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煙に巻かれたド素人、本物を見る
私はど田舎出身の都会に住む子持ちの人間だ。
物心ついてから久しいが、社会人になってから保険に関しての営業を無数に受けてきた。
保険の仕組みは相互補助の観点からもとても良くできたものだと思う。
しかし、保険の営業マンが家に上がり込み、年収や世帯状況を聞かれ、ようわからん煙に巻くような説明を受け、結局ようわからんまま勧められた保険商品を選択し、契約する。
そして後で振り返った時、残るのはようわ
田中、会社辞めるってよ
「田中、会社辞めるってよ」
コピー機で書類をスキャンしながら、オレは中山に耳打ちするように囁いた。
「え、マジすか!?」
少し驚いたような拍子抜けしたような表情で中山はオレの方を向いた。
青天の霹靂、というやつか。
田中が青井部長からパワハラを受けているとオレに相談があったのは、今回の現場の件より以前の話だ。
しかし今回、現場で青井部長と喧嘩して、田中の堪忍袋の緒が切れて何も言わずに帰
嫁の足音にドキドキするオレ
今日はオレの番のはずだ。
昨日と一昨日は嫁の番だった。
風呂上がりの洗面所で、髪を乾かしながらドライヤーの轟音の中に嫁の足音がないか常に伺っている。
今んとこ大丈夫だ。
今日は妻がご飯担当で、保育園の迎えもやり、風呂も寝かしつけも行っている。
俺は夕食後の食器の片付け。
昨日と一昨日は逆だった。
在宅ワークは、ラクだが業務後の家事や育児がついて回るからそれが大変だ。
とにかく子供2
なぜ犯罪者は低学歴の人が多いのか
YouTubeにある動画が投稿された。
その動画の中で、建設現場で働く初老の建設作業員同士が映っていた。
おそらくその動画は、作業の休憩中に撮られたものなのだろう。
その作業員同士は口論になり、どんどんエスカレートしていた。
それを第三者が撮影しているという構図だ。
一方の作業員が意味不明な言動でまくし立てているのに対して、もう一方の作業員は頭に血が登っているのが見受けられるものの言い返
「オレかっこいいぜ」が溢れている
ペデストリアンデッキのモニュメントの前のベンチで足を組んでいる日焼けした高校生男子。
ツーブロックを決め、ワックスでいい感じの頭の雰囲気を醸し出し、制服のシャツをズボンから出して、スマホを片手で斜め上の方角を見入っている。
これから彼女でも待ち合わせしているのかい?
彼の瞳の奥、否、心の奥底では「自意識」が溢れ、全ての彼の意識は彼自身の風貌をメタ認知で捉えているのであろう。
要は、潜在的に