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ごーせんのエッセイ

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心の底にある、感情のヒダを一つ一つ丁寧にもみほぐし、浮上した思いを言葉に乗せて囁きます。
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誰も知らない、私の知っている蠢き

誰も知らない、私の知っている蠢き

彼は蠢いていた。

否、彼らは蠢いていた。

漆黒の中に、微妙に赤く、胡麻粒の如く、真鱈に蠢いていた。

私は盛り上がっている大衆を尻目に、絶対に伝えてはならない紛れもない事実であると、胸の悲劇的な高鳴りと共に、額から湿気と暑さで異様に暑い大気の中をじとっとした汗をかきながら唇を硬く曲げて閉じていた。

なぜ、私だけが気づいてしまったのか。

レーシックを受けて、異様に焦点がかなり遠方であってしま

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嫁の足音にドキドキするオレ

今日はオレの番のはずだ。

昨日と一昨日は嫁の番だった。

風呂上がりの洗面所で、髪を乾かしながらドライヤーの轟音の中に嫁の足音がないか常に伺っている。

今んとこ大丈夫だ。

今日は妻がご飯担当で、保育園の迎えもやり、風呂も寝かしつけも行っている。

俺は夕食後の食器の片付け。

昨日と一昨日は逆だった。

在宅ワークは、ラクだが業務後の家事や育児がついて回るからそれが大変だ。

とにかく子供2

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結局、性(サガ)は変わらない

結局、性(サガ)は変わらない

自己分析すると私は自意識過剰で、少しナルシストで目上の人に怒られるのが怖い。

強くなりたいと漠然と思い、社会人になってからは自己啓発書を読み漁ったこともあった。

東京に住み、人並みの挫折を感じた中である日、布団の中でボーっと考えて思ったこと。

それは、「人の本性は結局変わらない」ということ。

その時、布団の中ではある過去の記憶を回想していた。

小学校5年生の夏、私は1000円札を友達に渡

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ある瞬間に気づいたオカンの愛とそれに伴う純情な感情

ある瞬間に気づいたオカンの愛とそれに伴う純情な感情

あなたは赤ちゃんの頃、ウ〇コを漏らしまくっていたと思う。

私もそうだ。

しかし、私は小学生の時に忘れられないウ〇コ体験がある。

「急に、ウ〇コの話かよ!」と思われたかもしれないが、私はここから親の愛、母の愛を感じずにはいられなかった体験があるので是非ともあなたに共有したいのだ。

そう、あれは今でも脳裏に焼き付いている。

それは突然に訪れた、というかモヨオした。

私の地元は愛知県の片田舎

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なぜ金曜ロードショーで「ジブリ」がやっていたらテレビのザッピング中でも手を止めてついつい見てしまうのか

なぜ金曜ロードショーで「ジブリ」がやっていたらテレビのザッピング中でも手を止めてついつい見てしまうのか

夏はジブリ。

3週連続ジブリも珍しくはないと思う。

夏の夜、金曜の夜は猫も杓子もジブリ祭りだ。

私は一つ気づいたことがある。

そう、表題の内容について多くの方が共感するのではないだろうか。

ジブリは何回テレビで放送されても、リピーターがいるから何度も何度も金曜ロードショーでやるのであり、たまたまつけたテレビでジブリがやっていたらついつい観てしまうと言うのが大半の人の本音ではないだろうか。

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ギャランドゥーのワルツ

ギャランドゥーのワルツ

ワルツという言葉を、ご存知だろうか?

音楽に関係する事だと認識する人は多いと思う。

ウィキペディアを確認してみてもそんな感じだ。

私はこの言葉を私の愛しい「胸毛」に由来するものとして読者諸君にお伝えしたいと思う。

胸毛、否、ムナゲだ。

MUNAGE。

ここでいう「ムナゲ」とは、下記の毛であると定義する。

・乳首の周りに生えている毛

・乳首と乳首の間の皮膚に生えている毛

・ヘソの周

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