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その本が背中を押してくれた

年が明け、今年の目標であるWebライターで複業開始へ動き始めた。

今回は、その背中を押してくれた本を紹介する。



最近の日常

新年を迎え数日が過ぎた。

私といえば、新しいスマホを購入し、心機一転の気持ちでこうして記事を書いている。

さて、最近、今年の目標の一つでもある複業の開始が現実味を帯びてきた。

目標と決めたことで行動的になり、情報収集を再開した。

その結果、考えも前進しすごくやる気が出た。

今回は、そのきっかけとなった本を紹介したい。



お探し物は図書室まで

アメリカの「TIME」誌が発表する「2023年の必読書100冊」に選ばれた唯一の日本の書籍。

全然知らなかった本だったので興味をもって読んでみることに。

文庫本をひらいた先には!?

あらすじ

「お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?」。

仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。

彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。

自分が本当に「探しているもの」に気がつき、明日への活力と希望が満ちていく物語。

2021年本屋大賞第2位。

お探し物は図書室まで


ハッキリ言って、ノーマークの、全く情報なしで読んだ。

結果は‥‥‥超面白い!!

各登場人物たちは、図書室の司書「小町さゆりさん」に、当初の目的とは異なる本を紹介される。

しかし、彼らはむしろその目的外の本からヒントを得て、進むべき道を見つけていく。

まず、「2023年の必読書100冊」に選出されたという本が、文庫本の小説とは思わなかった。

2021年の本屋大賞で第2位にもなったことも後で知った。

主人公たちは物語の中で、悩みながらそれぞれの道を見つける。

その様子は読んでいる側、つまり私にとっても良い影響を及ぼし、考えさせられる内容だった。

もっとも、私が登場人物たちと少し境遇が近かったからかもしれない。

物語に、よく私が使うパラレルキャリア(複業)という言葉も登場した。

よく使う言葉なのだが、調べもせず、初めてこの本で原点を知った。

主人公たちが見つけた物に、そんな複業で葛藤する私も、まさに背中を押された気がする。

そんな私の心に響いた文章を、少しだけ引用したい。

人間は地上で生きているから、大抵の場合、植物の花や実にしか目がいかない。

だけど、サツマイモやニンジンに注目するときは、とたんに地下にある「根」が主役になる。

植物にしてみれば、双方が互いに等しく必要とし合ってバランスを取っているのに。

人間はつい、自分たちに都合のいいほうをメインの世界だと思ってしまうけど、植物にとっては‥‥‥。

――――両方がメイン?

そう気付いたら、パラレルキャリアの記事を思い出した。

第二章より


天動説と地動説。

大昔の人は、地球が止まっていて、天体が動いていると思っていたんだよね。

本当は、地球のほうがくるくる回っているのに。

そのとき、心の中で、なにかが小さくはじけた。

そうか。


自分が中心だって思うから、そういう被害者意識でしか考えられないのかもしれない。

どんな本もそうだけど、書物そのものに力があるというよりは、あなたがそういう読み方をしたっていう、そこに価値があるんだよ

第三章より


私、大人になってから、お父さんのあの言葉を時々思い出すんだよね。

前ばっかり見ていると、視野が狭くなるのだ。

だから、行きづまって悩んだときにふっと、見方を広く変えてみよう、肩の力を抜いてカニ歩きしてみようって思うの

わたしはこれまでずっと、前へ前へと歩いてきた。

人生は縦に伸びているものだと思っていた。

でも今、横歩きの景色には何が見えるだろう。

そばにいてくれる娘が、妻が、日々の生活が、どんなふうに映るだろう。

第五章より



Webライターの入門書

「お探し物は図書室まで」を紹介したが、正確に書くと、この本は昨年末に再燃したWebライターで働くという意欲を加速してくれた、と言ったほうが正しい。

思えばこのnoteも、Webライターのポートフォリオを充実させる一環として開始した。

しかし、紆余曲折し、久しくWebライターで働くという気持ちが遠のいていた。

始める前から、自分でセールスして仕事を獲得すること、またSEOやブログ(WordPress)の知識の必要性などに怖気づいてしまった。

「難しいのでは?」と勝手に解釈して、あきらめてしまっていたのだ。

だが、昨年こんな本を読んだ。

著者の経験がわかりやすくまとめられ、Webライターの仕事をもっとソフトに知ることができ、好感が持てた。

もっとも、kindleなので期待するほどページ数もないが、Webライターについて「もっと知りたい」という興味を、心の内で再燃させてくれたように思う。

noteに投稿を続けていて、「文章を書く楽しみ」を実感し、この本に導かれたようだ。

とはいっても、著者は本業としてWebライターとして稼ぐようになるまでを書いているので、少し求める情報と食い違うところもあった。

それでも初心者として迷うよりも仕事して実践すること、ポートフォリオの書き方、書く時間の節約など得ることもあった。

もっとも、読み終えて一番参考になったのは、著者が成功するまでに参考にした、情報源(ブログやYouTube)ではないかと思う。

むしろこの本は「導入」であり、それらの情報源や、以前読んだ本の再読をするなどして、視野を広げようというきっかけとなった。

そうして、あらためてWebライターとして活動するために背中を押してくれたように思う。

こういう考え方ができるようになったのも、多少だがnoteでライターとしての経験を積んでいるからである。


さっそく、この本で紹介されていたYouTubeの動画を観た。

とくに良かったのが、この方、たなざわさんの動画。

とても分かりやすく、私と同様未経験からスタートしたということで親近感を持てた。

何よりとても未経験者に優しい内容で、私の勝手な解釈を溶かしてくれて、希望が持てた。

さらに、そんなたなざわさんは、初心者向けにkindleの書籍も発売していた。

たなざわさんの動画はいくつか観たし、それらをまとめたものだろうとも思ったが、値段も安い。

ちょうど手持ちのWebライターの本を、まとめて再読し始めた。

そこで、情報を整理するついでとして、有料の記事を読んだつもりで購入してみた。

その感想は、やはり動画をまとめた内容ではあったが、とても良い+αもあった。

書籍独自の、未経験者に対するさらなる優しさがあった。

あらためて私の勝手な解釈を、とりあえず棚上げしてくれた。

Webライターの現実からしたら甘い考えなのかもしれないが、未経験の私としては、やっと勇気が出て、クラウドソーシングへの登録を考えられるようになった。

まさに背中を押してくれた。



まとめ その本が背中を押してくれた

以上、一見、分野の異なる本を紹介した。

しかしどちらの本も、私の複業開始のきっかけとして背中を押してくれた。

我ながら臆病というか、「石橋を叩いて渡る」性格を呪うばかりだ (^_^;)


さてここまで書いてきたが、大きな問題が生じた。

クラウドソーシングへの登録を考えるところまで来たが、もう一つの今年の目標である、資格試験合格の勉強と重なり、時間がない~!?

いずれこうなるとは思っていたが、予想より早かった。

とにかく今後は、やはり資格試験を優先し、勉強していくが、それまでクラウドソーシング登録のための良いプロフィールについてなど、さらに情報集収していくつもりだ。

この決心を無駄にせず、今後に活かしたい。

そんな新年のスタートでした。。。




最後までありがとうございました。

今後は、この投稿にも、練習を兼ねて、文法などWebライターの手法をもっと取り入れようかと思っています。

今後ともよろしくお願いします (^o^)/


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