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息子の工作inダンボール

展覧会用の看板に、こんなものを作ろうとしていた矢先、息子たちが保育園から帰ってきた。
いの一番にアトリエに入ってきて、何してるのー!?と息子。白地を塗った板ダンボールに、僕も描く!といって、迷いなく新幹線を書き始めた。3階建ての最新のリニアモーターカーらしい。
僕の絵の切れ端をみて、新しく線路を作りたいといい、鉛筆でラインを描いて「パパ、この線通りにカッターで切って!」と指示。
5.6本のレールを切って、リビングへ持って行く。そこで組み立てて、長過ぎるレールは円形の橋にしたり、車線変更を作っていた。
そして全部繋げた後に、出発進行。

ダンボール版プラレール
電車も起立する

動画を撮って!と、未来のYouTuberの魂は熱い。
ご飯を食べながら走らせ、また食べて走らせと、集中しないことに妻は苛立っていたが、妻は妻で下の娘にかかり切りだったので、息子は納得いくまで遊んだ。

その分いつもの寝かしつけより1時間遅くなり、寝室にはいっても興奮冷めらやず小声でおしゃべりして、横で、娘の寝かしつけに「ピリピリ」してる妻に叱られたりもあったが、21:40ごろに、すやすや寝た。
僕もクタクタだったけど、良い気分だった。展覧会までの残り7日という貴重な時間に、こうやって親子で創作できたのは良いことだ。

そのあと、寝室からアトリエに戻り、さて僕もダンボールの続きをと思っていたら、妻に「あなたまで遊んでてどうするの?絵は描かないの?天国の絵描くんでしょ?」と詰め寄られた。僕はしょんぼりして、現実的に戻されて、ゾッとした。やれやれ、あと6日じゃないか、と。。すっかり、ワクワク感は消えていた。残されたのはアラフィフの、ただのハゲた親父だった。。

ワクワクするダンボール版の犬の絵より、自身のテーマとしている天国の絵を、、描くべきなんだよね、、、神様、、、。

おしまい。


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