メンタルアカウンティング

メンタルアカウンティング(こころの会計)とは
人はそれを入手した経緯や状況、労力、感情で同じ金銭価値のものでも大事に感じたり、比較したときに価値を下に感じたりすること。

たとえば、神社でもらう5円(ご縁)のお守り。
金額的には5円だが、お会計のときに5円足りないからと言ってそれを使って支払うことは無い。すでに5円以上の価値を感じているから。

たとえば、自分で買ったDVDと、キャンペーンで当選して届いたDVD
同じ作品だった場合、自分で買ったDVDの方が大切に感じる(価値を上に感じる)。

これって、コト消費やトキ消費(その時のその場所でしか消費できない時間が過ごせること)を生み出す行動経済学のひとつだと思いました。どれも、感情が価値を決めている。


メンタルアカウンティング(こころの会計)を別の表現をすると、お金の使い道を狭い範囲で区切って考えがちということ。そのため俯瞰してみると合理的でない判断も、その狭い範囲の中では合理的ではないと気付かず行動していることがある。

たとえば、下記のケースだとBを選択する人の割合のほうが多いと言われている。

A)5,000円のチケットを買って歌舞伎を見に行ったところ、会場でチケットを紛失していることに気付く。再度5,000円のチケットを購入するかどうか。

B)チケットは当日会場で購入する予定で出かけ、会場についたところ5,000円を紛失していることに気づく。しかし、歌舞伎は始まってしまうので5,000円のチケットを購入するかどうか。

Aの方は「チケット代」にトータル10,000円出費したと感じており、Bの紛失した5,000円は「チケット代」と別勘定と無意識にとらえており、「チケット代」としては5,000円しか出費していないという感覚。総合的にみるとどちらも10,000円の出費なのに…。

人は合理的には動かない生き物。

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