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あの日の後悔、明日への希望
こんなにも会えないのなら、あのときのあの時間を、もっと楽しんでおけばよかった。
ドタキャンした飲み会、ちょっと無理してでも行けばよかった。
うるさいなー、バラエティ嫌いなんだよねってスカしてチャンネル変えたバカ殿、素直に笑って見とけばよかった。
あのとき、酔いつぶれて寝たりしなきゃよかった。顔を合わせて他愛無い話に花咲かせるあの時間を、もっと大事にすればよかった。
月に一度しか開かない店、
あの夏の夜、車内で起こった小さな革命の話 #私のイチオシ
「MOROHAって知ってる?私、あの人たちのライブにも行きたいんだよね」
2019、夏。朝から晩までおどり揺られて楽しんだフェスの帰り道だった。車で友人を送り届ける道中、楽しかったねぇ、またライブ行こうねと話していた流れで、友人が言った。
モロハ?聞き覚えのない名前。知らないと答える。
「ラップの人とギターの人なんだけど、めっちゃいいんだよ」
「へー」
信号待ちでiTunesを起動。検索
「わたしがお嫁に行くときは、この筆で紅をさしてね」
なんて、3歳の次女がいうわけはないんですけども。
長女が生まれたころ、友人からこんな話を聞きました。
「こないだね、友達の結婚式に行ったの。
その友達はね、結婚式が始まる前に、お母さんに口紅を塗ってもらったんだって。
赤ちゃんのときに初めて切った髪で作った紅筆で」
な、なにその感動的な儀式は…!!
そんなシーン、想像しただけで泣いちゃう。
初めて切った髪の毛で作る筆を、胎毛筆というらしい。
金沢から岡山へ、女ひとりリトルカブで走った2日間450kmの旅路 ~前編~
ちょうど10年前、大学4年生の夏のこと。
ふせんだらけのツーリングマップル片手に、金沢を出発しました。目に映るのは、朝なのに黄昏時のような感傷的な景色。ジェットヘルメットに付けた、オレンジ色のバブルシールドのせいです。
カブに乗れば、どこにだって行ける。排気量50cc、赤と白のリトルカブ。
スーパーカブより丸っこく、かわいらしいボディの原付バイクです。
運転免許を取得した翌日、中古車ショップで買
父の死で人生観が変わった話
ちょっとした身の上話です。
私の実父は、47歳で亡くなりました。私が高校3年生のときでした。
父の突然死は、私の人生に多大なる影響を与え続けています。
葬式くらいは行ってやるよ私が10歳の頃、両親は離婚し、私は母の元で育てられました。
しばらくは父との面会もありましたが、私が中学生になる頃には会わなくなっていました。
父はすこしばかり、暴力的な面がある人でした。
だから私は当時、両親が別れて良
言語化は自分にとって原点回帰である、という話
ライター業を始めて3か月が経ちました。
文章を書くということは、私にとって本当に楽しいことです。
ふと、もしかしたら昔から「書くこと」って自分の中では大きな軸だったのかも?と思い始めました。
今思えば、特技だったのかもしれない小さい頃から、文章を書くことが好きでした。
学校のテストでは算数は10点、国語は100点。(ザ・文系)
受験科目でも、小論文は得意でいつも高評価をもらえていました。
そうい
ライター業を始めて、キッチンドランカーを辞めた話
キッチンドランカーを卒業しました。キッチンドランカーだったのです、私。
お酒が好きです。
とくにビールが。
毎日、17時に会社を退勤し、娘たちを保育園に迎えに行きます。
17時半に帰宅して、ざっと片付けて、キッチンに立つと同時に缶ビールをぷしゅっ。
ほろ酔いで夕飯を仕上げ、家事を済ませて娘たちを寝かせます。
娘たちが寝たら、ハイボールへ移行。
ウイスキーを炭酸とレモンで割り、そっと混ぜます。