マガジンのカバー画像

おじいちゃん&おばあちゃん映画

13
老紳士や老婦人が登場する映画をまとめます。味わい深く、時にキュートな彼ら。人生の示唆に富んだ名セリフの宝庫でもあります。
運営しているクリエイター

#映画感想

素敵なウソの恋まじない

素敵なウソの恋まじない

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

2015年のTV向けイギリス映画。英国BBCのクリスマス番組として放送されました。原作は『チョコレート工場の秘密』などの児童文学で知られるロアルド・ダールの小説 "Esio Trot"。ダスティン・ホフマン&ジュディ・デンチの共演で映像化した、ハートウォーミングなラブストーリー作品です。原題 "Roald Dahl's Esio Trot"。

主演は、シャイで心

もっとみる
グラン・トリノ

グラン・トリノ

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

2008年のアメリカ映画。 自動車産業の街デトロイトで長年フォードの修理工として働いてきた頑固一徹の老人、コワルスキー。仕事を引退し妻にも先立たれ一人孤独に暮らす彼と、彼が忌み嫌う隣家のアジア系移民家族との交流を描いた、心に染み入るヒューマン・ドラマ作品です。原題 "Gran Torino"。

出演は、主人公の「ウォルト・コワルスキー」に『ダーティーハリー』シリ

もっとみる
素敵な相棒  〜フランクじいさんとロボットヘルパー~

素敵な相棒 〜フランクじいさんとロボットヘルパー~

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

2012年のアメリカ映画。元泥棒の偏屈じいさんが、息子からプレゼントされた超高性能な介護ロボットを相棒に、再び泥棒家業に復帰しようと熱中。ロボットとの日々を通して活力を取り戻していく姿をユーモラスに描いたヒューマン・コメディ作品です。原題 "Robot & Frank"。

出演は、主人公の偏屈じいさん「フランク」役に『フロスト×ニクソン』のフランク・ランジェラ。

もっとみる
東京家族

東京家族

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

2013年の日本映画。山田洋次監督が、小津安二郎の名作『東京物語』をモチーフに描いた家族の物語。田舎の年老いた両親が、独立している子どもたちを訪ねて上京する数日間とその後の様子を、あたたかさと切なさで綴るヒューマン・ドラマ作品です。

監督は、『男はつらいよ』シリーズ、『霧の旗』、『幸福の黄色いハンカチ』、『学校』シリーズ、『たそがれ清兵衛』、『おとうと』、『小さ

もっとみる
ローマ法王の休日

ローマ法王の休日

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

2011年のイタリア/フランス映画。バチカンを舞台に、思いがけず次期「ローマ法王」* として選ばれてしまった無名の聖職者が、プレッシャーに耐え切れずローマの街へ逃亡を図る姿を描いた、ほのぼのと人間味あふれるコメディ・ドラマ作品です。原題 "Habemus Papam"。(英題 "We Have a Pope")

監督は、『親愛なる日記』(1994年)でカンヌ国際

もっとみる
恋のロンドン狂騒曲

恋のロンドン狂騒曲

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

2010年のアメリカ/スペイン映画。ロンドンに暮らす離婚した老夫婦と、中年の娘夫婦。二組のカップルがそれぞれ新しい恋に振り回されてゆく姿を、ウディ・アレン監督ならではの “くすっと笑える” ユーモアで描いたコメディ作品です。原題 "You Will Meet a Tall Dark Stranger"。

出演は、老夫婦役に『羊たちの沈黙』『日の名残り』のアンソニ

もっとみる
クレアモントホテル

クレアモントホテル

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

2005年のイギリス/アメリカ映画。ロンドンの長期滞在型ホテルで暮らす老婦人を主人公に、偶然ひとりの青年と出逢い、交流を深めてゆく姿を描いた心あたたまるヒューマン・ドラマ作品です。

原作は、イギリスの作家エリザベス・テイラー(往年の大女優「リズ」とは別人)の同名小説。あまりメジャーではないけれど、隠れた良作です。原題 "Mrs. Palfrey at the C

もっとみる
最高の人生のはじめ方

最高の人生のはじめ方

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

2012年のアメリカ映画。愛妻を亡くして筆を断ち、酒に溺れる老作家。湖畔の家に移り住んだ夏、彼が隣家の親子と交流を深めてゆく様子を描いた、心あたたまるヒューマンドラマ作品です。

主人公の老作家を演じるのは、モーガン・フリーマン。監督は『スタンド・バイ・ミー』、『恋人たちの予感』、『ミザリー』のロブ・ライナー。原題 "The Magic of Belle Isle

もっとみる
アンコール!!

アンコール!!

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

2012年のイギリス映画。頑固でいつも不機嫌な72歳の夫アーサーと、病弱ながら彼とは対照的に明るく社交的な妻マリオン。ロンドンを舞台に、老夫婦の愛情を描いた心あたたまるヒューマン・コメディ作品です。原題 "Song for Marion"。

“たまごイエロー”のインテリアが素敵!海外の、特にわたしの大好きなイギリスの映画を観ていると、家の中のインテリアがとても「

もっとみる
カルテット! 人生のオペラハウス

カルテット! 人生のオペラハウス

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

2012年のイギリス映画。引退した音楽家たちが暮らす老人ホーム〈ビーチャム・ハウス〉を舞台に、かつてカルテット(四重唱)として名をはせた男女4人が再会する、ほのぼのとしたコメディ作品です。

『卒業』、『クレイマー・クレイマー』、『レインマン』など、数々の作品に出演してきた名俳優、ダスティン・ホフマンの初監督作品。原作は、ロナルド・ハーウッドによる舞台。

ベテラ

もっとみる
モリー先生との火曜日

モリー先生との火曜日

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1999年にアメリカ ABC で放送されたテレビ映画。ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患い死を目前にしている大学の社会学教授・モリー先生と、元教え子の新聞コラムニスト・ミッチとの交流を描いた、心に染みるヒューマンドラマ作品です。

監督は『ボディガード』のミック・ジャクソン。主演は『アパートの鍵貸します』、『お熱いのがお好き』のジャック・レモン。

実話をもとにした

もっとみる
麗しのサブリナ

麗しのサブリナ

鑑賞時の感想ツイートはこちら。

1954年のアメリカ映画。主演はオードリー・ヘプバーン! ロマンチックな三角関係を描いたラブコメディ作品です。

『ローマの休日』で一躍スターになったオードリーが、次に出演したのが本作。原題は "Sabrina"。

監督は『お熱いのがお好き』、『アパートの鍵貸します』のビリー・ワイルダー。

オードリーの相手役には『カサブランカ』のハンフリー・ボガート、『戦場に

もっとみる
リトル・ミス・サンシャイン

リトル・ミス・サンシャイン

鑑賞時の感想ツイートはこちら。
(※ツイート内のリンク先は現在、無効となっています)

ほっこりした気持ちになれるコメディ映画。

美少女コンテストに憧れるメガネ&ぽっちゃり少女のオリーヴと、個性的なその一家が、ポンコツの黄色いワーゲンに乗って、はるばるコンテスト会場を目指すロードムービーです。

ちょっと残念な家族たちオリーヴの家族たちが、みんな、ちょっと変わっていて面白い!

○ オリーヴ(ア

もっとみる