なんで病むの?


なんで鬱になったの?って、
仲の良い先輩に聞かれました。

君はメタ認知があるんだから、
病む理由が分からない。

そう言い残していきました。


メタ認知かあ。
確かにそうかもしれない。

メタ認知があれば

鬱になって苦しむ前に
その環境から逃れる選択が出来る。

その環境だけが全てではない。
そう考えることも出来る。

だけど
人からメタ認知があると思われているらしい私でも
鬱になりました。

私は自分のことを心が強い人間だと思って生きてきました。

職場の上司にも
お前が鬱になるなんて理解できないな
と思われるほど元気に見えていた様でした。

恐らくね、
鬱になるのにメタ認知の有無なんて関係ないと思います。

誰だって
生きていたら
楽しいこと、楽しくないこと、嫌いなこと、不愉快なこと、
何だってあります。
色んなことを経験して、色んな感情を抱きます。
全てが良いように解釈できたらいいですが、
人って感情の制御までは出来ませんから。

だから嫌なことばかりを経験していたら、
やっぱり鬱苦しい気持ちになります。
そのうち普通の日常も暗闇のようにみえていきます。

どれだけその嫌な環境以外にも道があれど
目の前の嫌なことと闘うのに必死すぎて
他のことって考えられなくなります。

だから
鬱になると思うんです。

元気にみえるって思われていても
当の本人は必死に繕ってるんです。

鬱が悪化してても
悟られないように
必死かもしれない。

だから
あなたに見える世界と当の本人の世界は
違っているかもしれない。


あまり、鬱を軽々しく見ない方がいいですよ。

誰だってしんどい時はあります。

あなたが鬱にならない保証はありません。

生きていれば辛いことは沢山経験するのですから。


私は憂鬱で苦しい気持ちのある貴方の味方でいたい。

そう思える余裕が今なら少し持ててきました。

苦しいなら、
私と友達になりましょう?

鬱になった私なら
少しくらいは気持ちに寄り添えるかもしれないから。

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