見出し画像

主人公たちには不幸を、読者には幸福を ~最近のいろうたの書き方、考え方~

以前にも紹介した、リサ・クロンの「脳が読みたくなるストーリーの書き方」は、実践すればするほど、確かに物語に深みが増してくると感じています。

わたしたちは、幸せな人生を望みながらも、波瀾万丈のストーリーを求めています。もちろん、自分自身の人生がジェットコースターのようであって欲しい、などとは誰も思いませんから、他人や小説の主人公に不幸な役回りをしてもらうわけです。

そして、物書きであるわたしは、その不幸な人生を主人公たちに課すという、心苦しい作業をしなければならない。決して楽な作業ではありませんが、それをすることによって起伏のあるストーリーを生み出すことが出来るのです。

ただ、相変わらず愛着ある登場人物に苦難を与えるのは心苦しく、救済措置を取ってしまうのはキャラ愛ゆえ(^^;)リサ・クロンは「主人公をとことん追い詰めろ」と言っていますが、おそらく、どんな悪役であってもそこまでいじめることは出来ません(T_T)

それはわたしが、彼らの気持ちに寄り添うことで、心情描写にも深みが生まれると思っているからです。つまり、とことん追い詰めると言うことは、書き手である私自身を追い詰めることに等しいわけで、そりゃあ苦しくもなります(^^;)

とはいえ、主人公たちにはやはりそれなりの苦しみを味わってもらうことになるので、毎回、どんな不幸を体験してもらおうか悩みながらも、いくつか案を書き起こし、ボツにしては全体としてまとまるようなエピソードを織り込んでいきます(楽しくもあり、苦しくもあり……)。

苦しみ、もがく姿もさることながら、それを自力で克服していく様子を通して読者の皆さんにはストーリーや主人公たちの幸福を一緒に喜んでもらえたらと思っています。

***

日々の学びの中で、苦しみや悩みは自身の執着から来るもの、と分かってきました。それでもわたしたちは、それらにとらわれてしまうからこそ人間らしいとも言えます。

主人公たちがラブラブするだけの物語を読まされたら途中で投げ出したくなる(゚Д゚)!ように、人生にも、上手くいかないことや嫌なこと、苦しいことといった「スパイス」が必要。面白い小説はその「スパイス」が効いているからこそ、読後感が良いのです。

もっとも、私は書きたいものを書いているので、私の意図することが伝わる読者は少ないかもしれません。それでも、一作品、一場面でも共感して下さる方がいる限り、投稿し続けていくつもりです。

なお、投稿ペースにムラがあるのは、最善のストーリー展開にするにはどうしたら良いか、悩みながら書いているためです。ご理解いただければ幸いです(^-^)


💖本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます(^-^)💖
あなたの「スキ」やコメント、フォローが励みになります。
ぜひよろしくお願いします(*^-^*)


あなたに寄り添う、いろうたのオススメ記事はこちら↓

🔳自己紹介
🔳いろうたの記事 サイトマップ
🔳敏感な親子のゆっくり生活(マガジン)
🔳完結小説あらすじ
🔳いろうたの主張まとめ(マガジン)
🔳HSP向け記事まとめ(マガジン)
ストア(ミンネ)にて、心を癒やす「文字アート」販売中です

この記事が参加している募集

#スキしてみて

523,364件

いつも最後まで読んでくださって感謝です💖私の気づきや考え方に共感したという方は他の方へどんどんシェア&拡散してください💕たくさんの方に読んでもらうのが何よりのサポートです🥰スキ&コメント&フォローもぜひ💖内気な性格ですが、あなたの突撃は大歓迎😆よろしくお願いします💖