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君の才能が欲しかった

8ミリフィルム/アカシック

これは私の好きな曲の1つだ。

恋人と別れそうだ。好きだけど、別れる。
今までこの感覚を理解出来ずに生きてきたが、なんとなく、分かってきたかもしれない。この事については、また今度、記そうと思う。

このnoteでは恋人への思いを、「8ミリフィルム/アカシック」の歌詞と共に書き起こしていきたい。



アイドル風に喋ってみたりした事
馬鹿みたいだったわ

好きな人も出来たことない、恋人も居たことない、好きなタイプも考えたことない、人に興味もない、そんな人に全力でアピールしたって、私の受け取って欲しい様に伝わる訳がない。
そんな事分かってたはずなのに、馬鹿だった。アピールするのだって楽しかったし、こんなにタイプな人と一生に一度でも付き合えたことが奇跡だから、後悔はしてないけどね。

指に キラキラまとわりついて見えたのに
赤じゃなかったの


赤い糸なんて最初から無かった。超超超超タイプで、別れとか切り出さないような人だから、私次第では、本当にいつまでも続くと思ってた。

寝る前に何も考えない事なんてあたしは無い

外に出るのが楽しくなったのはあなたのおかげだった。寝る前どころか、朝1番に考えるのもあなただった。朝起きるのが苦手な私が、一目惚れしてからしばらくの間は、しぬほど早起きだった。しかも自然と目が覚めるの。凄かった。ここ数年の中で1番、私のビジュが良かった。心も体もうきうきだった。

君の才能が欲しかった 超好きだったのにな

本当にそう、本当に。彼の生き方が大好きだった。君の才能が、生き方が、羨ましかった。素敵だった。色々あって周りを気にしがちだった時期の私が、彼に初めてお誘いをして一緒にご飯を食べた時、"周りなんて気にしてたらやってらんないよ"と言い放った君に、心から惚れた。そんなの、言うだけなら誰でもできるし、私だって分かってた。だけど、本当にその生き方を具現化している彼のその言葉に勇気を貰った。救われた。

誰とも結婚なんてしないでね さよならだけして
誰かと結婚なんてしないで 忘れないで


私の大好きな生き方を、間近で見続けられないことが本当に悔しい。私がもう少し、そちら側の生き方に寄ることができたら、不満無く一緒に生きていけたのかな。彼と結婚出来る人がいるなら、すごいと思う。私には成し遂げられない。

君の愛情が欲しかった でも間違えたんだな

人に興味がなくて自我があって、自分主体な君の愛情が欲しかった。どタイプな彼から向けられる愛情というものがあるなら、どれだけ嬉しいだろう。恋愛に重きを置いていなくて自立していて、周りを気にせず気ままに生きて、人に興味が無い彼が、私にだけ興味を持つだろうなんて甘い考えだった。たとえ好きであっても、1人が好きで全く干渉しようとしない人はいる。私はそういう人が好きなのに、それなのに、私には好戦的に挑んで欲しいなんて無茶な考えだ。好きなところと妥協できないところが同じ部分だ。強いて言うなら、私とは合わないのかな。好きになってくれただけでも素晴らしい功績だと認めたい。

寝る前にちょっと考えた 超好きだったんだな

何度考えても、タイプなところは変わらないし、私が不満を持つ部分こそ私の好きな要素で、好きな性質で、私とは正反対な部分だ。私の恋愛はないものねだりだから、長く続けていくには、自分のしたい事や理想から外れてしまっても、それを仕方ないと思えるような強い決意や愛情が必要だ。超好きだった。だけど私は自分の好きに忠実でいられなかった。きっとこのままだと、今後付き合う人が居ても、同じ理由で、同じように不満を抱いてしまうと思う。自分のタイプと、自分と合う人、は別なのかもしれない。こんな考え、幼稚なのかな。



今から、少なくとも半年は話すタイミングが無い。好きな事実も変わらないし、互いに他に出会いもなく、何一つ変化のない日々が続くことが保証されているため、しばらくは、悔いのない別れ方や自分について見つめ直そうと思う。


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