工房のタイサンボクの花　　

ミニチュア作家のいわなり ちさとです。
紹介した作品は販売します。気軽にお問い合わせください。

タイサンボクは春に古い葉を落とし、若葉が替わりに伸びてきます。
今年は落ちる葉がやけに多いのです。

茂った高い枝が空を隠してしまうのに、今いい感じに透けていて空が見えます。

そして、いつになくつぼみがたくさんついています。枝が透けているのでよけいにわかるということもありますが、低いところにもたくさんできています。

5月終わりの雨の日に見つけた高いところに咲く花です。
雨の前はBリーグファイナルの試合を見たり、田んぼに行っていて見上げるのを忘れていました。

高枝切狭で3輪ほどどうにか切ってみましたが、2輪は雨で傷んでしまっていました。

これは傷んでいた花

こちらはきれいだった花
花瓶に生けました。

部屋に飾ってからしばらくして見ると花が閉じようとしていました。

花びらが立ち上がってきています。

タイサンボクは咲いてすぐに散るのかと思っていました。
だいたいが高いところにいつの間にか咲いていて、花びらが落ちてきて咲いたことに気づくことが多いからです。

それにしてもこの葉の落ちようと花の付きようの多さは近年にないもの。
なんだか、花が命をつなごうと焦っているような気がします。

花がわっと咲いて、わっと散るという話はそこここで聞きます。
うちのツルバラも去年よりかなり花数が多かったので、ずいぶん間引きました。

これから色付くアジサイも花数が多いような気がします。

もう盛りを過ぎたヤマアジサイは薄い青だったのに、今年はきれいな濃い青になりました。酸性雨のせいかもねと言われて驚きましたが、たしかにそうかもしれません。

たった数年の変化で地球規模のことは占えないかもしれませんが、なにもないことを祈りつつ、平穏な気持ちで花の手入れをして行こうと思います。

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