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パブリックコメント

パブリックコメント


第2期島根創生計画(2025~29)

目指す将来像

「人口減少に打ち勝ち、笑顔で暮らせる島根」

「島根創生計画」は今年度(2024)が最終年度となることから、現在、2025年をスタートとする第2期の策定作業が進んでいます。

今年6月に骨子が示され、この8月には、各分野の取組が書かれた計画素案が公表されました。

今後、地域公聴会やパブリックコメントなどが予定されています。

島根県H.P

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(公務員の仕事)第2期島根創生計画(2025~2029)の策定作業が進んでいます

(公務員の仕事)第2期島根創生計画(2025~2029)の策定作業が進んでいます

今回の記事は、島根県庁職員が仕事する上で、「最も基本とするもの」である「島根創生計画」の第2期の策定作業を紹介する記事です。予算編成作業との関係もあわせて紹介します。

島根創生計画とは?

島根県の施策運営の基本方針となる最上位の総合計画です。現行の第1期計画は2020-2024年度を期間としています。「人口減少に打ち勝ち、笑顔で暮らせる島根」を掲げ、産業の活性化、若者が働きやすく、子育てしやす

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人口問題を考える

人口問題を考える


【はじめに】

人口減少が進み、働き手が減っていく。
財政赤字は、拡大の一途をたどり、地方は消滅の危機にあります。
「人口減少」は確かに重大な問題なのですが「人口の原理」について、考えてみることにします。

【日本の人口】

僕たちは令和時代の日本をどうつくるか日本の人口は、2008年の一億二千八百万人をピークに人口減少時代に入リました。
過去にも人口減少期は、ありましたが、人口が激減した時代は

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地域の課題解決は円卓会議で

地域の課題解決は円卓会議で

【地域の課題解決は円卓会議で】

【主旨】

これまで、地域の課題解決は、主に町内会から行政に要望事項や問題点を挙げ、解決することが多かった。

しかし、町内会も役員の高齢化や担い手不足、人々の価値観の変化などで、存続が危ぶまれています。

町内会を「地域の課題解決のため、行政との折衝や議会への要望を取りまとめる集合体としての市民協議の場」に出来ないかだろうか?

町内会・行政・議会・中間支援組織

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【町内会の定義】

共同防衛を目的とした全戸加入を原則とする地域の住民組織 p.34

住民組織としての町内会
戦後 幾度かの議論の的になり、現在も その存在が課題とされ、改革の余地があると思うが「どうしたものか!?」と考えあぐねいている人も多い。
今、あらためて考えてみたい。

『砂の器』と木次線 出版までの道のり(1)

『砂の器』と木次線 出版までの道のり(1)

 いつもありがとうございます。このブログでは書籍【『砂の器』と木次線】に関する情報をお伝えしています。本の概要をお知りになりたい方は、以下の記事をご参照ください。

 本書について、いろいろとご質問をいただくのですが、多くの方から聞かれるのが「本を書くのにどれくらいかかったのか?」というお尋ねです。
 結論から申し上げますと、本を書くことを思いついて作業を始めてから実際に出版されるまで、約1年5か

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二極化は止まらない。「町内会-コミュニティからみる日本近代-」を読んで

二極化は止まらない。「町内会-コミュニティからみる日本近代-」を読んで

 仕事で自治会との関わりも多く、住んでいる集落での村役なども勤めたことで、考えさせられることが多かったので、読んでみた本。かなりマニアックな内容で、思っていたより社会運動の話が多いので読む人は選びそうですが、個人的には気付きや学びがしっかりあった1冊でした。

 中身は買って読んでくださいなので、以下雑感です。

自治会が存在する理由

 集落の伝統的な行事やお困り事をまとめる役、くらいの認識であ

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まちの "案内人" に要求される資質

まちの "案内人" に要求される資質


【はじめに】

機関誌『観光文化』で、観光ガイドの特集がなされていました。

私自身、"まちあるき" のガイド、つまり案内人をやった経験があります。
その地を訪れた人と地域を繋げる「まちの"案内人"」 

「まちの"案内人"」に要求される資質とは!?
これまで、いろいろ習ってきたり、経験した事から考えてみることにします。

注) あえてガイドと云う表現はせず「まちの"案内人"」と云う表現をします

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自ら考え 主体的に行う"まちづくり"

自ら考え 主体的に行う"まちづくり"


【はじめに】

"まちづくり"とは!!
1980年代後半の「ふるさと創生」から始まったと言われています。
この本を読んで、重要なポイントは「時代をヨミ取る力を養う」ことだと思いました。
時代時代の社会の変化と、人々の生活価値観をヨム。

以下、"まちづくり"の歴史を見ながら、これからの"まちづくり"について考える切っ掛けになればと思います。

【知っておきたい基礎知識】

この本は、"まちづくり

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「プライスレスな収入」という価値を作る。「嬉しかった」を積み重ねた2023年度のこと。

「プライスレスな収入」という価値を作る。「嬉しかった」を積み重ねた2023年度のこと。

今日は「お金では計れない収入についての報告」なるものを行うことにしました、というお話です。

私たちくらしアトリエはNPO法人で、通常、年に1度の定期総会が義務付けられています。

今年度も、その総会に向けて準備を進めているところ。その中で感じていることを、今日はコラムとして綴ってみようと思います。

総会では活動計算の報告を行うのですが(企業で言うところの決算報告)、これとともに、「お金では計れ

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【人口減少問題】

【人口減少問題】

【人口減少問題】

昨日(4/24)人口戦略会議の資料が公開されました。
『地方自治体「持続可能性」分析レポート』

これが理由ではないと思うが、2020年2月5日にNoteへ投稿した小熊英二著の『地域をまわって考えたこと』
タイトル【「地域」とは何か。を考える】へのアクセスが増えていた。

地域の問題について、関心が高い事が伺えます。

2024.04.25.

(公務員の仕事)予算要求のスケジュール

(公務員の仕事)予算要求のスケジュール

自治体の予算編成のスケジュールは、以下のような流れです。

1 予算案の作成・とりまとめ(9〜11月)
2 財政課及び知事による査定(12〜1月)
3 予算案の議会上程・議決 (2〜3月)

それぞれについて解説します。

翌年度の予算編成は9月頃にスタートします。初めに予算編成の基本方針が決まり、予算編成方針にしたがって、各課ごとに予算案が作成され、部局ごとにとりまとめられ、11月頃、予算要求と

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『砂の器』と木次線

『砂の器』と木次線

1979年(昭和49)の8月島根県仁多郡横田町の八川地区にある「八川駅」で『砂の器』と云う映画のロケが行われた。

八川駅には「亀嵩驛」と云う看板が設え(しつらえ)られた。

それから2ヶ月後の10月に映画『砂の器』は、全国の映画館で公開された。

毎日映画コンクール大賞・キネマ旬報脚本賞・ゴールデンアロー賞映画賞・モスクワ国際映画祭審査員特別賞など数々の賞を受け、興行的に大成功を収めた。

目次

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まちづくりを考える日

まちづくりを考える日

最近、地域コミュニティーやコミュニティーデザインに関する本を読み返している。
理由は、人口減少により地域の経済や活動諸々が維持出来なくなって来た状況があります。

はじめに 

人口減少で、どんな事が予測されるか!?都市部も、農山漁村も事象は同じと考えています。

1)空き家・空地が増える(“まち"のスポンジ化)
2)働く場所が無くなる
3)小売業(商店・コンビニなど)の閉鎖・撤退
4)公共交通が

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