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「ビッグモーター」 がやてっく~誕生前夜~ #特別編

こんばんは。
埼玉県越谷市という街で、がやてっく株式会社という小さな会社を経営している小栗義樹です!

今日はですね、本来は「好きな物語」をやる予定だったんですけど、急遽予定を変更します。

どうしても、これを書きたいなって思ったんです。

ビッグモーター


最近ずっとニュースになっていますよね。保険料の水増し・修理すべき車を故意に壊す・除草剤を使い、店前の草木を枯らすなど、様々な問題が浮かび上がっています。

社長は会見で、「経営陣は何も知らない。店舗の社員が実行し、管理職などが指示を出した」と言っていて、報道では「責任逃れではないか?」という疑惑や「監督不行き届きなのではないか?」など、会社のマネジメントの不備を言及しています。

僕個人はこのnote内で、時事問題に触れるつもりはありませんでした。でもこの問題は、僕が月曜日に書いている「がやてっく~誕生前夜~」の根本問題と非常に重なる部分が多いと感じられて、どうしても、書かずにはいられないことが溢れてきたので、今こうして記事を書いています。

もう書かずにはいられないなと。僕自身が我慢できなくなっているわけです(笑)

ということで今回は、がやてっく~誕生前夜~ 特別編として、ビッグモーターとこの物語の舞台であるC社を重ねた話を有料記事として出したいと思います。

普段、僕が「がやてっく~誕生前夜~」を書く時は、舞台の名前をC社としたり、登場人物を仮名にして物語を進行しています。ただ今回、仮名だと話が伝わらない可能性があるので、実名を使って記事を書き進めていきます。有料にさせて頂くのはそのためです。誰でも見れる場所で実名を使うのはリスキーですからね。

ちなみに、当シリーズの本編とは何も関係がありません。話に影響することはないと思います。ただ、この記事の有料パートを読むと、毎週更新しているがやてっく~誕生前夜~が面白くなることは保証します。

宜しくお願い致します。

まずはビッグモーターが起こした問題について整理します。

ニュースなどで見ていると、非常に断片的な報道がなされているので、話しの軸を理解していない人が多いのではないでしょうか?

まぁ、ネットニュースや動画などで追いかければ全貌が分かると思いますし、このnoteでも、沢山の人が触れている問題なので、他の人の記事を見てもらえばわかるのかもしれないですが、一応僕もまとめておきます。

2021年に、ビッグモーターの内部を調査するという動きはすでにありました。つまり兆候は、数年前からあったという事になります。

事件が明るみになったのは今年の5月。雑誌「Friday」が暴露記事を出したことが発端です。

この暴露記事を皮切りに、ビッグモーターを辞めた社員などからのタレコミが相次ぎ、結果として炎上しました。その後、2023年7月、社長が会見を行ったという流れです。

この暴露、辞めた社員だけではなく、問題となっている損保ジャパンも報告を上げたと言われています。この報告で分かったことが「保険料の水増し問題」です。

現在上がっているビッグモーターの問題行為はコチラです。

・保険料を水増しするために修理に運ばれた車を故意に傷つけた。
・車検を適当に行っていて、一部の店舗で車検を行う資格をはく奪された
・店舗前の草木を除草剤によって枯らせた。
・事故車を販売していた

こうした問題行動について、同社の社長は「店舗のスタッフ及び管理職が勝手にやった。経営陣からの指示は一切ない」と言い切っているわけです。

では、本当に経営陣は関係していないのか?

こちらは疑惑レベルなのですが、こういう問題の背景には「売上至上主義」「パワハラ」「過酷なノルマ」があるみたいです。これは社員からのタレコミがソースとなっているみたいですね。したがって、調査が進まないと分からない状況にあります。

ただ、このタレコミがマスコミによって報道されたのち、ビッグモーター社内ではラインの一斉削除が命令されたなんて事も言われています。ウソかホントかは分かりませんが、根深くて闇がある事だけは確かでしょう。

こうした問題の中でビッグモーターは、社長及び副社長が退きました。諸悪の根源はこの副社長と言われているみたいですね。これも確証はないですけど、そういうタレコミが相次いでいるみたいです。

毎刻、新しい問題が出てくるので、これが最新の情報とは言えないですが、一連の流れをまとめるとこんな感じになります。

ちなみにこの問題、金融庁がブチギレていますね。

問題になったビッグモーター以外にも、保険の水増しを見過ごしていた、大手保険会社、また、ビッグモーターの主要取引先であり、協力会社だった「損保ジャパン」にも調査を入れると会見しました。

これはなかなかすごい事です。

ビッグモーターは中古車販売シェアNo.1。損保ジャパンは保険会社の規模としてはNo.3かNo.4。簡単に言えばどちらも超大手なのです。ここにメスを入れるぞというパターン、あんまり無いんですよね。まぁ、入れたところで何かが変わるとは思いませんけど。

この辺の会社は、市場・経済に大きな影響を与える会社です。政府の指示で業務停止命令なんて出せば、経済への打撃は大きいでしょう。隠された真実が白日の下にさらされることにはなるかもしれませんが、だからといって、その後の対処に大きな影響があるとは思えません。

ちなみにビッグモーターは、メディアのナショナルクライアントでもあります。テレビやラジオで、その名前を聞かない日はありませんでした。となると、メディアも忖度することになるでしょう。簡単に潰れてもらっては困りますからね。

さすがにここ数日はCMを見かけませんけど、今後どうなるかは本当に分かりませんよね。

とまぁ、こんな感じです。

ちなみにこれ、消費者もしっかり損しています。意外と論じられませんが当然です。水増しされているそのお金は、消費者の保険料から賄われています。保険料は、事故を起こしたり、破損してたりして修理に出せば、プランの上昇と共に上がりますよね。

故意に壊されて修理代が上がり、その分を保険で賄えば、その消費者の保険料は上がるんです。

だからこそ、ビッグモーターを利用していた人・ビッグモーターと取引のある大手の保険会社を利用していた人は、もっとしっかり怒るべきだとも思います。

では、どうしてこんな事が起こったのか?

重要なのはここです。そして、こここそ、がやてっく~誕生前夜~の舞台であるC社の状況と異常に似ていると思う部分なのです。

この問題の原因は3つです。

・売上至上主義
・非上場と家族経営
・ブラックボックス化による外部監視の甘さ

これ、C社に非常に似ています。この似ている部分は、有料パートでお話します。

まず、売上至上主義。

そもそもの話ですが、スタッフや管理職が不正を起こした原因は、降格などの脅し、売上をアップせよという激詰め、厳しくて無駄に細かい管理体制から生まれる叱責。いわゆるパワハラです。

これは断言してもいいでしょう。なぜなら人は弱いから。自発的に問題を起こすことはないでしょう。(なかには例外的にそういう人もいるけど)そんなことする理由が見当たりません。普通、大きな会社に採用される人間は、良くも悪くも普通です。普通だからこそ、分別はつくはずです。こういう人は、自分から問題を起こそうというよりも、環境に支配されて1度だけ悪事に手を染める。それがいつのまにか常態化してしまうパターンが多いと思います。

ヒューマンエラーではなく、システムバグなんだと思うんです。

これもニュースで上がっていましたけど、この会社は過度な啓蒙活動なんかも行っていたみたいですね。だからこそまぁ、そういう問題行動が常態化してもおかしくはないでしょう。

ちなみにこれ、悪い人間が引き起こしただけなら、こんなに継続的に広範囲で問題になることはないと思います。多くの人間が関与していたのなら、それはもうシステムに問題があると考えるのが妥当でしょう。

次に非上場と家族経営ですね。

これは発見が遅れた原因でしょう。上場していれば、外部の株主がお目付け役になります。不正があればすぐに公表されていたでしょう。

家族経営や関係者による年功序列経営って、時間が経過すればするほど、妙な絆が深まることがあるんですよね。その結果、経営よりも仲間意識が強くなり、それが優先される場合が出てくることがある。

独裁政治が失敗する理由はこれです。前述しましたけど、人間は皆弱いんです。居心地の良い空間は壊したくないし、まかり通るものはまかり通したいわけです。

この流れで最後の話をしますが、こういう独裁的な兆候が強まると、当然内政はブラックボックスになっていきます。当たり前です。外部に公表する理由なんてありませんから。

終いには、本来監視の役目を果たさなくてはいけない機関さえ、ブラックボックスの中に取り込まれてしまい、正常な機能を果たさず、悪循環に陥ってしまう。

自民党が官僚に忖度させたり、検察の人事に介入して、TOPを内閣で決めようとしたりしていたあれなんかは、独裁政治の過程といえます。

この問題の根底にあるのは人間の弱さが生んだ監視機関の腐敗です。そうなる条件がすべて揃っていました。恐らくですが、社員は生きた心地がしないような環境で働いていたと思います。

離職率も結構えぐいですよね。社長が会見で、1,000人の社員が辞めたことを突っ込まれていた時、「1,000人辞めたけど、その分1,000人入ったんだから問題ないよね」と言っていました。

なかなか驚きの発言です。昨今確実に問題になるような言葉を、何の疑いもなく発したわけです。

ビッグモーターは、ぬるくなった今の時代にはそぐわない体制の会社だった。これはたぶん、体制が整わないまま、急激な拡大を実現してしまったことが原因だと思います。

多分まだまだ問題が出てくるでしょう。

そして、ここから巻き返すのは難しい気がします。こんな体質の会社が、外部から融資を受けて体制を立て直すなんて発想に至るとは思えませんからね。

さて、ビッグモーターの話はこれくらいにします。

ここからはC社とビッグモーターの話をしましょう。僕、ビッグモーターのニュースを見ると、必ずC社で働いていた時のことを思い出すんですよね。

「うわ、これC社みたい」とか「あ、あったあったそんな事」とか「やべー、懐かしい」って思うんですよ(笑)

原因も問題もすごく類似していて、C社が問題にならなかったのって、C社がビッグモーターほど大きくないからってだけだと思えてならないんです。

だからここで暴露してやります(笑)

僕に降りかかった問題、僕が聞いた問題、同僚に降りかかった問題など、色々書いて、ビッグモーター事件との類似点を上げていきます(笑)

無料の方とはここでお別れです。

過激だし、バリバリ実名を出しますからね。配慮して有料とさせてもらいます。気になる!という方がいれば、ぜひ購入して読んでみてください。

めちゃくちゃ似ているということは、事件になったっておかしくないってことですからね。それくらいのネタを書きます。

それでは、また明日の記事でお会いしましょう!

ばいばい!

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