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心うたれたnote

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言葉にできないほど好きな文だったり、ためになったり、助けられたり。そんなnoteを集めています。
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2021年6月の記事一覧

短い言葉で伝えられない時は、物語が代弁する。

短い言葉で伝えられない時は、物語が代弁する。

世の中には、物事の意味を一言で説明できない言葉がある。簡潔に定義をしようとすると、正確さに欠けてしまう類のものだ。

これはたとえば、「恋ってどういうものですか?」というような質問と同じで、分かりやすい説明やはっきりとした定義などこの世に存在しない。

僕は昨日、たまたま村上春樹氏の『村上春樹 雑文集』に収録されている「ビリー・ホリデイの話」というエッセイを読んでいて、このことに気づかされた。

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君が幸せになっても誰も困らないからさっさと幸せになってください

君が幸せになっても誰も困らないからさっさと幸せになってください

ありふれた毎日の中で、幸せだと感じる瞬間は、どれくらいあるだろうか。

1日の半分以上を幸せだと感じる人もいれば、まったく幸せを感じない人もいる。でも、誰もが幸せを願いながら毎日を生きていて、幸せを手に入れるために、ああでもない、こうでもないとか言いながら毎日を過ごしている。

そして、世の中には、幸せの定義がわからない人と幸せの定義を理解している人もいて、そのちがいは一体どこにあるのだろうか。

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誰かを励ませるのってスゴイ

誰かを励ませるのってスゴイ

文章術の本が気になる。

本屋で見かけると、足が止まる。メルカリで見かけると、指が止まる。思わず膝を打って黙々と読み進めることもあれば、横柄な印象に眉をひそめてなんとか読み切ることもある。

文章術の本を読んでいると、本を今すぐ閉じて、パソコンやスマホの画面に向かいたい気持ちが出てくる。小学生の頃に、サッカーW杯の試合をテレビで観ていたのと同じ感覚だ。だんだん自分もやりたくなってきて、気づいたとき

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悔しくて嬉しい「負け」。

悔しくて嬉しい「負け」。

昨日こんな記事を書いた。

自分のnoteを書く際のポリシーの一つに「今感じたことを書く」ということがある。

その方が言葉に重みがあるから。熱量があるから。

ここまで書いたということは、もうおわかりいただけただろうか。そう、昨日noteを書いている時点で緊張することがあったということを意味する。

それはなんなのか。

今日は社内で新入社員のプレゼン大会があった。
それで昨日はめちゃくちゃ緊張

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【教育】きらりと光る作文の書き方

はい、前回は『国語の先生から見た「きらりと光る」作文』という記事をお送りしたわけですが、皆様から熱いコメントをいただきまして、恐悦至極にございます。あれだけ書けるのは、みなさんキーボード入力ですね。フリック入力でお返しした俺の返信、まことにおそくなりましてごめんなさい😏

さて、今回の記事は「んじゃ、どうやって書くんだよ」という声なき声が聞こえた気がしたので、そういうテーマでお送りしたいと思いま

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病まずに悩む。

病まずに悩む。

最近何かを「考える」「悩む」という機会が増えた。

仕事のこと、人生のこと、noteのことなどなど。
基本的に常時頭はフル回転していて、いつ沸騰してもおかしくない。

気づけば1日が終わっていて、次の日の朝が来て、また夜で。

大袈裟だけどそんな感覚。

そんな自分にとって「農福連携」で日中外に出て農作業をしている時間はちょっと無心になれることも。

もちろん”ちょっと”だけ。

利用者さんは結構

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ひとりじゃない

ひとりじゃない

色紙をもらった。それも絵と写真とメッセージでいっぱいのどデカい色紙。
どう見ても人に恵まれている状況である。

先日、僕は1年ほど続けたアルバイトを辞めた。
バイトの詳細について書くことは控えるが、企業のオフィスでの勤務だった。
辞める僕に職場の人たちから寄せ書きのプレゼントがあったのである。

あ、ひとりじゃない。

世の中がどれだけ絶望的だったとしても、僕の周りにはいつも素敵な人がいたし、僕は

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「半径5メートル」より1㎝でも外の世界へ

「半径5メートル」より1㎝でも外の世界へ

”半径5メートルの法則”

そんな言葉があるそうだ。聴いたことがあるだろうか?

「人は生活環境の半径5メートル以内ですべての人間関係を構築している」

という発想からくるものらしい。

恋愛の場面で使われることも多いらしく、

多くの方が同僚や上司と「会社」という狭いコミュニティ内で「社内恋愛」の関係となり、結婚に至っている大きな理由となっています。

とされている。

自分が直接触れている狭い

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