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084.植物散歩/タイサンボクの花を撮りたい!

植物観察を始めた頃は、サクラと松竹梅くらいしか見分けがつかなくて、近所の街路樹のケヤキやヤマモモも図鑑を何冊も見て調べたくらいの植物知らずだったので、公園で白くて大きな花を見つけてびっくり!こんな大きな花が普通に咲いてるの!?それがモクレン科のタイサンボクと知って大好きになりました。

出会いの花(2022年6月5日撮影)

公園の木や庭木としてもスタンダードなようで、名前を知ってからはあちこちで植えられているのを見つけました。そんなに珍しくない樹木なんですね。知らなかったです。
お気に入りの木をパトロール。だけど大木が多くて、下から見上げてばかり。なかなかお花を上から撮るのが難しいのです。少し前から咲き始めているので、今日もカメラ片手に公園に行ったのですが…。

地上近くに咲いているのに近づけない(2024年6月3日撮影)

下草が刈られていなくて、虫嫌いの私は近づけないのです。いい具合の高さの位置に花が咲いているのに悔しい。まだ刈らないのかな〜。

歩道沿い、高さ50cmくらいのところに蕾を発見したので、今年はこれに希望を託します。

誰も触ったりしませんように。(2024年6月3日撮影)

せっかく咲いているのに良い写真を撮影できなくて、がっかりして帰ってきて、SDカードの今まで撮った写真を見ておりました。去年は下草が刈られていて、斜面から高さのあるお花もうまく撮影できて本当にラッキーだった。

白くてキレイ!(2023年5月28日撮影)

蒸し蒸しした気候の中でも泰然としていて、周りを一切気にしていない大柄の美女って感じですよね。肉感的でちょっと鈍感な美女かな。
葉っぱは固くて光沢のある濃い緑で裏はマットな褐色、あまり好きじゃないのですが、お花の時期に常緑樹の葉っぱが役目を終えて落ちる時期と重なってて、変化のある枯れかけの葉っぱが画面のアクセントになることもあります。

えーっと、私の写真がいつもピンボケがちなのは、老眼で近眼なので、メガネをかけても外してもカメラの液晶がよく見えていないので、だいたいでシャッターを切っているからです(^^;;
家に帰ってパソコン画面で確認して、花より葉っぱにピントが合っててがっかりしたりしてます。なので鷹揚の御見物をば。


虫がとまってても気にしな〜い(2023年6月3日撮影)
良い匂いがします(2023年6月3日撮影)
上側のモジャモジャが雌しべで下側が雄しべ(2023年6月3日撮影)


お花の一生はこんな感じです(みんな違う花です)。

蕾が開き始めたところ(2023年6月3日撮影)
開花の一歩手前(2023年6月3日撮影)
わて、咲きまして〜ん(2023年6月4日撮影)
雄しべが落ちちゃう(2023年5月28日撮影)
どんどん落ちていく〜(2023年6月4日撮影)
花弁の色も変わって、わてどうなりますねん!?(2023年6月3日撮影)
こんなんなりました〜(2023年6月4日撮影)
花びらも落ちてしもた(2023年6月10日撮影)


お花は3日ほどで枯れてしまって、大きいから余計に残骸っぽいのが目立つ。次々咲いていくので、木にはきれいな花と枯れた花が混在するので、散る時もきれいな花弁の色を保っているサクラなどに比べて、引きで見るとあまり美しくなかったりします。

そんなの気にしない〜(2023年6月24日撮影)
気にせず、どんどん蕾をつけます〜(2023年6月3日撮影)

で、タネなんですが、なかなか見られないのです。
まずこの雌しべがいっぱいついた集合果、熟す前にバキバキ折れてたくさん落ちちゃうんですよね。

もったいないよね〜(2022年7月16日撮影)

散歩の度に目を凝らしてみているんですが、2022年に2個タネが付いているのを見つけただけ。この写真を撮った翌日には無くなっていたので、鳥が食べたのかな?2023年の秋は一つも見られませんでした。

赤い実二つ。後は受粉しなかったのだろうか?(2022年11月5日撮影)


今年はせっかくずっと休みなので、タイミングを逃さずきれいな花を撮りたいな〜ついでに香りも嗅ぎたいな〜と思っているのだけど、どうだろう?

(2023年6月24日撮影)


そしてまた、好きな気持ちが高じて、アップリケ図案を作ってしまいました。このバッグは気に入っていて、時々お買い物などに使っています。

雌しべのもじゃもじゃをどうしようかと思っていたのが手持ちの変わり糸が活躍しました。好きではない葉っぱも、ワンピースを縫った残りの端切れがピタっとハマってうまくいった気がする。

ぺたんこバッグにしてみた。
大きい花はアップリケしやすかったです。

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