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求職リアル‼

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人生何度目かの求職活動。 生活の大半を占める仕事という、生きて行くための居場所探しは、社会に出て働くという現実の難しさと厳しさをまざまざと見せつける。 働くことは生きることなのか…
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#ハローワーク

12月21日

 ハローワークへ赴く。面接を辞退した日に、気になる求人が見付かったからだ。
 とはいっても、希望している正社員ではない。僅か数ヶ月の有期雇用。クリアしているのは給料と休日、希望業界で、希望の通勤圏内だということ。最優先事項である〝生涯雇用〟だけが足りないが、勤務開始日が来月の後半なので、運良く採用されたとしても、まだ正社員の仕事を探し続ける猶予はある。求人票を元に、疑問点を確認してもらったら、こち

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12月17日

 母の離職票が届いたので、ハローワーク行きに便乗した。応募したい求人があったわけではないが、求職者マイページが三ヶ月の利用期間を経て無効になって久しい。有効化してもらうには再度訪れねばならず、それだけのためにわざわさ片道三十分以上かけなければならないのが、時間もガソリンも勿体なく思え、不便さに苛々しながらも放置していたのだった。
 ハローワークは閑古鳥であった。こんなに空いているのを見たことがない

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12月8日

 求職サイトからの応募で初めて、面接日調整の連絡が来た。
 実は二件応募し、働きたいのは近隣の事務職だったが、こちらはあっさり書類選考で撃沈。勢いで応募したもう一件から〝面接〟という返信が来たのである。
 面接…といっても、〝面接会〟とある。普通の面接とは違う匂いがする。催し物会場みたいなところに、人が沢山いるイメージ。実際は判らないが…。
 まさか面接…という話になるとは思わなかったので、大いに

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11月9日

 嫌々やったことは大概失敗する。そう自覚したものだから、石橋を叩き捲って結局渡らない…そんな生活になって久しい。決して良い傾向だとは思わないが、無理に渡って上手くいった経験がない。それだけは真実なので、今は自分を信じるしかないと思っている。誰も否定しないのは、それだけ人と関わる機会が減ったからかも知れない。先日、大枚をはたいて大きな買い物をしたことを知った弟が言った。
「血ぃ吐くまで働けよ!」
 

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10月11日

 今月に入って、求職者マイページから求人検索が出来なくなった。保存していた希望条件がクリック出来なくなっている。マイページではなく、トップページからの検索は可能なので、検索自体出来なくはないのだが、複数の希望条件を毎回一から入れ直さなければならず、かなり不便だ。また、気になる求人があってもマイページに保存出来ないので、比較検討しようにも5ケタ+8ケタの求人番号をいちいち控えておいて、その都度入力し

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7月3日

 3回目の失業給付認定日。間もなく給付が終わるというのにまるで進展しないせいで、流石に気が重い。駐車場の入口が大渋滞で、横柄な警備員の対応にイラっとする。入る頃には感じの悪いデブ親父は背を向けて去って行く所で、駐車券対応をしてくれたのはシフトチェンジしたらしい華奢で謙虚なおじいちゃんだった。
 いくつか気になっているが決め手に欠ける求人の応募状況を聞こうと、職業紹介の順番を待つ。今日の窓口は女性が

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6月29日

 変わり映えのしない求人情報に振り回されるのに疲れて、暫く覗かなかった求職サイトで久々に検索を掛けてみた。
 びっくりした。
 今月初めに応募してあっさり書類選考で落とされた、自身の中で100点に近かった求人が、そのサイトに出ているではないか。しかも更新日時は今日である。
 ハローワークの求人票は一週間ほど前に無効になっていたので、人が決まったのだと思っていた。
 そして更にびっくりした。
 求職

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6月10日

 捨てる神あれば救う神あり。と言えるかどうかわからないが、条件の良い気になる求人を見つけた。たまたま母の〝待機〟とも重なり、家事や犬の世話を気にせずハローワークへ出かける。今日はすごい人だった。
 検索する際に職業紹介窓口の番号表を発券してもらい、直前まで新着求人を探す。オープンして暫くは、新しいものはない。それでもただ椅子に座って順番を待っているよりは良かった。
 40分程してようやく順番が来た

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6月6日

 久しぶりに携帯サイトの求人を確認した。【採用で最大〇万ポイントプレゼント!】など、おいしいことが書いてあり、しょっちゅう送られてくるメールだ。求人数の多さや、豊富な職種を謳い文句にしているが、そこに期待してヒットした例がない。このところは見ずに削除していた。
 見逃しがあるかも知れない。
 新しい情報が入っているかも知れない。
 期待したが、謳い文句が嘘八百だと改めて実感しただけだった。
 介護

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6月5日 ①

 2度目の認定日。嫌な気持ちで出掛ける。
 どう頑張っても、やはりハローワークは苦手。学校を卒業して初めて行ったときより、随分明るく綺麗になってはいる。それでも照明を落とした薄暗い室内や、天井の低い閉塞感は気を滅入らせる。そもそも窓…あっただろうか?
 失業保険の給付を受けるには行かざるを得ない場所だが、就活が進まない状態で、希望を持って出かけたくなるような場所では決して無い。
 バイクで行くと、

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5月8日

 ハローワークへ行くのに車を要する為、仕事の母を送迎して拝借することに…。
 犬が相変わらず食べないことで時間が切迫し、車内で喧嘩になる。嫌な予感。
 初回の給付認定を受けるが、上の空で、振り込みがいつになるのか右から左になってしまった。
 求職者マイページ開設が上手く行かないことを問い合わせると、メールアドレスを間違えて登録されていた。書類のコピーには間違いがなく、ハローワーク側の入力ミス。今回

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5月7日

 占いに「天職が見付かるかも知れません」と書かれてあったので、そう簡単には見つからないと思いつつ、一縷の望みを捨てずにいた。
 やっぱり見つからなかった。
 あまりにも希望が希望としての力を発揮し辛い身の周りであることを無視できない。しかし無視していなければ何も出来ないというのも現実である。
 明日、1回目の失業認定を受けにハローワークへ行く。
 犬が食べないという家庭の非常事態を、家に居るという

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5月1日

 考え過ぎて明け方になり、迷い迷いHPを開く。コロナの関係で、ハローワークに出向く以外、職業紹介の手段があった気がした。電話し、確認すれば、求人先に問い合わせて紹介状をFAXしてもらえることになった。
 5分ほどで折り返し電話がかかって来る。がっかりした。
 昨日出たばかりの求人に、この午前中で人が殺到したらしく、早々と募集を打ち切ったのだと言う。結局、応募も叶わなかったのだ。
 仕事がない時期な

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4月30日

 昨日は祝日。ゆっくりスタートでリズムが狂うも、仕事が一つ片付く。犬が一日玄関先で眠っていたので、畑へ行くこともなかった。一方で、毎回一日二日費やす衣替えが、日付は変わったが、一日で終わった。
 パソコンを開かなかったのは久しぶり。就活に動きが望めない祝日だったので、自分を脅迫せずに済む。

 今日は平日だということを忘れる。
 朝から犬を洗い、彼が母と共に自然乾燥の旅へ出掛けている間に、いつも

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