フルレフティ ✿学童指導員 ✿メンタルトレーナー

10年以上の経験がある、現役学童クラブ施設長。家庭や学童での対児童の悩み、発達障害への…

フルレフティ ✿学童指導員 ✿メンタルトレーナー

10年以上の経験がある、現役学童クラブ施設長。家庭や学童での対児童の悩み、発達障害への理解など、小学生に特化して情報発信します。 ★アドラー流メンタルトレーナー&ライフデザイン診断士資格

マガジン

  • 【こんなときどうする?】子どもに困ったときの対応集

    10年以上の学童クラブ支援員歴を生かし、学童の仕事についてや子どもたちとの関わり方についてノウハウを書いていきます。学童に興味がある人、今働いている人、小学生位のお子さんをお持ちの人に参考になれば幸いです。

  • 【学童クラブ日記】あとがたり

    『スティーブ・ジョブズは『毎日を人生最後の日だと思って生きてみなさい』と言いました。過去の積み重ねが、現在を作り、現在の積み重ねが未来を創る。楽しかったこと、へこんだこと、感動したこと。すべてが未来への種。今日という日はこのためにあったんだと、1日の終わりに実感したい。毎日が自分との真剣勝負だと思い、学童クラブでのエピソードや振り返りを「あとがたり」という日記にして綴っていきます。

記事一覧

「何かをやるのに遅いということは決してない。自分を進化させる53の方法」

何かをやるのに遅いということは決してない。 自分を進化させる53の方法 | 白石 尚久 |本 | 通販 (amazon.co.jp) 今回はこちらの本を紹介させていただきます! 僕がこの…

「情報過多時代」を生きる子どもたちに向けてできることとは。

日常的に小学生が使っている言葉 ・「○○すぎて、マジで草生えたわ」 ・「お前チート使ってる」 ・トラブルになったとき、相手に向かって「チー牛のくせに」 ・「今日の…

「あいさつができない子」。なぜなのか?

今の小学生に見られる「あいさつ」ができない傾向 小学校の中にある学童クラブで働き始めて15年以上が経ちます。どこの小学校でも、全校朝会で校長先生や学年主任の先生は…

小学生からS〇Xの意味を聞かれたらどう答えますか?

愛すべき、素直な子どもたち 「先生、S〇Xってなに?」 小学生と日々接していると、きょとんとした顔でこのような質問をされることがあります。今あげたようなのは一例で…

2022.1.4(火)✿久々の再会、そして再開✿

2か月の育児休暇を終えて、今日から学童クラブの仕事に復帰しました。 というわけで、学童日記も再開です。色々あって8月半ばから中断していましたので、とにかくうれしい…

コロナ患者とその家族の現実⑨(最終回)

11月から書き始めたこのシリーズも、いよいよ最終回となります。 妻は8日間の入院となりました。 その期間は、僕にとってじわじわと追い詰められるような不安との戦いと…

コロナ患者とその家族の現実⑧(8/19〜入院)

妻は無事に入院することができた。毎日東京は5000人近い感染者が続く中で、奇跡だった。 でも1つ、それに至るまでに伏線があったように思う。 前日の救急隊の方が引き揚…

コロナ患者とその家族の現実⑦(8/18予想しない結末)

前回の続きから書いていきます。 この8月18日はこの恐ろしい現実から転機を迎えることになります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 夜中の3時に妻が呼吸困難に陥…

コロナ患者とその家族の現実⑥(8/17容体急変)

前回の8月16日は、僕がPCR検査を受けたことと、妻の症状が悪化してきていることについて書きました。翌日の17日は、この日は今までの僕の人生の中で最も辛い日になります。…

コロナ患者とその家族の現実⑤(8/16僕のPCR検査を実施)

前回の続きから書いていきます。 妻の咳、発熱の症状がひどくなり、とてつもなく長い夜がようやく明けた8月16日。僕はほとんど寝ていなかった。 容態が悪化する妻の様子…

コロナ患者とその家族の現実④(8/15保健所とのやり取り)

前回の続きから書いていきます。 陽性判定を受けた翌日の朝のこと。僕は不安と妻の咳によってほとんど眠ることができなかった。 予想した通り、保健所から電話がかかって…

コロナ患者とその家族の現実③(8/14PCR陽性判定)

この日の朝、いったん熱は下がり、落ち着いた様子で起きてきた妻。やはり鼻詰まりと倦怠感はあるようでしんどそうにしていた。 でも昨日、診察で言われた「陽性の可能性は…

コロナ患者とその家族の現実②(8/13PCR検査)

朝、僕が目を覚ますと妻も目を覚ましていた。 熱は37℃代に下がっており、平熱ではないがとりあえず一安心。 しかし、食欲はないという。 僕が軽くそうめんなどを茹でて…

【note投稿を再開します】コロナ患者とその家族の現実①(8/12発熱)

8月15日以来の投稿となります。この日以来、突然投稿をストップした理由についてお伝えしたいと思います。 僕は妻と2人で暮らしていますが、妻がコロナウイルスに感染して…

✿note投稿をしばらくお休みします✿

学童クラブ、それは現在基本になっている共働き家庭を支えるにあたって重要であるにも関わらず、詳細をあまり認知されていません。 この仕事の楽しさ、大切さを広めるため…

2021.8.12(木)✿小学生との負けられない戦いが、ここにある✿

学童日記の更新です。昨日の出来事について書いていきます。 「先生、スピードで勝負しよー」 この日、僕に声をかけてきたのは、普段物静かで勝負事の遊びをしているとこ…

「何かをやるのに遅いということは決してない。自分を進化させる53の方法」

「何かをやるのに遅いということは決してない。自分を進化させる53の方法」

何かをやるのに遅いということは決してない。 自分を進化させる53の方法 | 白石 尚久 |本 | 通販 (amazon.co.jp)

今回はこちらの本を紹介させていただきます!

僕がこの本を読んだのは2年半ほど前でした。当時から僕は学童施設の責任者をしていましたが、その職場(人間関係・仕事内容)に限界を感じていました。7年間も、その学童で働き続けたのです。

もう掘れない固い地面に向かって、い

もっとみる
「情報過多時代」を生きる子どもたちに向けてできることとは。

「情報過多時代」を生きる子どもたちに向けてできることとは。

日常的に小学生が使っている言葉

・「○○すぎて、マジで草生えたわ」
・「お前チート使ってる」
・トラブルになったとき、相手に向かって「チー牛のくせに」
・「今日の夜9時に、フォートナイトのオンラインで合流な」

これらはすべて、僕が学童クラブで働く中で子どもの口から実際に聞いた言葉です。全部、小学1~3年生が言った言葉です。

そのような言葉を聞いて僕はこう思います。

時代は変わったな。 と。

もっとみる
「あいさつができない子」。なぜなのか?

「あいさつができない子」。なぜなのか?

今の小学生に見られる「あいさつ」ができない傾向

小学校の中にある学童クラブで働き始めて15年以上が経ちます。どこの小学校でも、全校朝会で校長先生や学年主任の先生はこう言います。

「あいさつができていません」
「元気にあいさつをしましょう」

その後、廊下で学校の先生とすれ違う子どもたち。
「こんにちは」「さようなら」と先生の方から声をかけても、

無言で、その先生の顔を見ながらすれ違うだけ。

もっとみる
小学生からS〇Xの意味を聞かれたらどう答えますか?

小学生からS〇Xの意味を聞かれたらどう答えますか?

愛すべき、素直な子どもたち

「先生、S〇Xってなに?」

小学生と日々接していると、きょとんとした顔でこのような質問をされることがあります。今あげたようなのは一例で、現代っ子はもっと際どいワードを知っていて平然と口に出してしまう子もいます。

思春期の高学年の児童なら、保健の授業で習い始めたりしますし、興味があっても普通ですよね。でも、今は小学校1年生や2年生でも、このような言葉を知っています。

もっとみる
2022.1.4(火)✿久々の再会、そして再開✿

2022.1.4(火)✿久々の再会、そして再開✿

2か月の育児休暇を終えて、今日から学童クラブの仕事に復帰しました。
というわけで、学童日記も再開です。色々あって8月半ばから中断していましたので、とにかくうれしい!

こうしてnoteを落ち着いて書けるのも、生後2か月の娘がどれだけスムーズに入眠してくれるかにかかっています(笑)

毎日というわけにはいかないかもしれませんが、大好きな学童クラブで心に残ったエピソードを記録していきたいと思います。

もっとみる
コロナ患者とその家族の現実⑨(最終回)

コロナ患者とその家族の現実⑨(最終回)

11月から書き始めたこのシリーズも、いよいよ最終回となります。

妻は8日間の入院となりました。

その期間は、僕にとってじわじわと追い詰められるような不安との戦いとなりました。

不安の正体は、「自分も感染していることへの恐怖」これに尽きます。

患者の家族は、症状の傾向や対策を必死に調べて、少しでも自分にできることがないかと動きます。

つまり、コロナに関する知識が増えていきます。

家族が苦

もっとみる
コロナ患者とその家族の現実⑧(8/19〜入院)

コロナ患者とその家族の現実⑧(8/19〜入院)

妻は無事に入院することができた。毎日東京は5000人近い感染者が続く中で、奇跡だった。
でも1つ、それに至るまでに伏線があったように思う。

前日の救急隊の方が引き揚げる直前、妻が「お腹が張っている」と言ったのだ。

そのときの隊員の人たちの心配と、声かけと、対応には本当に感謝してもしたりないくらいだ。
たくさんの病院に打診をして、受け入れ可能かどうかを確認してくれた。

結果そのときには病院は見

もっとみる
コロナ患者とその家族の現実⑦(8/18予想しない結末)

コロナ患者とその家族の現実⑦(8/18予想しない結末)

前回の続きから書いていきます。
この8月18日はこの恐ろしい現実から転機を迎えることになります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜中の3時に妻が呼吸困難に陥り、救急車を呼ぶことになった。妻は呼吸が早く唇に生気がない。
酸素濃度は88。

激しい咳は止まらない。

呼吸の苦しさに加えて、妊娠8ヶ月の大きなお腹を見ると、気が狂いそうになった。

10分後、救急隊が到着。

2名の隊員のうち

もっとみる
コロナ患者とその家族の現実⑥(8/17容体急変)

コロナ患者とその家族の現実⑥(8/17容体急変)

前回の8月16日は、僕がPCR検査を受けたことと、妻の症状が悪化してきていることについて書きました。翌日の17日は、この日は今までの僕の人生の中で最も辛い日になります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この日、僕の検査結果の連絡は妻の時と同じように夕方連絡が来ると言うことだった。

それまでの僕の心境はこんな感じだった。

「いっそのこと自分も陽性であってほしい」

妻が高熱と咳に苦し

もっとみる
コロナ患者とその家族の現実⑤(8/16僕のPCR検査を実施)

コロナ患者とその家族の現実⑤(8/16僕のPCR検査を実施)

前回の続きから書いていきます。

妻の咳、発熱の症状がひどくなり、とてつもなく長い夜がようやく明けた8月16日。僕はほとんど寝ていなかった。

容態が悪化する妻の様子と、襲ってくる不安との闘いにもうすでに心も体もボロボロで、ろくに食事もとることができない。夜中から起きていたはずだが、何をして過ごしていたのかも覚えていない。

ようやく8時になり、妻がPCR検査を受けた診療の電話受付時間となった。す

もっとみる
コロナ患者とその家族の現実④(8/15保健所とのやり取り)

コロナ患者とその家族の現実④(8/15保健所とのやり取り)

前回の続きから書いていきます。

陽性判定を受けた翌日の朝のこと。僕は不安と妻の咳によってほとんど眠ることができなかった。

予想した通り、保健所から電話がかかってくることはなかった。
このとき医療はひっ迫していて、入院したくてもできない状況になっているのは知っていた。

とにかく保健所に伝えないことには何も始まらない。

この日は日曜日。通常の窓口は閉まっている。しかし翌日まで待っているなんてで

もっとみる
コロナ患者とその家族の現実③(8/14PCR陽性判定)

コロナ患者とその家族の現実③(8/14PCR陽性判定)

この日の朝、いったん熱は下がり、落ち着いた様子で起きてきた妻。やはり鼻詰まりと倦怠感はあるようでしんどそうにしていた。

でも昨日、診察で言われた「陽性の可能性は低いでしょう」の言葉に少し安心しているのか、2人ともそこまでの緊迫感はない。

とにかく、陰性の確認ができたら早く薬をもらって治すだけ。

そう思っていた。

お昼を食べた後、妻はパソコンで仕事を始めた。

「そのくらいの元気はあるんだな

もっとみる
コロナ患者とその家族の現実②(8/13PCR検査)

コロナ患者とその家族の現実②(8/13PCR検査)

朝、僕が目を覚ますと妻も目を覚ましていた。

熱は37℃代に下がっており、平熱ではないがとりあえず一安心。

しかし、食欲はないという。
僕が軽くそうめんなどを茹でて、一応は食べた。

「やっぱり、味は感じるなぁ。」それを聞いてさらに安心。

しかし、昨日と比べて違った症状があった。

それは鼻づまり。明らかに鼻声になっている。

のどの外側も痛いらしい。

典型的な風邪の症状だ。

コロナは風邪

もっとみる
【note投稿を再開します】コロナ患者とその家族の現実①(8/12発熱)

【note投稿を再開します】コロナ患者とその家族の現実①(8/12発熱)

8月15日以来の投稿となります。この日以来、突然投稿をストップした理由についてお伝えしたいと思います。

僕は妻と2人で暮らしていますが、妻がコロナウイルスに感染してしまったのです。時期は8月の中旬で、第5派の真っただ中。医療崩壊が目に見え始めた頃でした。

僕は妻が発熱した時無症状でしたが、一緒に暮らしているので濃厚接触者ということになります。したがって自宅待機となり、仕事にも行けなくなりました

もっとみる
✿note投稿をしばらくお休みします✿

✿note投稿をしばらくお休みします✿

学童クラブ、それは現在基本になっている共働き家庭を支えるにあたって重要であるにも関わらず、詳細をあまり認知されていません。
この仕事の楽しさ、大切さを広めるためにnote、そして「学童日記」を始めました。

今回、やむを得ない事情でしばらくお仕事を休まなければならなくなったため、学童日記の投稿をしばらくお休みします。期間は数週間から1か月くらいになるかもしれません。

理由ははっきりとは言えないの

もっとみる
2021.8.12(木)✿小学生との負けられない戦いが、ここにある✿

2021.8.12(木)✿小学生との負けられない戦いが、ここにある✿

学童日記の更新です。昨日の出来事について書いていきます。

「先生、スピードで勝負しよー」

この日、僕に声をかけてきたのは、普段物静かで勝負事の遊びをしているところはあまり見たことのない、2年生のYくんでした。

スピードというのは、トランプの遊びの一種。
瞬時の判断力と集中力が必要なゲームです。

まぁ、今は手が空いてるしやってやるか。でも、Sくんはわりと弱気なタイプだし負けたら泣いちゃうかも

もっとみる