「オレかっこいいぜ」が溢れている
ペデストリアンデッキのモニュメントの前のベンチで足を組んでいる日焼けした高校生男子。
ツーブロックを決め、ワックスでいい感じの頭の雰囲気を醸し出し、制服のシャツをズボンから出して、スマホを片手で斜め上の方角を見入っている。
これから彼女でも待ち合わせしているのかい?
彼の瞳の奥、否、心の奥底では「自意識」が溢れ、全ての彼の意識は彼自身の風貌をメタ認知で捉えているのであろう。
要は、潜在的に「オレかっこいいぜ」が溢れている。
オレかっこいいぜが溢れている男子はゴマンといるが、それがバレるとお粗末だなと痛感する。
そんな夕方の黄昏時だ。
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