はらぐちゆうや

トライバルメディアハウス勤務。ぼちぼち書きます。よろしくお願いします。

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マガジン

記事一覧

具体と抽象

具体と抽象を行き来することは呼吸をすることと同じくらい大切。無意識でできるくらいに体にしみ込ませるべき感覚であると今更ながら感じました。 仕事の中で、話のレイヤ…

人は比較する生きもの

弊社では「TPA」という制度(マーケティングだけでなくビジネスで必要な領域を幅広く学ぶ)があり、その機会をいただきました。今回のテーマは「行動経済学」です。 「経…

現代の魔法使いは誰か。

弊社では「TPA」という制度(マーケティングだけでなくビジネスで必要な領域を幅広く学ぶ)があり、その機会をいただきました。今回のテーマは「社会学」「社会心理学」で…

これから必要になるSDLという眼鏡

弊社の教育支援制度の一つ「TPA」で1年間学ばせていただいており、もう、ラスト数回。今回の課題は、「サービス・ドミナント・ロジック」についてです。 「サービス・ドミ…

関係づくりのマーケティング

つながることプッシュ・プル型のマーケティング中心であった「売手主導型」の時代からリレーションシップマーケティング、アドボカシーマーケティングと「顧客主導型」のマ…

ブランドの作り方の考え方、色々。

今回の課題図書はこちら。 ターゲティングや絆はマーケティングにはいらないその中の「ブランディングの科学」では、数値的エビデンスに基づいたマーケティング論について…

初心者インストアマーチャンダイジング的視点によるスーパー観察記

インストアマーチャンダイジングについて学んだ今回。課題図書はこちら。 インストア・マーチャンダイジングは小さなAIDMAの連続インストア・マーチャンダイジングは店舗…

チームプレイだ!流通は。

今回は、物流、ロジスティクス、サプライチェーンマネジメントについてです。課題図書はこちら。 物流関連の書籍をここまでがっつりと読むことなんてなかったのですが、こ…

インフルエンス力

今回も骨太な課題図書が4冊。 その中からこちらの本、中心で書きます。 「影響力の武器」 これまでTPAで出てきた話や理論の根底にあるような「人間とはどういう生き物なの…

コミュニケーションの歴史

今回の課題図書はこちらの3冊です。 その中から「情報大爆発」について書きたいと思います。 2007年に発行された本だけど、書かれていることが、今現実に起こっていること…

製品開発は作ってからも売れてからも勝負が続く

今回の池塾(TPA)の課題図書は製品開発やプライシングの話です。 日本はアーキテクチャ革新に長けている日本は製品アーキテクチャ革新に長けている。という記述がありま…

人はどのように自分のニーズを満たすのか。

人がモノやサービスを購入したり消費したりするときには、ニーズが発生します。ニーズとはなにかが不足している状態を指していて、ウォンツはその不足を埋めるものです。 …

マーケティングについて範囲広すぎて書くことまとまりきらなかった回。

今回はマーケティング全般。範囲広いです。 課題図書はこちらです。 マーケティングの定義を今回の課題図書のグロービスから引用すると下記です。 マーケティングとは、…

財務や会計の入口に立ったよ

会社で経営戦略などを学ぶ機会をいただきました。課題図書を読んで気づいたことや、印象に残ったこと、学びなどをつづっていきます。 ▼課題図書はコチラ 今回は、会計や…

人事管理部門尊敬します。

トライバルメディアハウスに勤めています。会社で「経営戦略」について学ぶ機会をいただき、課題図書からの気づき、発見、思ったことなどを綴っていきます。 今回の課題図…

メンタルアカウンティング

メンタルアカウンティング(こころの会計)とは 人はそれを入手した経緯や状況、労力、感情で同じ金銭価値のものでも大事に感じたり、比較したときに価値を下に感じたりす…

具体と抽象

具体と抽象

具体と抽象を行き来することは呼吸をすることと同じくらい大切。無意識でできるくらいに体にしみ込ませるべき感覚であると今更ながら感じました。

仕事の中で、話のレイヤーを合わせて会話をせよ、議事録書く時の項目の立てるときや資料を作成するときに情報の粒度をそろえよ、仕事の分担や指示を出すときに伝える内容の齟齬をなくすようにしよう、などの場面で、普段は感覚的にとらえていたことのイメージがよりくっきりと見え

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人は比較する生きもの

人は比較する生きもの

弊社では「TPA」という制度(マーケティングだけでなくビジネスで必要な領域を幅広く学ぶ)があり、その機会をいただきました。今回のテーマは「行動経済学」です。

「経済学」は論理的に合理的に消費について語る学問であるのに対し、今回テーマの「行動経済学」は人の感情や心理に重きをおいて消費行動について語る学問です。
普段自分たちが生活の中で合理的ではないがそう判断している構造やこころの動きみたいなものを

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現代の魔法使いは誰か。

現代の魔法使いは誰か。

弊社では「TPA」という制度(マーケティングだけでなくビジネスで必要な領域を幅広く学ぶ)があり、その機会をいただきました。今回のテーマは「社会学」「社会心理学」です。

課題図書は以下の3冊です。

脱魔術化私たちは大地震のニュースを聞いたとき、あるいは伝染病が蔓延して多くの犠者が出たとき、それが神の仕業であるとは思わない。

私たちは、地震がプレートの跳ね返りであり、伝染病が菌によるものであり、

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これから必要になるSDLという眼鏡

これから必要になるSDLという眼鏡

弊社の教育支援制度の一つ「TPA」で1年間学ばせていただいており、もう、ラスト数回。今回の課題は、「サービス・ドミナント・ロジック」についてです。

「サービス・ドミナント・ロジック」(以降 SDL と表記)を理解するには「グッズ・ドミナント・ロジック」(以降 GSL と表記)についても語られており、それぞれの特徴をまとめてみました。

GDLでは価値があるのは「モノ」。サービスは「モノ」に付随す

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関係づくりのマーケティング

関係づくりのマーケティング

つながることプッシュ・プル型のマーケティング中心であった「売手主導型」の時代からリレーションシップマーケティング、アドボカシーマーケティングと「顧客主導型」のマーケティングへと移り変わっていくぞ(すでに移ってきているぞ)というおよそ10年前に書かれた本書が今回の課題図書のひとつ。

お客様は疑い深くなり、情報はいたるところから発信されていて、商品やサービス、ブランドや企業そのものの実態について企業

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ブランドの作り方の考え方、色々。

ブランドの作り方の考え方、色々。

今回の課題図書はこちら。

ターゲティングや絆はマーケティングにはいらないその中の「ブランディングの科学」では、数値的エビデンスに基づいたマーケティング論について書かれており、いつもとは違う視点を学ぶことができました。

そこでは、ターゲティング・ポジショニングは不要。消費者によるロイヤルティや、企業と消費者の絆はブランド間で大差ないのでマーケティングで考えることではない。マーケティングで必要なの

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初心者インストアマーチャンダイジング的視点によるスーパー観察記

インストアマーチャンダイジングについて学んだ今回。課題図書はこちら。

インストア・マーチャンダイジングは小さなAIDMAの連続インストア・マーチャンダイジングは店舗に来店したお客様にその場で購入の決断させるためのマーケティング的考え方であり、小さなAIDMAのPDCAを回すことだと感じました。

店舗を回りながら、
陳列位置や魅力的なパッケージ、POPなどをきっかけに「興味を持つ」
→ 近寄っ

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チームプレイだ!流通は。

今回は、物流、ロジスティクス、サプライチェーンマネジメントについてです。課題図書はこちら。

物流関連の書籍をここまでがっつりと読むことなんてなかったのですが、この分野も、世の中の環境に適応するように考え方を変化させてきました。
しかも自組織だけのコントロールの話で留まらない調整が必要でかなりハードな世界です。
マーケティング4P(Product、Price、Place、Promotion)では、

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インフルエンス力

今回も骨太な課題図書が4冊。
その中からこちらの本、中心で書きます。
「影響力の武器」

これまでTPAで出てきた話や理論の根底にあるような「人間とはどういう生き物なのか」といったことが
研究結果ととものに書かれいて、分厚い本だったけど今までの学びを思い出しながら読めました。

なぜ、人は動かされるのか?個人的には、「判断を人にゆだねて思考停止で自動運転するから」だと思う。
人にゆだねることで隙が

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コミュニケーションの歴史

今回の課題図書はこちらの3冊です。
その中から「情報大爆発」について書きたいと思います。

2007年に発行された本だけど、書かれていることが、今現実に起こっていることが多く本当に10年以上前にかかれた本?…と想いながら読みました。

色々な具体例をもとに過去についての語りから、未来を予測するような
内容が続いており面白く読むことができました。

インターネットのルーツからインフルエンサーの存在ま

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製品開発は作ってからも売れてからも勝負が続く

今回の池塾(TPA)の課題図書は製品開発やプライシングの話です。

日本はアーキテクチャ革新に長けている日本は製品アーキテクチャ革新に長けている。という記述がありました。

アーキテクチャ革新とは・・・製品の中にある個々の要素技術が新しいものでなくても、それらを製品として組み合わせるためのアーキテクチャが革新的な場合を、アーキテクチャ革新と呼びます。

アーキテクチャ能力が高いと技術どうしの複雑な

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人はどのように自分のニーズを満たすのか。

人がモノやサービスを購入したり消費したりするときには、ニーズが発生します。ニーズとはなにかが不足している状態を指していて、ウォンツはその不足を埋めるものです。

例えば、「お腹がすいた」はニーズ。ニーズはどの人も同じかたちをしています。一方でウォンツのかたちはひとそれぞれ。ラーメンが食べたい人もいれば、肉が食べたいひともいて、時間がないからコンビニの弁当がいい人もいます。ウォンツは十人十色。

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マーケティングについて範囲広すぎて書くことまとまりきらなかった回。

今回はマーケティング全般。範囲広いです。
課題図書はこちらです。

マーケティングの定義を今回の課題図書のグロービスから引用すると下記です。

マーケティングとは、顧客満足を軸に『売れる仕組み』を考える活動のことを指します。

『売れる仕組み』をつくるためには、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」といった経営資源をどのように活用していくかを常に考え続ける活動であり、完成されたものではなく現在進行形で変

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財務や会計の入口に立ったよ

会社で経営戦略などを学ぶ機会をいただきました。課題図書を読んで気づいたことや、印象に残ったこと、学びなどをつづっていきます。

▼課題図書はコチラ

今回は、会計や財務といったなどお金回りの話。
貸借対照表(バランスシート=B/S)や損益計算書(プロフィット&ロス=P/L)、キャッシュフロー計算書(C/S)といった【財務3表】の基礎について学びました。

この財務3表の読み方を理解すると、企業が公

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人事管理部門尊敬します。

トライバルメディアハウスに勤めています。会社で「経営戦略」について学ぶ機会をいただき、課題図書からの気づき、発見、思ったことなどを綴っていきます。

今回の課題図書はこちら。

全体の印象ですが、内容の起伏があまりなく、読むの苦しかったなというのが感想です。でも、採用、育成、配置、評価、昇進、昇格、モチベーション管理、退職管理がすごく大切だということも頭では分かっています。

なので苦しさと同時に

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メンタルアカウンティング

メンタルアカウンティング(こころの会計)とは
人はそれを入手した経緯や状況、労力、感情で同じ金銭価値のものでも大事に感じたり、比較したときに価値を下に感じたりすること。

たとえば、神社でもらう5円(ご縁)のお守り。
金額的には5円だが、お会計のときに5円足りないからと言ってそれを使って支払うことは無い。すでに5円以上の価値を感じているから。

たとえば、自分で買ったDVDと、キャンペーンで当選し

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