8ミリフィルム

フィンランドのニューウェーブな8ミリ映像作家〈パシ・スリーピング・ムルマキ〉に関する4つの覚書@イメージフォーラム・フェスティバル

(写真は『眠り(SLEEPING)』=イメージフォーラム・フェスティバルから)

パシ・スリーピング・ムルマキは70年代から80年代にかけ、誰かに依頼されるでもなく、パンク的構造を8ミリフィルムで量産したフィンランドの映像作家である。
彼は1950年生まれだが、ここ数年で現代美術家たちに「再発見」され、ベネチア・ビエンナーレでもその作品が紹介されている特異な経歴を持つ映像作家である。

彼がヘルシ

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貴重な時間を使っていただき、有難うございます。
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墓場までちゃんと持っていくとしよう

親が昔8ミリフィルムに撮りためた、生後間もなくや小学生の頃の運動会の様子を、DVDに焼いてくれた。
映像の劣化は激しく、まるで戦前の記録映画を見ているかのようだが、まぎれもない自分がそこに映っていて、しばし時間を忘れて見入った。

昔は、個人の動画記録は8ミリフィルムが定番だった。
BDやらDVD、VHSなんかよりうんともっと前の話だ。

中学の総合学習の時間に8ミリフィルムでクレイアニメを制作し

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芹沢洋一郎『サヴァイヴァル5+3(デジタル捕獲版)』

 老いたひとりの男性癌患者の8ミリ映像。フィルムに3+5と引っ掻き傷。フレーム右端に8ミリのパーフォレーションの片。冒頭からイメージ記号の湧出がフレームからわたしの知覚へとなだれ込んでくる。これはなにかの策略ではないのかとわたしは狼狽するばかり。イメージ記号の湧出は止まることはなく、ひたすら加速を増してくる。

 イメージフォーラム・フェスティヴァル2017の短編作品群(仮現する身体)の1本として

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また読んでくださいね。
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8ミリフィルムの作品を見て言われたこと。

何かを作りたい、ということははっきりしていたが、どういう風に作るかを模索していた美術専門学校時代。

毎回各授業、各課題が終わる最後に講評がある。講評とは、自分が作った作品を先生とクラスのみんなの前で見てもらい、自分の意図やコンセプトをプレゼンすること。そして、先生から(あるいはクラスの誰かから)作品に対してコメントやアドバイス、ときには酷評をいただく。美術系の学校ならこれを避けては通れない。講評

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第2回 お父さん似

よく「お父さん似ですねー」といわれる娘ですが、先日わたしの父の遺品を整理していて
発見した8ミリフィルムに写るわたしの子供の頃の姿が、今の娘にそっくりでした。

早速、妻に報告すると、妻は8ミリフィルムをデジタルに変換しようと言い出しました。
そうすれば家族全員で観れるし、ずっと残ると・・・

ということで、ある会社のサービスをググって、注文しました。
収録時間がそれなりに長いので、安くはなっかた

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ありがとうございます
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趣向も凝りすぎず、ほどほどに…。作りごとより面影が胸を打つ映画「ポルト」。

ポルト(Porto)とは、ポルトガル北部の港湾都市のこと。首都リスボンに次ぐポルトガル第二の都市。同国屈指の世界都市であり、都市圏の人口は約160万人を数える。何より、「魔女の宅急便」のモデルとなったと言われる都市。
一度は行ってみたい場所、と言うわけではない。
今回紹介する映画、それが文字通り「ポルト」が舞台だ、というだけだ。

親元離れた26歳の孤独なアメリカ人男性、ジェイク(アントン・イェル

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小さい花が、さきました。ありがとう。

1967年(昭和42年) 満4歳バースデーパーティー/井の頭動物園 tokyo japan

新川団地の自宅でのお誕生日会。
後半は井の頭自然文化園での様子。

父のメモ
△△満4才バースデー 42.2.22
〇〇登校風景     42.3.12?
緑町団地の道すがら  42.3.19
ピアノのおけいこから 42.3.19
井の頭動物園にて   42.3.19
No.90

私の父が撮影した昭和30年代から昭和50年代までの8ミリフィルムをデジタルデータに変換してYouTubeで公開してい
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奥山由之さんのMVを見て8ミリフィルムを始めた話。

私は今年2019年に、初めて8ミリフィルムで動画撮影をしました。

8ミリフィルムとは、デジタルではなくて、アナログなフィルム1枚1枚に撮影して、それをつないで動画にするものです。Super8というカートリッジ1本で撮影できる時間は、たった「3分20秒」です。

今回、8ミリフィルムについてまったくゼロの知識から現像して動画化までできた話を書いてみようと思います。

「8ミリフィルムをやってみたい

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8ミリフィルム考

映画に興味を持ちはじめて数年してから、映画撮影にはフィルムとデジタルという2つのフォーマットがあることを知りました。そのときの映画はまだまだフィルム撮影が主流だったと思いますが、私のようなお金のない自主映画制作者にとってはデジタルの恩恵は計り知れませんでした。撮影したものがデータとしてPCで管理でき編集でき、データとして書き出せる。私が手に入れた最初のカメラはDVテープで撮影するものでしたが、その

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