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人間としての生き方

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日々の経験などからつれづれ
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「間違える」ことが「悪」の日本文化

「間違える」ことが「悪」の日本文化

会議で間違ったことや稚拙なことを言えない。

間違えたら嫌だし恥ずかしいから、授業で手を挙げられない。模範的な回答を思いついたら手を挙げる。

先生に名指しされて仕方なく答えたら、簡単な問いにもかかわらず間違った、或いは頓珍漢な答え方をしてしまい「そんなこともわからないのか」と周囲がなぜか上から目線となって嘲笑の目を向けたり、見下した態度をとったりする。

ドラマでも、また普通に放送されるバラエテ

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NHK「新日本風土記」日本橋〜地元に根差すという生き方の根底にあるもの&今の政治の行方

NHK「新日本風土記」日本橋〜地元に根差すという生き方の根底にあるもの&今の政治の行方

録り溜めていた番組の中から「新日本風土記」の日本橋編を視聴(2014年7月18日放送のものがコロナ禍で再放送された)。エピソード一つ一つが昔ながらの日本の心意気と矜恃に溢れていた。

「民度」という言葉が最近は脚光を浴びているようだが、日本の民度の高さは、こういう江戸の町人文化のような伝統の中にあるのだろう。真っ正直にしかし知恵を絞って丁寧に働き、仲間やお客さんを敬い、生まれてくる子供たちや土地を

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子供は大人より現実をありのまま受け取るセンサーのような生き物である(日馬富士の浴衣地マスクからの一考)

子供は大人より現実をありのまま受け取るセンサーのような生き物である(日馬富士の浴衣地マスクからの一考)

我が家は家族全員花粉症で、特に母は1970年代のオイルショック経験世代主婦だから、必要以上に(スペースも無いのに)家にストックを置いておこうとする癖が今だに抜けず、それが幸いして何とか騙し騙し昨年の不織布マスクで凌いでいくことができた。しかも私はほぼ失職状態となったし、花粉にまみれてそれを家に持ち込む外出仕事から解放されて(←というと大いに語弊があるけれど)自宅に引きこもっていれば良いから、その分

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