだ。本当にありがたいこと。

会社では営業職だし、自分のお店でお客様とお話しするのも大好きで、得意だとさえ思う。けれど、プライベートは別。わたしなんかが誘っていいんだろうか、嫌がられやしないか、とか

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複業会社員がトランク片手に行商していたころの話

複業会社員がトランク片手に行商していたころの話

前回のnoteでは、わたしが糸紡ぎと出会って、小商いとして手紡ぎ糸と手染め羊毛のお店を始めるまでの話を書きました。

今回は、作ったものをどうやってお客様に届けていたか、という話です。

糸紡ぎをメインに、作っていたのは

・糸の材料となる羊毛を染めたもの

・羊毛を紡いだ、手紡ぎ糸

・手紡ぎ糸を使って編んだニット小物(織ったものも)

・手紡ぎ糸をと木を使ったひつじのブローチ

などなど。

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趣味が高じて小商いを始めたころの話

趣味が高じて小商いを始めたころの話

会社員をしながら、自分の趣味を「複業」にしていった方法を振り返るシリーズ。

まずは、自分の趣味「編みもの」が商いになったきっかけから。

はじまりは、大学時代、自分で編んだかぎ針編みのショールを、初めて人前で羽織って使ってみたときのこと。友人がとても褒めてくれて、編み物ができること自体をとても驚かれた。あ、これが特技になりうるんだ、と気付いた。

そうやって編みものに没頭しつつあった大学時代、ひ

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消えゆく街の毛糸屋さん

消えゆく街の毛糸屋さん

はじめまして。itoshigoto(いとしごと)です。東京在住、都内のIT系企業に勤める会社員ですが、個人事業として毛糸屋をやっています。

出身は宮城県仙台市。大学卒業までを仙台で過ごしました。

そんな地元仙台には、学生だったわたしも行きつけの「木村屋」さんという毛糸屋さんがありました。2018年までは。そう、木村屋さん、なくなっちゃったんですよね。。

元々、都内の手づくり市などに出没して、

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