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紙の本が好きなのに、キンドルアンリミ充実生活とは何事か
はじめに
昨年秋ごろアマゾンのキンドルアンリミをサブスクした。キャンペーン中で2か月無料というから気軽にやってみた。思っていたよりおもしろかったので、以下キンドルアンリミのなにがオモロイのか説明します。「そんなのさんざん言われてるやん」と思われますが、わたしがこれから言及するのは、ちょっとめずらしい視点からの話になると思います。というのも、わたしは紙の本を本屋で買う主義のひとだからです。タブレット
中野くん、サンプラザはもう消えたよ
のぼせ上がっている頭を冷ますために走る。いまできることは何もないと心身にわからせるために一歩ずつ踏みしめる。ランニングは趣味じゃない。だけど、なぜか縁があって市民マラソン大会に4度も参加した。今年も走ったし、来年も(可能なら)走ってみたいと思っている。今年は沿道の応援で爆風スランプの「Runner」を歌っている方がいて、感動しすぎて泣きながら走った。「ランナー」で泣くなんて思ってもいなかった。
国破れて山河ありに結論はない
国がこわれるとはどういうことか。社会が崩れていくとはどんな状態なのか。国破れて山河あり。古代中国の話ではない。現代で「国が破れる」とはどういうことなのか。いろいろな文学を読み、歴史に触れてきたつもりだったが、まったく分かっていなかった。別世界の話だった。フィクションだった。いま、想像以上にひどいことなのだと思い知っている。
世界中でひどい内戦が起こっている。そのうちの一つの国と関わりがある。駐在
もう一度めぐってきた夏
ビチクソ感想文:映画「君たちはどう生きるか」
公開二日目の朝いちの回。同居家族と出かけた。三日前に予約したときはポツポツ席が埋まり始めている状況で車椅子用の座席はすでに完売だった。べつに車椅子の身内がいるわけではないのだが、将来そうなるかもしれないと思っているのでつい目がいく。わたしたちはスクリーンに少し近い真ん中の席をとった。席について周りを見渡すと満席。人々の期待感が雲のように膨らんでいる。
「こんにちは」のカミナリ
ビチクソ感想文:『語学の天才まで1億光年』(高野秀行 著・集英社インターナショナル)
どうして外国語に惹かれるのだろう。日本語だけでじゅうぶん生きていけるのに。なんでわざわざ異国の言葉を勉強しなければいけないのだろう。Google翻訳もDeepLもChatGPT-4まであるのに。どうしてわざわざ慣れない文字を覚えて書いて、舌や口や喉や腹の動かし方のわからない音を発さないといけないのだろう。単純に