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【物語以外の記事】いろうたの主張・読書感想etc.

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物語以外の記事の大半は、こちらにまとめています。哲学・人生論・内観・自己対話など、読書や実体験を通して感じたことを綴っています。 小説を通しで読むのはちょっと……の方は、こちら… もっと読む
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記事一覧

固定された記事
「小説を書く」=「好き勝手生きる人間を書く」ということ

「小説を書く」=「好き勝手生きる人間を書く」ということ

週一くらいのペースで、まとまった文章(小説)を投稿しています。
読んでくださる方、「スキ」してくれる方にはいつも感謝しています。そちらに足を向けては眠れません(ほんとに!)。

投稿記事が小説ばかりなので、読みづらいページだと自覚しています。
そして私、いろうたがどんな人間かも伝わりづらい(笑)

そこで今回は、「投稿する小説」=「ほぼ私」である、と言うことをお伝えしようと思います。

私もかつて

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【考察】自分を「赦す」とはどういうことか?

【考察】自分を「赦す」とはどういうことか?

現在連載中の小説「愛の歌を君に」では、愛憎と赦しがテーマとなっています。中でも今回特筆したいのは第六話でも出てきた「自分を赦す」というテーマ。

読んでくださった方の中には、「相手を赦すのは分かるけど、自分を赦すってどういうこと?」と思った方もいるでしょう。そこで今回はその中の一つ「赦し」について考察していきたいと思います。

・まずは語源から

以前、日本語の語源についての記事を書いた際、「ゆる

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自分の心身&自分時間を大切にするために

自分の心身&自分時間を大切にするために


最初は食欲不振に陥った「子どものため」に始めた玄米食。半年近くが経過したいまでは子どものためだけではなく「私自身のことも考えて」玄米を炊いたり食材を選んだり料理したりする、というマインドに変化しています。

以前の食事は「作業」だった……

振り返ってみれば、食事の支度はいつも慌ただしく、また短時間で終えよう(終えなければ!)という妙な発想から、同時進行は当たり前だし、米を洗うのも割とテキトー…

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【深掘り】「内なる声」=「創作キャラクターの語り」=「もう一人の自分」

【深掘り】「内なる声」=「創作キャラクターの語り」=「もう一人の自分」

これから書くことは、がっつり物書きさん向けのお話ですが、「キャラ対話」についての私の視点を再度、記事にしてみたいと思います。物書きさんや、物書きの頭の中に興味がある方はぜひ!

何年か前に自己対話を熱心にした際「自分を支えてくれるのは創作キャラだった」こと、また「頭の中のおしゃべり」という本を読んで感じたことを記事にしたことがありますが、今回はさらに個人的なお話。

・私の小説の書き方・今昔

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【続】日本人が「さようなら」に込めてきた想いを読み解く

【続】日本人が「さようなら」に込めてきた想いを読み解く

前回は、再会を前提とした「さよなら」について記述しましたが、今回は「死後の世界を意識しながら使うさよなら」について考えてみたいと思います。

「さようなら」の語源おさらい

古来における「さようなら」は、「さらば(そうであるならば)よし、自害せん」(太平記)のように、死に際に用いられる接続詞であり、独立した別れ言葉ではありませんでした。

しかし、そのような使われ方をするうちに意味合いが変化し、接

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日本人が「さようなら」に込めてきた想いを読み解く

日本人が「さようなら」に込めてきた想いを読み解く

あなたは最近「さようなら」と言って別れたことがありますか? ちなみに私はそれに代わる言葉、「バイバイ」とか「じゃあね」とか「また明日」とかは言いますが、「さようなら」はおそらく使っていないと思います。

作詞家の阿久悠は晩年に「ぼくのさよなら史」の中で『果たして、今の人たちがさよならという言葉を使うのだろうか、と思うことがある。「さよなら」はすでに死語になったのだと気がつ』いた、と言い、その原因と

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【続】日本語を紐解きながら「あっとほーむ」な生き方について考えてみる

【続】日本語を紐解きながら「あっとほーむ」な生き方について考えてみる

前回は小説「あっとほーむ~幸せに続く道~」にちなんだワードを取り上げましたが、今回はこれからの時代を生きる上で大切にしたいと思っている「ゆるす」と「いのる」についてご紹介します。

「ゆるす」とは?

「ゆるす」の語源は「ゆるい状態にすること」からきているそうです。

日本語は面白いもので、同音異義語(例えば「はし」(橋・端・箸))は、同じ振動数を持っているため、共通した思念を持っているそうです。

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日本語を紐解きながら「あっとほーむ」な生き方について考えてみる

日本語を紐解きながら「あっとほーむ」な生き方について考えてみる

「あっとほーむ~幸せに続く道~」第四部をひとまとめにするに当たり、このたび冒頭からすべて読み直しました。第四部は特に「家族とは何か?」「自分らしく生きるとはどういうことか?」「死との向き合い方」など、深いテーマをいろうたなりに追究できたのでは、と思っています。

さて、そんな私は最近、語源や言葉の由来、本来の日本人が大切にしていた生活様式などの学びを深めています。現在の私たちが何気なく使っている言

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【抱負】2024年は、これまで以上に「今ここを生きることの大切さ」を伝えていきます!

【抱負】2024年は、これまで以上に「今ここを生きることの大切さ」を伝えていきます!

年が明けて10日あまりが経ってしまいましたが、ようやく新年の抱負らしきものが言語化できそうなのでここに記したいと思います。

2024年は、年始から立て続けに大きな出来事が日本を襲いました。わたしはこの出来事を通して改めて「今日と同じ明日は来ない」「今日の命を大事にしよう」と思うと同時に、日本人はいよいよ目覚めなければならないのだ、と痛感しました。

目覚める、と言うと何だかうさんくさく感じる方も

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日本語や|言靈《ことだま》について再考してみた ~よい影響を与える言葉を使う!~

日本語や|言靈《ことだま》について再考してみた ~よい影響を与える言葉を使う!~

先日ご紹介した本「今日、誰のために生きる?」をはじめ、最近では日本人の眠っている力を取り戻すことが鍵となる時代である、といわれています。

大學では國語學を学んでいたわたしとしては、とりわけ日本語の持つ力が取り上げれられることが素直に嬉しく、一層日頃使う言葉遣いに氣を付けようと思っているところです。

***

さて、お氣づきのかたもいらっしゃるかもしれませんが、この記事内で「靈」や「氣」といった

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心に余裕を持って生きると、人生が変わってくる ~とある本との出合いから見えてきたこと~

心に余裕を持って生きると、人生が変わってくる ~とある本との出合いから見えてきたこと~

ここ最近、心穏やかにすごすよう心がけて生活しているせいか、見える世界や起こる出来事が割と自分の思い描いたとおりになっている実感があります。私が小説「あっとほーむ」の中で常々描いているように「自分の内面や考え方が変われば、見える世界も変わる」し、「すべてが最適なタイミングで起こる」のです。

発売日(10月20日)以降、最寄りの本屋に足繁く通っても発見できなかった「今日、誰のために生きる?」(廣済堂

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お互いに人に会うのは嫌いだけど、友人で居続ける理由――二十年来の友人と久々に対面して感じたこと

お互いに人に会うのは嫌いだけど、友人で居続ける理由――二十年来の友人と久々に対面して感じたこと

週末は(移動も含めて)三日ほど東京に滞在していました。今回の主目的は祖母の三回忌の法要でしたが、今回取り上げたいのはその後のエピソードです。

ここ数年、帰省していなかったのはこれまでに何度か書いてきましたが、短大の友人にも会えていなかったので、このたびの法要に合わせて約束を取り付け、三年八ヶ月ぶりに会うことになりました。

その友人とはこの1年、3ヶ月に一度電話で話す仲で、今回も朝一番で東京駅ま

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「休みたい」が言えなくて倒れるくらいなら、代弁してくれるものに頼るのも手、かもしれない

「休みたい」が言えなくて倒れるくらいなら、代弁してくれるものに頼るのも手、かもしれない

子供の学校が始まった。新学期が始まるときに不登校の子供が増える、という話はよく聞く。新学期の様子を子供に尋ねたところ、休んだ子はほとんどいなかったと聞いてほっとした。少なくとも子供の所属する学年にそのような子はいなかったようだ。

ところが、長男の学年の先生(長男のクラスの担任ではない)が二学期から学年末まで休むことになり、代わりの先生が受け持つことになったと聞いた。それに伴って時間割も変わるのだ

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変わっていた町並み、変わらないようにみえた人々 ~帰省した際の出来事②2023夏~

変わっていた町並み、変わらないようにみえた人々 ~帰省した際の出来事②2023夏~

前回(①)の記事に引き続き、8/3~8/8に久々の帰省をして感じたこと、特に時の経過によって変わったこと、変わっていなかったことについて考察していきます。

○自宅脇にあった畑が住宅地に……

これが一番の変化でした。いつかはこの日が来ると思っていたのですが、ついに住宅が建つことになり、目下、土地の成形中……。実家は、朝日が昇る頃には日差しが居間に差し込んで明るいのですが、住宅が建ち並んだらそれも

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