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歴史考察

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歴史について考察した記事をまとめています。
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2022年5月の記事一覧

ピラミッドとジグソーの地歴的見極め

ピラミッドとジグソーの地歴的見極め

最終的には自分で作るしかないと思いますが。

ピラミッドとジグソーの比喩で、
二回ほど記事を書いてみました。
本記事はそのまとめ、実用的なお話を。

◆『キャリアピラミッドよりキャリアジグソー』
◆『人事ピラミッドと人事ジグソー』
私は、そういうタイトルで、記事を書きました
(よろしければ、リンクからぜひ!)↓

《序論》

①ピラミッド と ②ジグソー という比喩と
その対照で考える、という方法

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人事ピラミッドと人事ジグソー

人事ピラミッドと人事ジグソー

「キャリアピラミッドよりキャリアジグソー」
というテーマで、先日、記事を書いたのですが、

個人ではなく組織だとどうか?を書いてみます。

結論から先に言いますと
「どちらも一長一短」です。

個人レベルで言えば「ピラミッドよりジグソー」
の流れだと私は思うんですけれども、
組織レベルだと必ずしも
「ピラミッドよりジグソー」とは言い切れない。

そういった私の思考過程に、少しだけ
お付き合いいただ

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実用地歴士

実用地歴士

仮に「弁護士」「建築士」のように、
「実用地歴士」という資格があると夢想しましょう。

実用、とついているがゆえに、
実際に使用できる、使える地理歴史サービスを
提供する人でないといけませんよね。

これに対する概念は、「無用地歴士」。
すなわち、何にも用いられない地理歴史サービス。
使えない地歴。
「使えぬなら、殺してしまえ、地理歴史」
とばかりにバッサリ斬られるような地歴。

では、学校現場で

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とあるブランディング論 ~約束~

とあるブランディング論 ~約束~

『ブランディングとは、約束である』。
本記事では、とある一つの
ブランディング論を紹介していきます。

トゥモローゲート株式会社の社長、
西崎康平さんが書かれたブログ記事の
ブランディング論です
(下記にリンクを貼りますのでぜひ)↓

西崎さんは、ご自身の会社での経営の流れ、
ブランディングに関する試行錯誤の推移を
踏まえて、ブログ記事を書かれています。

この推移が、とても興味深い。

なぜなら

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令和の氷海、水先案内人

令和の氷海、水先案内人

『昭和の氷塊、平成の氷解、令和の氷海』。
そんな比喩を使って、先日、記事を書きました↓

昭和の氷塊、平成の氷解、令和の氷海|いなお@『人事屋シリーズ』小説PDF ココナラで販売中/実用地歴提案会ヒストジオ|note

一言で言えば、
「昭和的なキャリア観が溶け出して
令和的なキャリア観も広がってきているが、
まだまだ色んなキャリア観の「氷塊」が浮かぶ
『氷海』を私たちは航海する」、そんな記事です

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昭和の氷塊、平成の氷解、令和の氷海

昭和の氷塊、平成の氷解、令和の氷海

30年かけて凍り固まったキャリア観の氷塊が、
30年かけてゆっくりと氷解してきました。

本記事では30年ずつに分けて、
「日本のキャリア観」の本流の推移を
見ていこうと思います。

1960年の安保闘争で、岸首相が辞任。
ここから日本は
「経済のことは池田にお任せください」
「寛容と忍耐」をとなえる
池田勇人首相の下で
経済大国への道を歩むことになります。

池田首相は『所得倍増計画』をぶちあげ

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十大小説、ジェイン・オースティン

十大小説、ジェイン・オースティン

サマセット・モームという人がいましてね。
軍医にしてスパイ、なかなか波乱万丈の
人生を送った有名作家で、
『月と六ペンス』という小説も書いています。

それでこの人が1954年に、
『世界の十大小説』というエッセイを
書いているんですね。
今風に言えば
「この小説がすごい!1954年版」みたいな
ものでしょうか。

その十の作品を、列挙してみましょう。

私も不勉強でして、
人物名と作品名はなんと

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戦友、ライバル、志を継ぐ者

戦友、ライバル、志を継ぐ者

日本史であえて三人だけ挙げて概略を書きました。
前回の記事です↓

フォーティーツーから三人チョイス|いなお@『人事屋シリーズ』小説PDF ココナラで販売中/実用地歴提案会ヒストジオ|note

ただし当然のことながら、
三人だけで歴史が動くはずもありません。
彼らには「戦友」的な仲間がおり、
鎬を削った「ライバル」たちがおり、
後に彼らの「志を継ぐ後継者たち」がいました。

本記事では、そんな

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フォーティーツーから三人チョイス

フォーティーツーから三人チョイス

小学校の歴史学習では、四十二人の人物がいます。
学習指導要領で「例えばこんな人たちを
通して学習させてはいかが?」と
名前を挙げて、例示されているのです。

先日の記事で、私は、その四十二人を
引用コピペして、誰がいるのか確認しました↓

小学校の歴史学習、フォーティーツー|いなお@『人事屋シリーズ』小説PDF ココナラで販売中/実用地歴提案会ヒストジオ|note

では、もし他国の方から、
「あ

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小学校の歴史学習、フォーティーツー

小学校の歴史学習、フォーティーツー

四十二人の歴史上の人物が、います。
もちろん数えきれないほど
歴史上の人物はいるのですが
(私も読者の皆様もその中に入ります)、

「特に日本の歴史に影響を与えた四十二人」
ということで、小学校の学習指導要領に
例示されている。

文部科学省の『学習指導要領解説』には、
なぜ、人物(と文化遺産)を
通して歴史を学習させるのか、その目的が
書いてあります。引用しましょう。

(ここから引用)

(引

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柏餅には柏の葉が欠かせないけれど

柏餅には柏の葉が欠かせないけれど

五月五日は「端午(たんご)の節句」、
「鯉のぼり」に「柏餅」でしょ!
というのが定番ではありますが、
それぞれに由来がありますよね。

…このあたりの由来の説明は、ググったり
Wikipediaで探したりすれば、出てきます。
なお、諸説がありますので、
上記した説明も、あくまで一つの
解釈・説明に過ぎないこと、ご容赦ください。

さて、これだけで終わっては
「へえ…」でおしまいになってしまうので、

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ムダと天才、エジソンとイチローさん

ムダと天才、エジソンとイチローさん

天才とは「天から与えられた才能」です。
そしてそれは、千差万別ではありますが
誰でも持っているものです。

どうしても私たちは「天才」というと、
「発明王」エジソンであったり、
「不世出の大打者」イチローさんであったり、
そういう人を思い浮かべてしまいますが、

彼らは「天才を『十分に活かした人』」です。
そもそも天才は、誰にでもある。
それを活かしているのかどうか、が
大事なのではないでしょうか

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角栄と三人の師

角栄と三人の師

戦後政治の鬼才、田中角栄!
本屋に行けば、彼の事績や言動をまとめた本が
ずらりと並んでいます。

『今太閤』『コンピュータ付きブルドーザー』。
人たらし、頭脳明晰、行動力抜群!
学歴などなくとも自らの才覚で
総理大臣にまでのし上がった男!
その怒涛の生涯に人々は酔いしれ、
令和になった今でも、人気は群を抜いています。

さて、この角栄さん
(この記事内では敬意を込めて
こう呼ばせていただきます)に

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醒めつつ酔う、酔いつつ醒める

醒めつつ酔う、酔いつつ醒める

NHKの大河ドラマは、戦国時代と幕末を
描いた作品が多い、と言われています。

もっとも2022年の大河ドラマは
『鎌倉殿の13人』で平安末期~鎌倉時代、
これには当てはまらないのですけれど。
脚本を書いているのは三谷幸喜さん。
彼もまたこれまでに
『新選組!』と『真田丸』という作品で
幕末と戦国を題材にした大河ドラマを
つくっています。

なお、2023年の大河ドラマは
『リーガル・ハイ』などで

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