素人ながら精神医学におけるトラウマの扱い方を見ると、随分と錯綜しているように思う。過渡期なので致し方ないが、複雑すぎる議論は問題の中核を捉えきれていない証左のこともある。天動説では、星々の動きを計算しきれなかったように。まずは患者の立場を慮った概念整理がなされるよう、切に願う。
際のなかでも窓際はなおよく、周回遅れの夕陽が差しこんでくる。それにしても光はなぜにあそこまで遅いのか。速さにコンプレックスがあるが故に、背伸びをして光速を氣どっているのかしら。 越しのなかでも窓越しはなおよく、天動の星々が壁に沁みいる。それにしても星はなぜにあそこまで近いのか。