いろうた@「今、ここを生きる」を描く小説家

読んだ方が心のゆとりを取り戻せるような物語を書いています💖全小説「愛」がテーマ💖1男1…

いろうた@「今、ここを生きる」を描く小説家

読んだ方が心のゆとりを取り戻せるような物語を書いています💖全小説「愛」がテーマ💖1男1女の小学生を子育て中の内気な主婦。繊細さん&内観好きさん向け・物語以外の真面目な記事はマガジンにまとめてあります🥰過去記事でもお気軽にスキ&コメント&フォローしてください🥰無断転載・転用NG❗❗

マガジン

  • 小説「愛の歌を君に」&「愛の歌を君に2」

    2024年2月18日より連載開始の小説、「愛の歌を君に」とその続編「愛の歌を君に2」をまとめたマガジンです。週一回投稿を目標に執筆中。見出し画像にはAIイラストを使用しています! 世の中に対する違和感や不満を持つ方、歌の力を信じている方必見です! 関連記事に、作中で登場する歌もアップしています(こちらもAIで作曲しています。歌詞はいろうた作です)ので、合わせて聞くとより楽しめます! 第一部: アコースティックギターバンド「サザンクロス」に属する麗華、拓海、智篤の三人が織りなす、大人の愛と憎しみの物語。 第二部: ひょんなことから若返ってしまった中年組バンド「サザンクロス」の三人が、メジャーの陰湿ないじめに立ち向かい、『世界征服』を目指すお話。

  • 【物語以外の記事】いろうたの主張・読書感想etc.

    物語以外の記事の大半は、こちらにまとめています。哲学・人生論・内観・自己対話など、読書や実体験を通して感じたことを綴っています。 小説を通しで読むのはちょっと……の方は、こちらの記事を読んで頂くことで、いろうたの頭の中をご覧いただけるかと思います。(ちなみに小説は、ここで主張していることを物語形式にしたもの、と考えて頂いて構いません。) メインの物語を執筆中は投稿少なめですが、気長に待って頂けると嬉しいです。

  • HSP向け記事まとめ✨

    HSPについての学び、考察、主張についての私の記事をまとめています。 個人の考えではありますが、共感して頂けたら嬉しいです。 日々、追加していきます。フォロー大歓迎!

  • いろうたの小説「あっとほーむ~幸せに続く道~」第一部~第四部

    2022年10月連載開始の小説「あっとほーむ~幸せに続く道~」第一部~第四部をまとめたマガジンです。 第一部~第二部: 友人公認とは言え、彼らの娘との結婚に「イエス」というべきか? それ以前に、彼女を幸せにすることができるのか? 悩める46歳独身のおじさんの大恋愛! 彼がどのような答えを出すのか、必読です! 第三部: 高齢の老夫婦と若夫婦との五人暮らしがはじまる。ここでは皆、「今ある幸せ」「いま生きていることの奇跡」を噛みしめながら生きる。新しい命を授かるまでの、過去から未来へ続く壮大な物語。 第四部: 元プロ野球選手の永江孝太郎は、野上家の人々との交流を通して希死念慮を手放し、新しい目標を掲げて人生を再スタートさせた。そこへ現れた同級生、水沢庸平。彼は孝太郎にもう一度野球をさせようと奔走するが……。 家族との別れ、家族の支え、生きていることの喜びを徹底的に描いた渾身の物語。

  • お気に入り記事まとめ

    たくさんのフォロワーさんの素敵な記事が埋もれないよう、 ここにまとめておこうと思います(ようやく着手… 2021.4~)。 主に、フォローさせていただいている方、 フォロワーさんの記事をピックアップします。 「マガジン追加」について、 こちらからコメント等はいたしませんが、 何卒ご了承ください。 (もし気になる方がいらっしゃいましたら、お気軽におっしゃってください)

最近の記事

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【一氣読み・長編小説】「愛の歌を君に」

こちらは長編小説「愛の歌を君に」(全13話)を通しで読めるようにまとめた記事です(一部修正しています)。テーマは「愛と赦し」。読み応えたっぷりの物語となっております。人生を変えたい方はぜひ読んでみてください🥰 <<あらすじ>> 前編 1.<麗華>  歌手、レイカとして活動するようになって三十数年。あたしは一人で歌詞と曲を紡ぎ、世に送り出してきた。誇りであり、自慢であり、生きがいでもある音楽活動を、これからもずっと、生涯やっていく。もちろん、一人で。  最近ではネッ

    • 【連載小説】「愛の歌を君に2」#15 月明かりの下での共演ライブ

      前回のお話(#14)はこちら 前回のお話: 43.<麗華>  ショータさんの予言は見事に当たった。SNSを通してブラックボックスの三人が揃うらしいとの噂を耳にしたアリーナの観客、そして拓海の歌う姿をウェブ上で目の当たりにした人たちが続々と球場に押し寄せ始めたのだ。売れ残っていたチケットは飛ぶように売れ、後半のライブが始まる一時間前には満席になったのだった。   *  夕方になり、辺りがどんどん暗くなっていく。通常であればナイター用の照明をつけるところだが、停電の今

      • 連載小説「愛の歌を君に2」第15話に登場する曲をアップします!

        第二部・第15話にてブラックボックスが歌う「シェイク!」と、ラストを飾る曲「LOVE&PEACE」をアップします! 音声投稿がMAX5分のようなので、曲と曲との間に無音を入れるゆとりがありませんでした💦 「シェイク!」のあと、すぐに「LOVE&PEACE」がはじまるので、物語に合わせて聞きたい方はその点だけ、ご留意ください。 本編も合わせて読んでいただけると嬉しいです! 本編を読みたい方は以下へ! https://note.com/irouta/n/nd9949d8027da

        • 【連載小説】「愛の歌を君に2」#14 奇跡のショータイム!

          前回のお話(#13)はこちら 前回のお話: 40.<麗華> 「ちっ……」  電話を切った智くんは舌打ちをした。恐る恐る問う。 「今、停電って言ってたけど……。ショータさんはなんて?」 「あいつ今、アリーナにいるらしい。これからこっちに来ると言っていたが、何やらいい考えを持っているようだ。ここからが僕らの本番だ、とも……」 「この状況でこれからが本番……? どういうことかしら?」 「さあな……。しかし、まずは現状をなんとかしなければ。あいつが来るまで何もせずに待

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        【一氣読み・長編小説】「愛の歌を君に」

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        • 敏感な親子のゆっくり生活
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          改めて、「今ここを生きる」ことの大切さを思い出す

          昨日(九月十三日)に、ペンキ画家のショーゲンさんとライフアーティストのサトケンさんのコラボ講演会に行ってきました! 「誰のために生きる?」と言う本の著者であるショーゲンさんのことは以前にご紹介しましたが、とても素敵なペンキアートを描かれるので、いつかその絵を手に取ってみてみたいなと思っていたところ、その夢が叶いました!! ショーゲンさんのお話は、ほとんどが本に書かれていることだったのですが、知っているエピソードなのになぜか、聞いているうちに涙が込み上げてくるんです。おそら

          改めて、「今ここを生きる」ことの大切さを思い出す

          【考察】友人との会話は長く続くのに、他の人との会話は続かない理由

          先日、遠方に住む短大時代の友人と電話でおしゃべりをした。何を話したか、思い出そうとしても思い出せないくらい他愛ないことなんだけど、もうすっかり恒例になって三ヶ月に一度、三時間ほどの会話を楽しんでいる。 なぜこんなにも続くのか。改めて考えてみると、単に氣があう、考え方が似ているだけではないことに氣付く。 一つは、無言の時間を許容し合える点。 私たちは音声のみで話す。お互いの顔は見ない。もっと言えば見る必要がない。その分、話に集中できる。ただし、相手と共有できる視覚情報がな

          【考察】友人との会話は長く続くのに、他の人との会話は続かない理由

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#13 嵐の球場ライブ

          前回のお話(#12)はこちら 前回のお話: 37.<麗華>  ライブ日が近づくにつれ、アリーナで行われる音楽フェスの宣伝が過剰なまでに行われるようになった。特に目を引くのがテレビCM。「来場者全員に、お好きなアーティストのグッズを一つプレゼント!」と謳うだけならまだしも、「同日同エリアで行われるインディーズバンドのライブ会場と間違えないよう、ご注意ください!」と表示するのはさすがにやり過ぎだと思う。  ただ、心配しているのはあたしだけで、拓海と智くんはむしろ「勝手に

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#13 嵐の球場ライブ

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#12 ライブの最後を飾る曲を巡って……

          前回のお話(#11)はこちら 前回のお話: 34.<麗華> 「音楽性の不一致からブラックボックスは解散し、リオンだけがソロデビューすることになったと事務所から公式発表がありました」  ある程度心づもりはしていたが、ショータさんから報告を受けたあたしたちは耳を疑った。それは一週間ぶりにライブハウスを訪れたときのこと。開店前に特別にステージを借り、三人でライブの予行演習をしたあとの出来事だった。    加えて、未だブラックボックスを名乗るユージンとセナに対しては、即刻活

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#12 ライブの最後を飾る曲を巡って……

          【脱・報連相】何でもかんでも報告しない、ということ

          少なくとも、私の親きょうだいは報告し合う。結婚し、家を出て久しいというのに、である。近況報告することを否定したいわけではない。嬉しい報告ならいくらでもしていいとも思う。しかし、そのような出来事は滅多にないから、氣付けば随分連絡を取っていないなと言うことは、私の場合、良くある。 だからといって、調子が悪いだの病氣になっただのと言った報告をするつもりは一切ない。それには以下のような理由がある。 私自身、人生観が変わる三十歳頃までは、自分はもちろん家族が病氣になったら報告してい

          【脱・報連相】何でもかんでも報告しない、ということ

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#11 ピアノ曲、完成

          前回のお話(#10)はこちら 前回のお話: 31.<麗華>  ライブ日は奇しくも一年前に、サザンクロスを再結成すると宣言した祝日に決まった。それもこれも弟たちがうまく話を付けてくれたおかげ。本当に感謝の言葉しかない。  特別に球場内に入れてもらい、広さを体感する。ショータさんは観客席を見回しながら「これだけの人数、集められるかなぁ?」と不安を吐露したが、その隣であたしは自分が球場の真ん中に立って歌うイメージをする。ステージに立つ前にはいつもこうしてイメージトレーニン

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#11 ピアノ曲、完成

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#10 ライブハウスの前で『歌う』

          前回のお話(#9)はこちら 前回のお話: 28.<麗華>  氣持ちが一つになった今、あたしたちは「自分たちの力を見せつけてやるんだ」と、智くんを筆頭に盛り上がっている。もちろん、リオンを取り戻すのは簡単なことではない。貧乏なインディーズバンドが、潤沢な資金のある音楽事務所に立ち向かうこと自体が無謀だと言うことも全員が承知している。それでもあたしたちは理想を掲げ、自己表現を続けていく。万が一、立てた作戦が失敗に終わってもあたしたちは諦めない。何度でも立ち上がる。その姿勢

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#10 ライブハウスの前で『歌う』

          【お知らせあり】未来を憂う前に、今日に目を向ける!

          私事ですが、先月中頃から今月頭にかけて、発熱を伴う風邪&自宅の庭に巣くっていた蜂を刺激して刺される(!!)、と言う災難に遭っておりました(;´Д`) 幸い、どちらも回復(後者は回復中)しておりますが、そんな最中、「巨大地震注意」という事態を受け、思ったことがあります。 人はいつ、危険にさらされ、命が終わるか分からない!! ということ。 健康に氣をつけていれば長生きできると無意識のうちに思っている方も多いかと思いますが、予期せぬ事故や災害に巻き込まれる恐れは日常的にある

          【お知らせあり】未来を憂う前に、今日に目を向ける!

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#9 逆転のシナリオ

          前回のお話(#8)はこちら 前回のお話: 25.<麗華>  ライブハウス「グレートワールド」は以前、拓海たちが連れてきてくれた場所。ブラックボックスのユージンとの出会いもここだった。その彼はあたしより先に店の前に着いていて、顔を合わせるなり睨んできた。あたしが説得しきれなかったから怒っているに違いなかった。 「ごめん。連れ戻せなくて……」 「あ、いや……。麗華さんに怒ってるわけじゃなくて……」  しゃがみ込んでいるユージンに謝ると、彼は我に返ったように表情を和らげ

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#9 逆転のシナリオ

          いろうた流・振り仮名のこだわり

          小説の投稿が続いたので、今回は「言葉」についてのお話。 連載小説「愛の歌を君に2」の読者様の中にはお氣づきの方もいらっしゃるかと思いますが、わたくし、今回は作品内の歌詞中で振り仮名を多用しております(見出し画像を参照下さい🥰)。 そうでなくても、かねてから振り仮名をつけるのは好きで、noteでルビ機能が搭載されたときには大喜び。すぐに試したほどです。 これぞ日本語の面白さの一つだ、と思っていますが、私の好みだけを述べても仕方がないので以下、「振仮名の歴史」(今野真二著・

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#8 それぞれの交渉

          前回のお話(#7)はこちら 前回のお話: 22.<麗華>  社長があたしの話を真面目に聞いてくれる保証はどこにもなかった。むしろ面会を断られる可能性すらあった。しかし社長は、あたしが連絡すると三日後にリオンを含めた三人で会う時間を作ってくれた。 「お久しぶりね、麗華。インディーズでもうまくやっているみたいじゃなーい?」  通された応接室で待っていると、社長はあたしより七つも上とは思えない、真っ赤なスーツに真っ赤なヒールという出で立ちでリオンと共に現れた。そしてあた

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#8 それぞれの交渉

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#7 真夜中の話し合い

          前回のお話(#6)はこちら 前回のお話: 19.<麗華>  あたしと智くんは声を上げ、拓海は目を丸くした。ショータさんだけは「悪いシナリオが発動しちゃったか。こりゃあ参ったなぁ……」と、口では言いながらも驚いてはいない様子。先ほど聞いたとおり、これは彼の中では想定しうる出来事だったのだろう。  いや、あたしもその可能性が頭をよぎってはいた。でもまさかね、と思っていたところにそんな話が飛び込んできたもんだから動揺しているのだ。  仲間を裏切って一人でメジャー契約をし

          【連載小説】「愛の歌を君に2」#7 真夜中の話し合い