今年のノーベル賞有力候補として、日本人研究者が2名発表された

イギリスの学術情報サービス会社「クラリベイト」から、受賞が有力視される研究者として、日本からは2名が発表された。
脳で分泌される「オレキシン」という神経情報の伝達物質が、睡眠の制御に関与しているという研究と、ナノマシンと呼ばれる極小物質に薬物を乗せて、生体内の目標とする部位に送るという研究である。

しかし、どちらもそれほど意味のある研究とはいえない、そんなことは知らなくても治療はできる。天動説といってよい分子生物学パラダイムで考えるから、画期的研究のように見えるだけであり、量子生物学パラダイムにおいてはどうでもよいことである。はたして、ノーベル賞にふさわしいといえるだろうか。このレベル程度の研究をノーベル賞の対象にすることはもう止めたほうがよいだろう。
生体分子機械といわれるタンパク質分子を構造相転移させれば、その機能を正常化させることができる。そのためには熱や磁気を加えるだけでよい。それだけで、多くの病気を副作用もなく即効的で確実に治療可能であることが30年以上前に実証されている。そもそも薬物不要であれば、ナノマシンで患部に送る必要はない。