ヒメタイサンボク/モクレン科
植物画を習い始めたばかりの2008年頃の作品。
なかなか良いモチーフが見つからず手持ち無沙汰
だった時に、当時同じ教室に通っておられた方からお庭のヒメタイサンボクの実をいただきました。
モクレンやコブシなどモクレン科の植物は庭木や街路樹として周囲でよく見かけるのですが、お花屋さんでは限られた時しか売っていませんしお値段も高めなので、描きたいと思いつつも描く機会に恵まれませんでした。
ですのでこの実をいただいた時は嬉しくて、ワクワクしながら描き始めました。
放射状に四方に広がる葉っぱはピカピカしていて元気一杯、何とかその生き生きした感じを出したくて夢中で描きました。
タイサンボクとの違いとして、葉っぱの裏側がタイサンボクは金色で毛が生えているのに比べて、ヒメタイサンボクは白っぽくてあまり毛はありません。
こういった特徴を調べながら、目の前のモチーフで確認しつつ描きました。
描き終わってしばらくすると、実が弾けて中から真っ赤な種が出て来て、この姿も書き足したいと思いましたがもうスペースがなくて断念。
この実を下さった方は、今どうしていらっしゃるかなぁ、今もお庭のヒメタイサンボクは元気かなぁと久しぶりにこの作品を見ながら思いました。
偶然出会えたモチーフなのですが、15年以上たった今も大好きな作品として残っています。
ご覧いただき、ありがとうございます😊
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