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お泊まり保育で泊まらない。

今日は年長組恒例の「お泊まり保育」だった。日中の遠足は大雨で中止、急遽、園でのゲームだったそうだ。息子は(中当て)というドッチボールみたいなゲームで一回も当たらなかったそうだ。
そのあと、カレーを作って食べて、花火大会をした。
もともと息子はお泊まり保育をずっと嫌がっていた。他所で泊まり寝ることに抵抗があり、お迎えに行くよと約束すると安心した。
そして当日、とても楽しんでいた息子を20:30すぎに迎えにいく。最初、こそっと先生に「泊まるか帰るか」聞いてもらおうと思ったら、速攻に玄関に帰ってきた。息子にきいたら「帰る!」と言っていた笑。

迎えに来ること覚えてた?と聞くと「ちょっと忘れてたなぁ」と答えた。そのままほっておいたら、みんなと一緒に寝てたかもしれない。僕としては、自身のお泊まり保育の記憶がとても楽しかったものだから、成長の一歩として泊まってほしかったが、約束は約束なので、その場で「やっぱり泊まる」と言わないかなぁと思ってた。けれど、結果としては「帰る」ってことで、のんびり夜道を自転車で帰った。

いろいろ話して帰宅し、トイレに入って寝室へ。いつもは20時に寝るのに、すでに21時を回っていたため、うつらうつらしていた。それでも「今日は楽しかったなぁ」と言っていた。
耳かきをしながら、息子は「どうしても考えちゃうなぁ。寝れないなぁ」とつぶやく。いろんなことを思い返しているのだろう。普段の保育園での体験とは、まるで違ったはずだ。料理も作って、カレーたべて、花火して・・。
僕は「耳かきに集中してごらん。気持ちいいなぁとか、カサカサ音が聞こえるなぁとか」。息子は、うん、といい、静かになったと思ったら寝息が聞こえだした。

お泊まり保育で泊まりはしなかったが、彼なりに、新しい一歩を踏み出したのは間違いない。他の子はみんなワイワイ夜のゲームをして、今頃幼児クラスの部屋で爆睡してるころだろう。お泊まり保育が楽しみで仕方がない!という子ばかりだった。
それでも、息子は息子のペースで、お泊まり保育の一日をめいいっぱい楽しんで、いつもの寝室で寝た。それでいいと思う。

おやすみ、息子。

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