Masae☆Photo

フォトグラファー / フラダンサー。風景写真を中心に、最近は街歩きスナップも楽しんでい…

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フォトグラファー / フラダンサー。風景写真を中心に、最近は街歩きスナップも楽しんでいます。ベランダガーデニングとオーガニック食材を使った美味しいものも大好きです。※写真をお使いになるときは、ページのリンクをご記載願います。

マガジン

  • ハワイから教えてもらったこと

    ハワイに何度も通ううちに知った、ハワイアンの考え方やハワイの叡智を自分なりにまとめています。

  • 備忘録

  • わたしについて

    自己紹介的に書いた記事をまとめています。

最近の記事

イマココの宝物を集めて

わたしはスナップが好きです。 写真仲間でよく話題にのぼるのが、『どういう被写体を撮るのが好きか』というお題です。人物を撮るのが好きな人もいれば植物が好きな人もいて、それぞれ撮りたいものがあるのが写真。写真も絵もそうですが、それぞれが表現したい世界があって、その手段として存在するものだから、それぞれ自分の世界観をより現せる被写体があります。 わたしはこの質問に答えるとき、今は『スナップが好き』と答えています。今は、ということは、かつてはそう答えていなかったときもありました。

    • 見たことないはずなのに

      田園地帯に広がる稲が青々と生い茂った田んぼ。遠くから聞こえるローカル線がガタゴト通る音。カラスが鳴く秋の夕暮れ。落ち葉を焚いて焼く焼き芋の熱さ。 思い返せば自分の人生の中でそんなに馴染みがある光景ではないはずなのに、目にしたり耳にしたりすると懐かしさを感じる。そんな景色ってありますよね。覚えていないだけで見ているかも知れないし、テレビの影響なのかも知れない。だけど、懐かしいなーと感じる景色。そして、その景色には多くの人が同じ感情を持つような気がして、それも不思議です。 夏

      • 見ることの大切さ

        素直な人は伸びる、なんてことを聞いたことがあります。言われたことを素直に実行する人が伸びると。 だけどわたしはそうは思いません。言われたことを素直に実行するのは悪いことではありませんが、そこに『自分で、言われたことを一度消化し、その上で自分の成長に必要であれば言われたことを実行する』人が成長すると思います。 ハワイの伝統文化では、『目上の人に質問をしてはいけない』という不文律があります。歴史あるフラのハーラウなどでは、クムフラ(フラの先生)に質問するのはタブーとされ、生徒

        • どこをどう切り取るかで変わる世界

          SNSがあることが日常となってだいぶ経ちました。日々流れてくる大量の写真の中には、『おや?』と目を惹くものもあります。そして、その場所に行ってみたい!というきっかけになるものもたくさんありますが、行ってみて『写真の方が良かったなぁ…』という場所も、実はたくさんあったりします。 写真は切り取り方で大きく印象が変わります。構図やフレーミングで、なにをどう魅せるかを変えられるとも言えますね。つまり、表現する人のフィルターによって、いかようにもメッセージを持たせられるという面白さが

        イマココの宝物を集めて

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        • ハワイから教えてもらったこと
          4本
        • 備忘録
          3本
        • わたしについて
          2本

        記事

          持って行ったものしか持ち帰ることはできない

          旅は、見聞を拡げるためにある。 そう思っていた20代の頃、『旅からは、持って行ったものしか持ち帰ることはできない』という言葉に出会って『???』となりました。 子どもの頃に本で読んだ憧れの場所を実際に見たいという欲求。育った国とは違う文化や風習を知り、世界の広さを実感したいという希望。珍しい食べ物や景色。わたしは旅が好きで、今までもたくさん旅に出ました。旅に出ることで、自分の世界が広がって、ちょっとやそっとのことでは驚かない胆っ玉も手に入れました。 この言葉に出会うまで

          持って行ったものしか持ち帰ることはできない

          自分で自分を見つける

          心の中のおしゃべりから自分の本心を見つける、ということがありました。 『あ、わたし、本当はこう思っているんだ!』という気づき。それがすとーんと腑に落ちる感覚。本当は外に向けたおしゃべりだったのに、そうではなかった。そう気がついたときの驚きと、今までの自分へ申し訳ないと思う気持ち。新鮮な感覚でした。 頭の中は、いつも何かのおしゃべりで忙しい。瞑想などで一瞬止むことはあっても、その瞬間を『今、一瞬止んだ!』と思ってしまって、そこから思考が騒ぎ出します。 その思考の矛先が外で

          自分で自分を見つける

          暑さの堂々巡り

          暑さの引き金は、私たちの環境へかけた負荷なのだと思うのですが、そこには対処せず、さらに負荷をかけるような行動を促すって、この矛盾はいつ解消されるのでしょう。もちろん短期的にはエアコンは有効です。だけど、そのもうひとつの車輪として、環境への負荷を取り除く行動が促されなければ、いつかこの地球は人間の住めない星になるのではないかと危惧しています。 毎年毎年『記録的な暑さ』が更新されて、体温より高い空気の中にどっぷり浸かる日が続いています。東京都心は猛暑日が続き、夏大好き・海大好き

          暑さの堂々巡り

          世の中まだまだ知らないことだらけ

          今朝、顔を洗いながら、ふと気がつきました。 『わたし、知っているつもりで知らないことばかり』だと。いただきもののタオルで顔を拭きながら、そこに書かれているロゴの文字を見て、『この言葉ってしょっちゅう聞くし口にしているけれど、正確な意味は知らないかも』と思ったことが発端です。 それなりに長く生きてきて、それなりにたくさんの学びを得てきましたが、わたしが知るよりも世界はもっと大きくて膨大で、その大きさを知らないからこそ知っている気になっているのかも知れない。 知らないからこ

          世の中まだまだ知らないことだらけ

          質問力:違う視点を持つこと

          何を言っても相手を怒らせてしまう人がいます。逆に、座持ちがうまく、その場を上手く取り回していく人もいます。 わたしは超がつくほどの人見知りで、どうやって人と付き合うかについて、いつも悩んでいます。そんなわたしが人と付き合うためにしてきたことは、人を観察すること。人を観察して観察して、とにかく観察し尽くすことで、人付き合いを学んできました。なので、自然と周りの人を観察する癖があります。 その長年の観察で感じたことはたくさんあります。人から注目され過ぎず、場の空気を壊すことな

          質問力:違う視点を持つこと

          どちらから見る?ただそれだけ

          統計って、どこから切り取るかによって180度異なる結果を導き出すことができます。 最近聞いた話で、『幸福な人はそうでない人に比べて7~10年寿命が長い』というもの。いくつかのサイトで同じような記述を見ました。そのうちのいくつかは、大手生命保険会社のものでした。おそらく出典は同じところなのじゃないかと思います。 しかし、その根拠となるデータには一切触れられていません。どれくらいのサンプル数で、どういう国の人で、どういう生活環境の人で、かつ収入はどれくらいで…と、統計に必要な

          どちらから見る?ただそれだけ

          乗り越えられないトラブルはないが、逃げても構わない

          わたしの信条のひとつに、『乗り越えられないトラブルは起こらない』というのがあります。人生なんて順調にいっている時間の方が少なく、何かしらの問題に頭を悩ませている時間の方が長いのですが、それでも、何とかなってしまうことばかりです。 もちろん、何も思い煩うこともなく、日々のほほんと生きていられたら良いのですが、なんだかんだとトラブルはある。そう思っていれば、トラブルがあったらあったで何とかなるさーと思えるものです。 死んだら死んだで、それもまた人生。死んだことがないのでその先

          乗り越えられないトラブルはないが、逃げても構わない

          天に貯える

          例えば、道に落ちているゴミを拾う。誰も見ていないけれど。誰かに評価されるためではなく、自分がそうした方が良いと感じたから、ゴミを拾った。 そういうことって誰にでもあると思うんです。本当はゴミをポイっと捨てないのが一番良いのですが、たまたま目に入ったから気になって拾ってみたっていうことが。 わたしの住む運河沿いの街には、早朝に運河のゴミを拾っている方が何人かいらっしゃいます。水に落ちたプラスチックは、鳥や魚の命を脅かし、やがて分解してマイクロプラスチックとなって地上の生物の

          天に貯える

          スキマを作る

          ステマ、ではなくスキマ。隙間。 近頃、この『隙間』の大切さをしみじみ実感します。 小さいところで言えば、会話。会話は相手がいて成り立つのですが、ずーっとひとりで喋っている人がいます。まさに『口を挟む間もない』くらいに。 そうすると聞いている方はだんだん飽きてくるし、疲れてしまいます。さらには、『この人、わたしには興味ないんだなー』って思ってしまい、話も上の空になります。そうなると喋っている方にも新しい情報は入ってこなくなります。つまり、相手からの情報を受け取る機会を自分

          スキマを作る

          矛盾の歩き方

          兎角、この世は矛盾に満ちている。と、わたしは思います。 個性的であれと言いながら、『今年流行りのメイク』の動画の再生回数が半端なく多かったり、雑誌に掲載されたファッションが爆売れしたり。 女性の社会進出を後押ししているかと思えば、いまだに夫婦別姓法案は置き去りにされていたり、130万円の壁があったり。 細かいことを挙げればキリがありませんが、この矛盾だらけの世の中でわたしたちは折り合いをつけながら生きています。一筋縄では行かないこの素晴らしきクソッタレな世界。それはそれ

          矛盾の歩き方

          心とは何か

          それなりに長い時間生きて来ましたが、今でも分からないのが【心】。心はどこにあるのでしょう。 ハワイ語には、心に相当する単語がありません。ですので、心を表現するときには、心臓を表わす【Puʻuwai】プウヴァイを使うようです。確かに、怒りで心臓がバクバクしたり、美しいものを見て心臓がキューっとなったりします。 このプウヴァイを使うのは、英語の心を表わす単語が【Heart】から来た後付けのようにも思います。 前回AIのことについて書きましたが、このAIと人間を分けるもの、人

          心とは何か

          AIは夢を見るか?

          人工知能、いわゆるAIというものの概念は、1960年代に生まれたそうです。それが年月を経て2022年にChat GPTが公開されてから、当たり前のように使われるようになりました。わたしが利用しているAdobeのアプリでも、AIによって生成された画像は、当たり前のように目にするようになりました。 手塚治虫氏の『火の鳥』を読んで育った世代には、そのうちAIが感情を持って人間を支配するんじゃないか、というような未来もあり得ると思ってしまうのは、Chat GPTがほぼ人間とのやり取

          AIは夢を見るか?