画家・ペーの日記

イラストレーターや画家として活動しています。主に子育てや、絵ついて書いてます。

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最近の記事

鰻登りの可愛らしさ

1歳4ヶ月になった娘が、ぐんぐんと成長している。 「み、ず」とか、「い、や」とか、「う、ん」とか、二語をはっきり言えりし、動き回りパワフルだし、人のこともよく見てる。泣くのもバリエーションがある。 もぐもぐたべて、表情も豊か。人間らしくなっている。 バイバイと手を振る姿はなんとも愛らしい。 長男は、どうもこの「怪獣」に対して、めんどくさい厄介者と思っているが、遊び場では手を取り合って遊んでくれたりもする。しかし、部屋に帰ると自分のテリトリーがあるので、イライラしている。「妹ば

    • ある兄妹の物語

      物語とは事実に基づいたメタファーである。 ーーーーー ある村に、二人の小さな兄弟がいた。
とても貧しい暮らしゆえに、兄は街に出稼ぎに行き、妹は家に残った。 ・・・・
<妹の物語>
彼女は、一人で家を切り盛りしなければならなかった。
両親は農作業で家を空けることが多かったので、朝、ヤギに餌を与えることから始まり、晩御飯の後片付けまですると、夜も更け、クタクタになって寝床に着くのであった。
そんな日々の中で、唯一の愉しみといえば、聖書を読むことだった。 まだ幼い彼女は、読める字も

      • 長生きをしたい。

        お世話になっている鍼灸の先生から「命のエネルギーを使いすぎている」と言われていました。 特にこの週は、献を詰めて100号の絵を描いていました。創造するということは、羽を着物に変える「鶴の恩返し」のように、命を注ぎ込む行為です。 三ヶ月の胃の不調から立ち直り、そ四月は気力もだいぶ戻りました。それゆえ無理もきているようです。2人の子育てもいっそう激しくなります。楽しいはずの家族写真も、1人だけ眉間に皺を寄せた骸骨のような中年男性が映り込んでいます。 アンミカさんのように、「ハッピ

        • きっと夢はみない

          夢を見ない人に共通してることの一つに「すごく疲れている」というのが在るような気がする。彼ら友人たちは、日々を限界以上に頑張って、倒れるように眠っている。すると、いつのまにか朝だというのだ。 僕がこんなに夢を見るのは、きっと現実を懸命に生きてないからかもしれないなと腑に落ちるところがあった。あれやこれや神経質に考えて、身体よりも思考が先走っている。 昨夜。僕は今年始まって以来、もっとも疲れていた。連日の深夜までの制作に加えて、ゴールデンウイークの子育てで、2人の子を抱えながら

        鰻登りの可愛らしさ

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        • 詩集
          30本
        • 絵画など
          19本
        • 考えること。
          23本
        • 一人の時間
          13本
        • 沈黙の実践
          26本
        • 子育て日記
          80本

        記事

          夢を確かめに。

          朝9:00。お世話になっている鍼灸の先生の治療とお話がとても印象に残って、その足で自転車を走らせて神社に向かった。 雨上がりの晴天で、風も心地よく気持ちいい。参道を軽やかに歩きながら、境内で手を合わせる。まるで後光のような日差しがあたる。 御神籤を引く。とても良いことが書かれてあった。 目上の人の引き立てて、家内仲良く暮らせる。目下を慈しむこと。 ああ、いい日だなと感じる。 社務所のベンチでくつろいでいると、ふと視界をチラチラ動くものを見つけた。よくよく観察したら、尺取り

          夢を確かめに。

          巫女の舞

          また夢の話です。 最近は特に鮮明に覚えてます。 昨日、NHKの「100分で名著」のフロイト特集を観てたんですね。フロイトは夢の精神分析の第一人者で100年前の礎が、現代のセラピストや研究者、哲学者の進化のために役立っているとのこと。すごいですね。 ユングについては曖昧なのですが、集合的無意識と、夢に神秘性を取り入れてた分析は、僕自身の解釈と合うような気がします。(フロイトとユングは師弟で、1人の女性を取り合ったというスキャンダルな関係でもあったそうです)。 僕自身も10年近

          大きな樹と傷ついたカブトムシ。

          今朝の夢で、大きな樹が出てきた。 ある部屋で、怪我をしたカブトムシを見つけた。金色と黒のストライプのような柄の立派なカブトムシだ。どこか安全な場所なないかと外に出けた。 しばらくすると広い公園(神社)についた。そこには鹿児島の「蒲生の大楠」のような樹があった。 近づくと、ある声がした。 (裏手に回りなさい。そこにその子を起きなさい)。 指示通りに、根っこにまたがる堀を超えて、カブトムシをそっと離す。 横では大きな熊蜂が、下半身を失ったまま、よろよろと樹にたどり着いた。自慢の

          大きな樹と傷ついたカブトムシ。

          お寺での出来事

          最近悪夢続きでしたが、今朝の夢はとても印象的だったので、記録したいと思います。 ーーーー 僕は家族と、ある広場にいました。そこで、「半分ロボットである」僕に、妻が無断でガソリンを与えた罪で囚われて、あるお寺に軟禁されることになりました。 トロッコで山を登った先に、巨大な山門がありました。よく見ると、無数の仏像が彫られています。(まるでロダンの地獄の門のようだ)と思いましたが、美しい木彫りで、それぞれにこちらを見つめています。本殿に着くと、巨大な木彫りの千手観音が見下ろして

          植物と両親

          今日は亡き母の誕生日である。 11年が経ち、生きていれば71歳ということだ。 71歳って、それでもまだまだ若い。早すぎたな、と改めて思う。 最近、季節がらもあってか、積極的に観葉植物を迎えている。お花もそうだ。もともと、アトリエや玄関に植物はそこそこ飾っていたけど、ズボラな自分は冬になるとよく枯らしていた。築古戸建てのデメリットとして、冬が寒いということもある。室温で10°を切るほどなのだ。大概の植物には向いていない。 しかし、愛犬モネが他界し、金魚を迎えたころから、また

          座席を隔てた二つの世界

          行楽シーズンだ。 僕ら家族4人は、あるミュージアムに向かっていた。5歳半の息子も落ち着かないし、1歳四ヶ月の娘もいろいろ自我が出てきて大変である。 地下鉄は空いていて、僕らはベビーカーと一緒に4人で優先席に座ることができた。 すると、向かいの優先席に5人家族がきて、お父さんは立ち、お母さんと子供3人は座席に座った。 モノトーンの服装の胸には綺麗な花を飾っていて、子供たちも清掃をしているあたり、結婚式に参加するのだろう。 お母さんがいて、隣の中学生らしい長男はちょっと不貞腐れて

          座席を隔てた二つの世界

          家族

          今日は家族でネモフィラを見に行ってきた。長男はつまんなそうだったけど、その後、義弟くんと喜んで遊び場に向かっていった。 長女はよく歩き、可愛く撮影できた。暑かったが、これも一つの記念。 そして、昨日頼んだウンベラータとオリーブがやってきた。 また近所のホームセンターで赤ちゃんみたいなオリーブを見つけ、素焼きの鉢と共に迎えた。素焼きに収まる「彼」はスペイン人のようだ。 金魚の水槽にも水草を4つも増やした。ブラックくんはさっそく伸びる根を不思議そうに突いてた。 命が増える。金魚と

          植物を求める

          4月、寝る時が定まらない。起きる時間は決まっているから、どうしてもその後の1日に左右される。 僕は夢をたくさん見るせいか、腕時計による睡眠アプリの結果は、熟睡度10%くらいだ。平均は30-40%なので、他者の1/3しか寝れていない。 とにかく自律神経によるところが大きい。ストレスや考えすぎ、思考がフル回転すれば、そのままダイレクトに無意識の世界に影響する。 どうも乱れている。波の強い海辺で、ぐらぐらと揺れる小舟に乗っているようだ。何とかせねばならない。 といっても、いつも通

          ジム見学をしてきた

          最近、とても疲れている。 胃腸も良くなり、生活が急にスピードアップしてきた。4月という新学期の季節がらもあるだろう。春の土用といって、季節の変わり目で疲れが出る時期だと古来からも伝えられている。 考えることが多い上に、締め切りもあるし、子供たちも元気いっぱいだ。幸せで何よりなことだが、疲れて、夢ばかり見ている。 ダライ・ラマとか、鳥使いの青年の夢とか、だからなんだ!疲れが取れないじゃないかと落ち込んだりしている。 そんな姿を見て、以前から妻が「ジムで水泳でもやれば?」と言って

          ジム見学をしてきた

          湖と鳥と青年の夢

          ダライ・ラマの夢を見たすぐ後の夢も印象的だったので、記録をします。きっと絵画のアイデアにつながりそうな気配がします。 そこは、広い湖の見えるレストランでした。僕はフロアー担当で、ワインや料理を運んでいました。貴族やセレブの方々の集まる超高級な空間でした。僕は仕事に専念しながらも、その煌びやかな人々に驚嘆していました。 突然、その場にいる数百人のお客様が、一斉に湖に注目しました。湖の中心には高い「飛び込み台」があり、その先端に筋肉質な青年が佇んでいました。 僕はその飛び込

          湖と鳥と青年の夢

          夢で父に再会

          夢で、亡き父に再会したことを、やはり記録しておかねばと思いました。 数日前、タイの旧正月のお釈迦さまの花祭りの影響でしょうか。 ある年老いた高僧が壇上で座っていました。それは間違いなくダライ・ラマでした。しかし、その顔は時々変化をしてきます。 参列者一人一人とハグをしていきます。そして僕の番になり、ダライ・ラマの前に伏せると、直感的に「あ!父がいる!」と理解しました。僕は涙が込み上げてきて、変化したその姿に力いっぱいハグをして、「お父さん!!」と叫びました。 10秒もしな

          生きる上での誓い

          この週末。 春真っ盛りの行楽シーズン。二日にわたり、公の場で、狂ったように子供を叱りつける親を見た。一つはトイレ、一つは駅構内で。親は我を忘れている。子供は痙攣を起こし泣いている。僕は激しい感情に襲われる。そして、その場の意味することを、自分自身の生活に置き換えて考える。 その日曜日。タイのお正月で、八王子でお祭りがあった。そこでタイの僧侶がサンスクリットで説法をし、祝福の水かけ祭りが始まった。タイの参列者は踊り、歌い、たくさん食べて笑っていた。僧侶もこの時ばかりは厳格な修

          生きる上での誓い