写真のクラブ展の締切は今週末。写塾で選んでいただいた写真は、予想外のものだったので、悩んでしまっている ▼タイサンボク。漢字は泰山木。大きな木、大きな花。木の上の方に咲いていたので、こんな写真になってしまった。写真を撮っているといい香りがした。けれど、蒸し暑さは変わらなかった

匂い立つ泰山木の花びらにしがみつく蕊 まだ甘えたい

この写真で、もう一首 匂い立つ泰山木の花びらにしがみつく蕊 まだすねかじる

初夏の花、泰山木（たいさんぼく）。晩夏になっても咲き続けてくれています。 蕊（しべ）たちは花びらから旅立とうとしているのか？　別れがつらくてしがみついているのか？　さながらロールシャッハ・テスト。私は、甘い香りを味わったので、スイーツみたい！が第一印象でした。

溶けそうに暑い日曜日、新宿御苑でタイサンボクの花を見かけた。御苑の真ん中あたりの木が、比較的見やすい位置に花を咲かせていたよ。温室横のタイサンボクも咲いてたけど、中望遠レンズでも結構遠かった。昔の人は真ん中のしべを仏様に見立てたそうだけど、遠目にはそう見えなくもない、かも。

他人の幸せの着地点なんて 他人が分かりっこない どうありたいかを決めるのは その人自身