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読書

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これまで読んできた本のなかで、特に影響を受けた本について語っています。
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#推薦図書

「生活」への温かなまなざし〜クリームイエローの海と春キャベツのある家

「生活」への温かなまなざし〜クリームイエローの海と春キャベツのある家

あるとき、「暮らし」と「生活」の似て非なる響きについて考えたことがある。

暮らしは、憧れや理想のライフスタイルのニュアンスを多分に含んでいる。
雑誌や書籍、YouTubeで描かれているような、すっきりと整い余裕が感じられるさま。

一方、生活はもっと地に足のついた、それどころか時折田んぼに片足を突っ込んだような、何とももどかしく精一杯に気を張りつめている感じがする。

どちからというと、私は現実

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ネットの波に揉まれるより、お守りの本を開こう

ネットの波に揉まれるより、お守りの本を開こう

誰にでも、お守りのような本があると思う。

心が疲れたとき、迷うとき、私が決まって読み返す本は「繊細さんの幸せリスト」だ。

内容は繊細さん、いわゆるHSPという敏感な性質を持つ人に向けたもの。

HSPは何事も深く感じ取る。
0か100かで判断してしまう「白黒思考」や、無関係なことでも自分のことと勘違いしてしまう「自己関連付け」といった、厄介な考え方のクセもいくつかある。

反面、ちいさな幸せや

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『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』をやってみました

『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』をやってみました

(私の『本当にやりたいこと』って何なんだろう?)

小説の資料を探すため、本屋に来た私の胸に突如疑問が湧きました。

お目当ての資料を読んでも、これから書きたかったはずの小説にワクワクするどころか、圧迫感と息苦しさを感じたのです。

その日、資料の代わりに購入した本が『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』でした。

自分だけのためでなく、誰かのためにもなることがしたい現在私は専業主婦で、幸い

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書くという行為の踏切板〜「書く習慣」

書くという行為の踏切板〜「書く習慣」

「何か書きたいのに書けない」「どうしても発信することをためらってしまう」…。

そんな悩みを抱えた人にとって、跳び箱の踏切板のように心強い本が出版されました。

フリーライターで、noteでも多数の記事を投稿しているいしかわゆき(ゆぴ)さんの「書く習慣」です。

SNSやブログ、そしてnoteなど、個人が発信する敷居が下がった一方で、「何を書けばいいのか分からない」「発信することに抵抗がある」声が

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「売れ続けるネット文章講座」〜自分の言葉で伝えるための指南書

「売れ続けるネット文章講座」〜自分の言葉で伝えるための指南書

文章を書いていて、どうもしっくりこない。自分が紡いだ言葉のはずなのに、どこか手応えがなく、借りてきたような文章になっている。

「自分の言葉」で伝えられていない感覚におそわれたことがある方は、少なくないはずです。

今回は自分の言葉で伝えるための指南書『売れ続けるネット文章講座』の紹介と、悩みの渦中にあった私が実際に本書を読んで学んだこと・おとずれた変化をお話しします。

言葉も伝え方も迷子になっ

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