すなきす(書籍:『砂の器』と木次線)

日本映画の不朽の名作『砂の器』(1974年)が製作、公開されてから今年で50年。あの「…

すなきす(書籍:『砂の器』と木次線)

日本映画の不朽の名作『砂の器』(1974年)が製作、公開されてから今年で50年。あの「亀嵩(かめだけ)」の名シーンはいかにして生まれたのか?本書では、地域の視点から作品とロケが行われた島根・木次線沿線との関わりを探りました。

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あの伝説の名シーンは…「『砂の器』と木次線」プロモーション動画もどき

映画『砂の器』のサウンドトラックから、タイトルバックの音楽(作曲:菅野光亮)に乗せて、本書のプロモーション動画もどきを作ってみました。 このメロディーを耳にするだけで、気分はすっかり『砂の器』です!

    • 発売から4か月

      このところ島根県内も連日20度を超える初夏のような陽気が続き、桜(ソメイヨシノ)の見ごろもあっという間に通り過ぎました。この1か月間は、年度替わりで世の中全般に忙しい時期だったこともあり、本書【『砂の器』と木次線】に関してもそれほど動きはありませんでした。そんな中、昨日(4月14日)はYouTubeの配信番組「不忍ブックストリームⅡ」でお話する機会をいただきましたのでご報告します。 「不忍ブックストリームⅡ」とはこの配信は、東京の谷中、根津、千駄木(通称:谷根千)で「一箱古

      • 内田先生からのお手紙

        「『砂の器』と木次線」をお読みいただいた方からお手紙をいただきました。便箋6枚にわたってきれいな文字で丁寧にしたためられたお手紙です。送って下さったのは、長年『万葉集』などの研究をされてきた京都大学名誉教授の内田賢徳先生です。 内田先生は1974(昭和49)年に映画『砂の器』のロケが行われた島根県大東町(現・雲南市)の下久野地区のご出身で、なんとその年の夏は下久野の生家に滞在されていて、映画のロケもご覧になったとのことです。本書を読んで「懐しさという感傷を意味する表現では蔽い

        • 発売から3か月

          弥生、3月。「三寒四温」という言葉のように、寒暖の波が続いていますが、少しずつ春本番に近づいているように思います。本書の発売から3か月。最近の動きをまとめてご報告します。 奥出雲に春日太一さん来訪!3月の最初の週末、映画史研究家・時代劇研究家の春日太一さんが、はるばる奥出雲までいらっしゃいました。 映画『砂の器』の大ファンだという春日さん。以前から奥出雲で「聖地巡礼」をしたかったとのことで、木次線沿線に残る数々のロケ地をご案内しました。春日さんのブログで少し紹介されています

        あの伝説の名シーンは…「『砂の器』と木次線」プロモーション動画もどき

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          発売から2か月

          早いもので2月も半ば、本書の発売から2か月が経過しました。1月後半からの主な動きなどを、ざっくりまとめてみます。 松江のベストセラーに一瞬だけランクイン!島根県の地元紙、山陰中央新報は毎週土曜日に見開き2ページで書評などの読書の特集を組んでます。その一角に「ベストセラーズ」というコーナーがあり、東京(紀伊國屋書店新宿本店)、松江(今井書店グループセンター店)、米子(本の学校今井ブックセンター店)のその週のベストセラー1~10位が紹介されるのですが、1月27日の紙面で松江の第

          Copilot in Windowsに書評を書いてもらいました

          いつのまにかパソコン画面の右下に見慣れないアイコンが出来ていました。 Copilotという名前のAIチャットボットで「ChatGPTのMicrosoft版」なのだそうです。 せっかくなので、本書の書評を書いてもらったところ、なかなかそれっぽい感じになったので、ご紹介します。(2月14日作成) 「『砂の器』と木次線」の書評 「『砂の器』と木次線」は、日本映画の不朽の名作である「砂の器」(1974年)が公開されてから50年を迎える節目の年に刊行された書籍です¹. この本は、地

          Copilot in Windowsに書評を書いてもらいました

          発売から1か月

          今年最初の投稿です。 元日、能登半島で最大震度7の大きな地震が発生しました。直線距離で約400キロ離れている島根県松江市でも、テレビの緊急地震速報から少し遅れてゆらゆらと揺れました。日本海沿岸に津波注意報が出たため、市内の防災無線からサイレンが鳴り、物々しい雰囲気に包まれました。 今回の地震災害で被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。 新年早々つらい出来事が続きましたが、2024年は映画『砂の器』が公開されてからちょうど50年になります。本書「『砂の器』と木次線」

          発売から2週間

          こんばんは。今年も残すところ、あと2日と数時間ですね。どんな年末年始をお過ごしですか? さて、【『砂の器』と木次線】の発売から2週間が経過しました。 本書にまつわる今週の動きをご紹介します。 南陀楼綾繁さんにご紹介いただきました12月26日(火)の夜に、編集者、ライターの南陀楼綾繁さん(島根県出身)がXの生配信で本書を紹介して下さいました。 22分30秒頃からです。どうぞお聴きください。 今回は5分ほどのご紹介でしたが、別の機会を設けてもっとちゃんと紹介したい、と仰って下

          発売から1週間

          こんにちは。島根県内は昨日から雪が降っていて、山間部ではきょう(22日)の11時現在で積雪が40センチを超えているところもあるようです。車の運転などにはお気をつけください。 方言研究者の方からのメール さて、先週の金曜日(15日)に拙著「『砂の器』と木次線」が発売されまして、おかげさまでいろいろな方から反響をいただいています。 関西の大学で長年方言の研究をされていた名誉教授の方から、ありがたいお褒めのメールをいただきました。奥出雲にも方言研究のために何度か足を運ばれたそう

          発売日、奥出雲へ

          【『砂の器』と木次線】、ようやく本日(12月15日)発売日を迎えました。この日も関係者へのお届け行脚で、奥出雲へ出かけました。 『砂の器』の舞台で、木次線の沿線でもある地元の本屋さんにちゃんと本が並んでいるか、著者としては大いに気になるところです。 都市部と違い、書店の数が圧倒的に少ない山間部。奥出雲町には現在、本屋さんは(おそらく)2軒しかありません。その1つ、三成地区(『砂の器』で今西刑事が降り立つ出雲三成駅があるところ)の商業施設、仁多ショッピングセンター「サンクス」(

          本が完成!関係者にお届けしたところ…

          ついに本ができあがりました!奇しくも12月12日、木次線が全線開通(1937年)した記念日に、初めて手にしました。 この本を執筆するにあたり、20人以上の方々に取材等でお世話になりました。できあがった本を皆さんにお届けするために、翌13日の朝から木次線沿線の雲南市、奥出雲町を回りました。 本をお持ちしたところ、手作りのしめ縄を下さった方が。そういえばそろそろ正月の準備をする時期ですね。 他にも、本を持って取材先の皆さんのお宅を1日かけて回る間に、さまざまな頂き物をしまし

          本が完成!関係者にお届けしたところ…

          木次線まつり!チラシもどうぞ

          こんばんは。12月15日(金)の発売を前に、書籍【『砂の器』と木次線】の販促用チラシとポスターが出来上がりました。 折しも9日(土)と10日(日)、「元気いっぱい 木次線まつり2023」というイベントが、JR木次線・木次駅近くのチェリヴァホール(島根県雲南市木次町里方55番地)で開かれるという情報を、編集者がキャッチしました。 残念ながら、本の発売はイベントには間に合いませんが、せめて来場される皆さんにチラシだけでも持ち帰っていただこうということで、実行委員会の物販担当の

          木次線まつり!チラシもどうぞ

          立ち読み(試し読み)できます!

          こんばんは。書籍【『砂の器』と木次線】が、いよいよあと10日ほどで発刊されます。 版元のハーベスト出版(島根県松江市)のサイトで、冒頭部分(一部を除く)の立ち読み(試し読み)ができるようになりました。 すぐ下のバナーからどうぞ。 昭和世代の方は、丹波さんのキャラクターを思い出しながら読んでいただくと、より楽しめるかと思います! ご予約はこちらから。

          立ち読み(試し読み)できます!

          どういう本なのかをご説明しますと…

          こんばんは。お立ち寄り下さり、ありがとうございます。 このnoteでは、島根県松江市のハーベスト出版から12月中旬に発売される書籍【『砂の器』と木次線】のご案内をしています。 どういう本なのかを知っていただくには、ほんとうは実際に手に取って読んでいただくのが一番なのですが、校了はほんの数日前、印刷はこれからの段階なので、そうもいきません。 お伝えするのはなかなか難しいのですが、どういう本かを簡単に説明しますと、たまたま地元で映画のロケに出くわした田舎の小学生のボウズが、そ

          どういう本なのかをご説明しますと…

          本日、プレスリリース

          こんにちは。昨日(23日)は、26年間運行してきたJR木次線の観光トロッコ列車「奥出雲おろち号」のラストランで、沿線には大勢の人が集まって別れを惜しみました。 さて、急ごしらえのこのnoteですが、思いがけず多くの方にフォロー、スキをしていただき、ありがとうございます。 本日、版元のハーベスト出版(島根県松江市)からプレスリリースが行われますので、その内容をこちらでもご紹介します。 書籍【『砂の器』と木次線】 23年12月中旬 発売開始 日本映画屈指の名作『砂の器』公開

          はじめまして

          「『砂の器』と木次線」という本が2023年12月に、島根県松江市のハーベスト出版から刊行されます。著者の村田と申します。 主に島根県内の本屋さんの店頭に並ぶことと思いますが、 取り急ぎ、Amazonの予約ページが出来ましたので、お知らせします。 また、ハーベスト出版のオンラインショップでも予約注文できます。 本の詳細は、おいおいご紹介していきます。 どうぞよろしくお願いします。