5月1日

 考え過ぎて明け方になり、迷い迷いHPを開く。コロナの関係で、ハローワークに出向く以外、職業紹介の手段があった気がした。電話し、確認すれば、求人先に問い合わせて紹介状をFAXしてもらえることになった。
 5分ほどで折り返し電話がかかって来る。がっかりした。
 昨日出たばかりの求人に、この午前中で人が殺到したらしく、早々と募集を打ち切ったのだと言う。結局、応募も叶わなかったのだ。
 仕事がない時期なのだと思った。伴って、求職者が溢れている時期とも重なる。
 ハードルは高くなかった。業界勤務経験も、【あれば尚良し】とあり、資格や免許にも問われない。短期の有期雇用で、しかし更新の可能性はあり、また、幅はあってもある程度待遇が安定している。善しと思うのが私に限ったことではないのは当然と言えば当然。
 それにしても、まる一日も経たないうちにどれだけの人がこの求人を見て、飛び付いたのだろう。チャンスさえ掴めないなんて、私のやり方自体が間違っているのか…。かなり落ち込む。
 受け止め方に迷う。
○目標のひとつである、【正規雇用】ではなかったのだから、自分には目標を達成できるだけの道が別にあるということ。●
●自分には〝希望を持ち、選択する〟という価値などないのだから、そろそろ贅沢言わずに手当たり次第応募して、取ってくれるところで働くべき。
 まだ、前者なのだと捉える精神的な余裕は残っているが、連休を前にして大量に開示された他の求人情報に、目が覚めるようなものはひとつもなかった。
 新しい月が始まり、停滞していたものが動き出す気配に希望を持ったのも束の間、一夜にして夢が醒めた気分。それも冷水を浴びせられて飛び起きた感じ。すっかり疲弊した。
 
 急な暑さに、予定より早く布団も8割衣替えする。シーツの洗濯や入れ替えに手間取り、今日は畑に行けず、散歩も母任せになった。
 時間が勿体ないので、くよくよせずに切り換えないと…。
 以前もらって放置していた『365日の紙飛行機』の楽譜に思い立って挑戦してみたら、思いの他、良い曲で吃驚した。歌詞に大分励まされる。アイドルの歌に興味がなく、聴いたところで良さは感じられなかったのに、侮ってはいけないな…と思った。

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