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#物書きさんと繋がりたい
【深掘り】「内なる声」=「創作キャラクターの語り」=「もう一人の自分」
これから書くことは、がっつり物書きさん向けのお話ですが、「キャラ対話」についての私の視点を再度、記事にしてみたいと思います。物書きさんや、物書きの頭の中に興味がある方はぜひ!
何年か前に自己対話を熱心にした際「自分を支えてくれるのは創作キャラだった」こと、また「頭の中のおしゃべり」という本を読んで感じたことを記事にしたことがありますが、今回はさらに個人的なお話。
・私の小説の書き方・今昔
私
「頭の中の声」について知りたい方必読! 『おしゃべりな脳の研究 ――内言・聴声・対話的思考――』
ずっとこのような本を探していました! 私が最近記事にしているような「頭の中の声」についての研究をまとめた本です。物書きさんでなくても、頭の中で聞こえる「声」の正体について知りたい方にオススメの一冊。ただし、気軽に読める本ではないので、ここで簡単に内容をまとめておきたいと思います。これを読んで「深く知りたい」と思った方はぜひ、ご自分で読んでみてくださいね(^O^)
なぜこれまでこのような本がなかっ
自己対話⑤ 創作キャラが私を支えてくれる『内なる存在』だった
最近、自己対話をする際にも活用(登場?)するのが、私の書いた小説に出てくるキャラクターたちです。
彼らは、いわば私の分身であり、集合無意識の集まりとも言える存在(後者はつい先日気がついたこと、後述します)です。
彼らとの対話は、とても心があたたまると同時に、いつでも勇気づけられます。彼らは、内なる母、と言ってもいいくらい、私のすべてを肯定してくれるからです。幼少期の実母からの愛情が欠如している
100%愛に生きる! くらいでちょうどいい【いろうたの「愛」と「物を書く時」の考え方】
表題は、「愛する意味(光文社)」の中で上田紀行氏が後書きで綴っていた言葉です。
私も、かねてから「愛」について述べてきましたが、上田氏の語る「愛」が最も共感できる。おそらく、上田氏が母子家庭に育ち、母親からの愛情を渇望していた点が、考察に説得力を生むのでしょう。
ここでいう「愛」とは?
物質的ではなくエネルギーなので、常に変化するもの。だから、昨日と違う態度を取られたり、裏切られたりして切な
電話で膨らむイメージ ~やっぱり妄想は頭の中でするのがいい!~
短大時代の友人と数年ぶりにおしゃべりしました。昨今は、ビデオ通話が主流になっていますが、ここはあえて「顔出ししない」音声のみの電話。顔を見なくたって、こちらには「妄想力」がありますから、声の調子からおおよその表情や態度はイメージできるものです。
会話の中で、「ラジオがいい」という話も出ました。テレビから繰り返し流れるネガティブな映像を見ていると落ち込んだ気分になるけれど、ラジオにはそのような情報
「愛するということ」を読んで【読書まとめ&いろうたの考え】
「愛するということ」(エーリッヒ・フロム著)をようやく手に取ることができ、一気読みしました。本を読んだことがないあなたでも、この一文は知っているかもしれません。
フロムは1900年にドイツで生まれた人ですが、内容は今読んでも全く古くない。むしろ、このような時代にこそ読まれるべきだと思います。
本書では様々な愛について書かれています。
・母性愛
・兄弟愛
・エロチックな愛
・自己愛
・神の愛
「普通」からの脱却 ~当たり前を疑う視点を持つ~
近頃、私の書く小説のキーワードに、「普通じゃない」があります。これはかなり意識していることで、あなたや身近な方にもそういう視点を持って欲しい、との思いから積極的に用いています。
そもそも、「普通」とは何か?
ずいぶん疑いの目を持つ方も増えてきたように感じていますが、それでもこの「普通」と言う考え方は厄介で、大多数の人の「出来る」や「基本的な能力」などが基本になっている。だから、そこに当てはまら
主人公たちには不幸を、読者には幸福を ~最近のいろうたの書き方、考え方~
以前にも紹介した、リサ・クロンの「脳が読みたくなるストーリーの書き方」は、実践すればするほど、確かに物語に深みが増してくると感じています。
わたしたちは、幸せな人生を望みながらも、波瀾万丈のストーリーを求めています。もちろん、自分自身の人生がジェットコースターのようであって欲しい、などとは誰も思いませんから、他人や小説の主人公に不幸な役回りをしてもらうわけです。
そして、物書きであるわたしは、