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考え方

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自分にとって、好き嫌い、支持不支持、善悪などの評価如何にかかわらず、考えさせられた、新たな視点を学んだ、考えるに値する重要さがあったと感じた記事を記録しておく場所です。この記事リ…
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2022年11月の記事一覧

リトルワイズと25歳

リトルワイズと25歳

最近になってリトルワイズという単語を知った。これは男女平等を初め、色々と価値観が当たり前のようにアップデートされており、当たり前のようにアップデートされているため、老害じみた偽善者めいた平等などわざわざ主張しない今の十代のことである。すでにもう身につけているのだ。

だが、私はその考え方がいつまで持っていられるかわからない。実をいうと私も男女はそこまで変わらないと10代までは思っていた。だが歳をと

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お母さんに「あなたの期待を上回っていますか」と聞けますか その2

お母さんに「あなたの期待を上回っていますか」と聞けますか その2

こんちこれまたずんずんです。今回は前回のブログ「お母さんに「あなたの期待を上回ってますか」と聞けますか その1」の続きになります。

🌟前回までのあらすじ🌟

シンガポールで一流エリートになるべく、コーチングを受け始めたずんずんだったが、なぜだか家族問題に直面することに…。トラウマのびっくり箱の家族問題にずんずんのMPはもう0よ!許してやって!!

※コーチングについては、こちらのブログ「お父

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「将来の役に立つことをしなさいという」大人の顔をした予言者たち。

「将来の役に立つことをしなさいという」大人の顔をした予言者たち。

「将来の役に立つことをしなさいという」大人の顔をした予言者たち。

私は中学生の時に「そんなもの将来の役に立たないからやめなさい」とそれまで描いていた絵を破られました。まだお小遣い制のころ、漫画用の原稿用紙とアイシーのスクリーントーンを貼った、親にとっては価値のない、それどころか時間の無駄の産物を破られたわけです。

覚えているのは父がラフ原稿(ネームと呼べるようなレベルではなかったかもしれないで

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ひざまづけ!命乞いをしろ!…リベラル派の『ムスカ化』を超えるためのメタ正義入門(理論編)

ひざまづけ!命乞いをしろ!…リベラル派の『ムスカ化』を超えるためのメタ正義入門(理論編)

全世界は再びリベラル派の元にひれ伏すことになるだろう!!
リベラルは滅びぬ、何度でも蘇るさ!リベラルの理想こそ人類の夢だからだ!」

(トップ画像はジブリ公式から)



これは前編=実践編↓に引き続きの後編=理論編なんですが・・・

前編↑では、最近フェミニズムに限らずアメリカ由来のリベラル派の理想が、「天空の城ラピュタ」の「ムスカ」のように高圧的な感じになりがちで、それで結局その「理想」ごと

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全世界は再びフェミニズムの元にひれ伏すことになるだろう!!…『リベラルのムスカ化』を超えるためのメタ正義入門(実践編)

全世界は再びフェミニズムの元にひれ伏すことになるだろう!!…『リベラルのムスカ化』を超えるためのメタ正義入門(実践編)

「ひざまづけ!命乞いをしろ!」
「フェミニズムは滅びぬ、何度でも蘇るさ!フェミニズムこそ人類の夢だからだ!」(トップ画像はジブリ公式から)

何の話???って感じで書き出してしまいましたが、日本における女性活躍とかジェンダー平等の実際的な進め方について、経営コンサル的現場感から結構誠実な書き方をした記事を最近アップしまして・・・

でもなんかなまじ誠実な感じで書いたんで地味になっちゃって、読んでく

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自由に家族をつくるためには、「家族主義からの脱却」が必要? -『結婚と家族のこれから』筒井淳也-

自由に家族をつくるためには、「家族主義からの脱却」が必要? -『結婚と家族のこれから』筒井淳也-

家族に関する連載のなかで、「家族は自由になっている」と書いたことをちょっと反省している。というのも、さいきん読んだ『結婚と家族のこれから』という本で、「それはちがうぜ」といったことが書かれていたからだ。

『結婚と家族のこれから』の概要は、こんな感じ。本の紹介ページからの抜粋でご容赦を。

著者の筒井淳也さんによれば、現代社会で起きているのは「家族の自由化」ではなくて、「共働き社会化」だ。

もう

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11月15日の記録

11月15日の記録

言葉の多い家に生まれた。17年間、言葉の力を一度も疑わずに生きてきた。私にとって言葉は、他者と他者との境界線を甘く滲ませる水彩絵の具のようでもあり、行き場のない感情に居場所を与える暖かいこたつの中のようでもあり、アイデンティティを与えてくれる名刺のようでもあった。言葉はナイフだ、という標語みたいなものも有名だけど、私は、言葉は鋭さを持たないような気がしている。誰かを酷く傷つけ、時に死にまで追いやる

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「批判」「疑う」をやめて「前提を問う」

「批判」とか「疑う」は、合理的な精神の持ち主なら必ず行うべきものだと思われている。新聞やテレビなどマスコミの言うことを鵜呑みにするな、疑ってかかれ、とも言われる。鵜呑みにする人間を合理的精神に欠けた人間としてバカにする風潮もある。しかし、これらには困った副作用がある。

自分に批判的精神があると思う人ほど、何でも疑ってかかる人ほど信じ込んで疑わないという状態に陥りやすいこと。
これは恐らく、傲慢さ

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