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いろいろマーケティング

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#経営

14業界の主要戦略パターンを解説する『業界別マーケティングの地図』を出版します!!(→「はじめに」と「おわりに」と主要フレームを全公開)

14業界の主要戦略パターンを解説する『業界別マーケティングの地図』を出版します!!(→「はじめに」と「おわりに」と主要フレームを全公開)

『売上の地図』(日経BP)の続編となる本が出ます。

テーマは前著に続き「売上」ですが、今回の本は14業界のマーケティング特性の違いと、それぞれの業界ごとの戦略チューニングのポイントを解説するものです。

ありがたいことに、『売上の地図』はたくさんの方に読んでいただけ、多くの企業で「導入」が進んでいます。一方で、「これはマズイな……」と感じることも増えてしまいました。それが、カスタマイズやチューニ

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売上を左右する20のヒントをまとめた書籍『売上の地図』を出版します!!(→前書きを全文公開)

売上を左右する20のヒントをまとめた書籍『売上の地図』を出版します!!(→前書きを全文公開)

久しぶりに本を出版することになりました。最後の書籍出版から8年、単著では10年ぶり。

テーマは「売上」、タイトルは『売上の地図』です。

この本を書こうと思った背景は、企業のマーケティングに20年以上関わってきた中で、いまだに多くの現場で「で、それやったらどのくらい売れるの?」(現場担当者の声→そんなことがわかるんだったら教えてくれよ…)とか「キャンペーンが失敗したから売れなかったじゃないか!」

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ほとんどのマーケティング従事者が興味を持たない「エーザイの統合報告書」がヤバいから読んだ方が良いぞ!という件

このテーマは、あまりウケがよくないと思いますが最近のマイブームなので書きます。

まず、最近ビビビッと来たこの記事。

PwC Japanの坂野さんと、エーザイ専務執行役CFOにして早稲田大学大学院会計研究科客員教授も務める柳さんの対談記事です。

コンサルファームのPwC(プライスウォーターハウスクーパース)と企業のCFOがESGと財務の話をしている時点で、大半のマーケターが「あ、この記事は自分

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ブランド価値を高めるSDGs時代のマーケティング|経営とマーケティングを結ぶ設計図

最近P&G APACフォーカスマーケット ヘアケアCMO・シニアディレクターを退職した、大倉佳晃です。本記事で、SDGs時代に企業・ブランド価値を高めるマーケティングの考え方について、私の13年のP&Gキャリアでの多くの成功と失敗から培った経験をベースに語りたいと思います。

本当は、キャリアの一区切りの備忘録として書籍を書き上げるつもりだったのですが、出版となると時間もかかってしまうため、あえて

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「責任」について:日本語にはない"RESPONSIBILITY"と"ACCOUNTABILITY"の違いとは?

「責任」について:日本語にはない"RESPONSIBILITY"と"ACCOUNTABILITY"の違いとは?

5年前に私個人のhisami.comに書いたブログを、加筆修正して、ここnote.comに再掲載する。いつもこの言葉が気になっており、多くの人達は、これが今一つクリアになっていないような気がするので。

日本語では「責任」という言葉で1つにまとめしまうなぜか、英語の“Responsibility” と “Accountability”という言葉がアタマをぐるぐる回っている。辞書ではともに「責任」と

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世の中に「良い会社・悪い会社」なんて存在しない。「良い経営者と悪い経営者」がいるだけだ

世の中に「良い会社・悪い会社」なんて存在しない。「良い経営者と悪い経営者」がいるだけだ

こちらのニュースを発端に、「会社は社員の人生の責任はとってくれない」という諸行無常の嵐が巻き起こっている。

45歳上のリストラや配置転換は三菱UFJや富士通にとどまらない。

Twitter上には「会社に忠誠を誓ってきたのに裏切られた!」という悲痛な叫びが飛び交っているが、個人的にはアライドアーキテクツ藤田さんの意見に賛成だ。

こうなることは、20年以上前からわかりきっていた。僕も現在46歳の

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正解も戦略もコモディティ化する令和時代、会社は企業文化で倒産する

正解も戦略もコモディティ化する令和時代、会社は企業文化で倒産する

僕は、結構真剣に、日本の国民総幸福量を向上させたいと思っています。

どうせあと50回くらい桜を見たらあっけなく死んで天に還る身。せっかくこの人類史上稀にみる大転換期に日本という恵まれた国で生まれたのなら、自分というちっぽけな存在が、会社(トライバルメディアハウス)というレバレッジで、どこまでより良い社会づくりに貢献できるのか、チャレンジしたい。

まずこれ。

日本の生産性、47連続G7で最下位

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