再生補修

架空の話、妄想の話です 事実より面白さが優先です 事実の方が面白い場合は事実です DI…

再生補修

架空の話、妄想の話です 事実より面白さが優先です 事実の方が面白い場合は事実です DIY、補修、修理、手入れが趣味です 思い立ったらすぐ行動するので疲れます

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【ショートショート】進撃せず非巨人

19世紀、北海道の西側の島、奥尻島にて私は生を受けた。 東北地方から魚を追いかけてここに住み着いた和人の子孫である。 天気の良い日は島から対岸の本島がはっきりと見える。 目を凝らすと煙や何かの反射した光などが確認できるため、確かに向こうにも人が居て生活していることが分かる。 大人たちから「あのあたりが瀬棚で向こうが江差だ」などと教えられるため、地名と場所は知っているものの、 船に乗ったことのない私にとって奥尻島は全てであり、未知の対岸を眺めることは星空を眺めることとあまり変

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      【写真】桜咲いた

      • 【ショートショート】古い時計

        コロナウイルスに感染し、寝込んでしまった。 ベッドから寝室の時計で時間を確認するか寝るかぐらいしかできずにいた。 ふと気づいたのだが、それにしてもこの時計、電池を替えた記憶がない。父がホームセンターで買ってきた時計だったと思うが、亡くなったのは30年以上前であり、そこからは一人暮らしである。 そうなるとこの電池は少なくとも30年は電池交換していないことになる。 コロナが完治し、そんなことも忘れていたのだが、ある日、急に寝室の時計のことを思い出した。コロナでおかしくなっていた訳

        • 【随想】しゃべるな危険

          生活していると色々と常に考えている訳だが、口に出しさえしなければ極端に言えば大丈夫である。 憲法第19条に 『思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。』 とあるので、とりあえずは日本国にいる限りは法的には保障されている。 従って、顔や態度に出てもギリギリセーフであり、尻尾を掴まれてはいない訳である。この「システム」を利用しない手はない。 とぼけていれば良いのである。 勿論、行動に出てはいけないのだが。 そう考えると少しだけ人間関係が楽になるかも知れない。 「あの人

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        【ショートショート】進撃せず非巨人

          【随想】(閲覧注意)上半身と下半身

          まだ上半期ではあるが、下半身の方は下品とか汚いとかいうイメージが付きまとう。 「下ネタ」とか言うくらいだから体の下半分はあまり人前でオープンにしない方が良い感じがするし捕まることがあるので気をつけたい。ただし、銭湯やトイレの中は問題はないことだけは確かである。 一方の上半身も筋肉があればオープンにしたくなるのかも知れないが、胸毛、脇毛、ぜい肉などが気になり始め、個人的にはあまりオープンにしたくない。 それをいってしまうと、顔の方がオープンにしたくないし、僭越ながら、対人的

          【随想】(閲覧注意)上半身と下半身

          【随想】治るってすごい

          仕事柄なのか指先や手の平が気づいたら切れて血が出ていることが多い。 絆創膏を貼って1週間もすれば治って本人すら忘れてしまう。 当たり前過ぎて気にしていなかったが、改めて考えると、この「治る」というやつは凄い。 金属は切断したり加工したらそのままで、前の状態に「治る」ことはない。 木材はそれに比べたら気温や湿度によって反ったり、薄いキズなら蒸気を当て膨らませて目立たなくさせたりできるので、やや変化するともいえるが「治る」という能動的な現象は起こらない。 そう考えると、「生きてい

          【随想】治るってすごい

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          【写真】芽吹き2

          【写真】芽吹き2

          【ショートショート】旧食感

          「家庭的なお馴染みの味ですね。 言うなれば旧食感。」 「なんか、気分は良くないですね。」

          【ショートショート】旧食感

          【随想】「だっふんだ」?

          志村けんさんがコントの最後に「だっふんだ」といえば、もうそれはオチである。 そして、ガラスが割れたような音がなって終わり。 全く意味不明である。 でも、なぜか面白い。 ところで、「だっふんだ」とはどういう意味なのか。 「脱糞だ」みたいなことなのかと前から思っていたが、この機会に(どの機会?)検索してみたところ 『落語に出てきた「せき・くしゃみ」 この頃に桂枝雀の落語にめぐり合い、すっかりファンになりました。 著書『変なおじさん』によれば、その噺の中で「偉い人がくしゃみをする

          【随想】「だっふんだ」?

          【随想】魂を見よう

          一人の人の中には良い部分とあまり良くない部分が共存しているのが普通である。 だから、「この人は悪い」「この人は良い」とは分けられない。 それを知っているから、嫌な思いをしても、「まあ、あの人にも良いところもあるから」となり、思考停止状態に陥る。 このままの状態で付き合うとなるとストレスが積み重ってしまう。 そこでその人の根本にある「魂」に注目した方が楽に生きられるのではないだろうか。 「魂とは」で検索したところ、 『身体に宿って心の働きをつかさどるとされるもの。古来、肉体か

          【随想】魂を見よう

          【随想】MPは回復しづらい

          人生をドラゴンクエストのようなロールプレイングゲーム(RPG)で例えるような本を見たことがある。(読んではいない) 確かにRPGをプレイする人には分かりやすいと思う。 体力はHP(ヒットポイント)、呪文を使う力がMP(マジックパワー)であり、宿屋などで一泊すると全て回復する。 その他、HPの回復については回復呪文や薬草など手段が多い。 一方で、MPの回復については基本的に宿屋しかなく、その他はレアアイテムや特殊な呪文くらいでHPに比べて手段が少ない。 実生活に当てはめると、M

          【随想】MPは回復しづらい

          【随想】構造的な欠陥

          人間関係を壊さないために、止むを得ず忖度してバランスを取ったつもりになっている状態が至る所で散見される。 また、問題点を口に出したらブーメランになる虞もあるので黙って我慢する。 日本以外で暮らしたことがないのでわからないが、これは日本人の特徴なのかも知れない。 だとすると、学校教育の段階からそうならない教育をした方が良いのかも知れないが、こんな所でそんなことを書いても仕方がない。 恐らく、若い世代の人たちはそんな事百も承知で老害が消えれば良くなる、というかやっと普通になるのだ

          【随想】構造的な欠陥

          【日ハム】上川畑と水野

          3シーズン前、新庄剛志監督就任の年に入団した遊撃手候補の上川畑大悟と水野達稀。 2人とも社会人出身だが水野は当時21歳でドラフト3位に対し、上川畑は25歳で9位。 プレースタイルも違う。 水野はリストの効いた反対方向にも伸びる打球を放つのに対し、上川畑は状況に合わせて何でもできるが長打はあまり期待できない。 守備は二人ともショートなので当然上手いが、水野は堅実でスローイングが正確、深い位置からでも強い送球が魅力。 上川畑は、入団時に「ロボット掃除機」に例えられ、まさに「グ

          【日ハム】上川畑と水野

          【随想】『ええねん』って良い歌詞だったんだな

          テレビでフットボールアワーの後藤さんがウルフルズの『ええねん』をお勧めしていたのを観た。 関西人ではないので「ええねん」のニュアンスが分からず当時はあまり心に響かなかったが、この歳になって聴くと良いと思った。 「〜しなくてはならない思考」に陥りがちなので歌詞にあるように「なにかを感じていればええねん」くらいで、 あとは「〜しなくてはならない」なんて全部「ええねん」に入る。しかも、自分が良いと思ったら「なにかを感じ」なくても「ええねん」という感じ。

          【随想】『ええねん』って良い歌詞だったんだな

          【随想】一生を3つに分ける

          年金のことなどを考えると、あまりにも先の話で年金暮らしが実現する頃には疲弊し切ってしまう。 何かの本で見た記憶だが、人生を三十年単位に区切って、一期、二期、三期と考える。 一期=0〜30歳は成長や基礎固め 二期=31〜60歳は活躍する時期 三期=61歳以降は、また別の再チャレンジの時期 これはあくまで一例だが、 自分なりに気分が上がるように分ければ良いと思う。 三期までにはなにをやろうと今から考えておけば少しだけ人生が前向きになるかも知れない。

          【随想】一生を3つに分ける

          【日ハム】田宮裕涼捕手は凄い

          若いキャッチャーが出て来た。 打撃は若い頃の近藤健介を彷彿とさせる巧打 肩は「ユアビーム」と言われる程の強肩 しかも俊足 可愛いらしいルックスで、スター性もある。 過去振り返ってもこれ程のツールを持った選手は珍しい。特に俊足のキャッチャーは殆ど出てこない。 このまま順調に育ってほしい

          【日ハム】田宮裕涼捕手は凄い