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学びたい教育実践コレクション

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#小学校の先生

授業でどう教えるかは手段だから、目的である子どもの成長を忘れないようにしたい

授業でどう教えるかは手段だから、目的である子どもの成長を忘れないようにしたい

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こんにちは、旅人先生Xです。

今日は「教える手段と子どもの成長という目的」について書いていきたいと思います。

良かったらぜひ、目を通していってみていただければ幸いです!

目次は、以下の通りです。

子どもの成長が学校の授業の目的だと思う

学校では、国語や算数といった様々な教科の授業があります。

子どもの頃から当たり前のように教科の授業を受けてきたし、教員になってからも当

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私の理想の校内研究 #138

私の理想の校内研究 #138

私の理想の校内研究。

 それは「それぞれの先生がテーマを設定して、実践をしていく」というものです。
 もちろん大きなテーマは、学校教育目標のもと、そろえておいた方がいいと思いますが、そこに迫っていく方法は、自分自身で考えるというものです。教師は、それぞれに得意分野や興味が違い、大事にしていることも違う。教育の専門家であるはずなので、それぞれに当たり前にテーマをもっているべきであると思います。
 

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【1分で読める~教育って「子どもを育てる」仕事だと思ってるあなたへ~】

【1分で読める~教育って「子どもを育てる」仕事だと思ってるあなたへ~】

※ 約1分で読めます
  瓦をわるのに,瓦に意識があるうちは割れないそうです。
  ではどうすると割れるのでしょうか?

 こんにちは。がんTです。小学校教諭をしたり,2児の父親をしたり,一人の夫をしたりしています。

 突然ですみません。
 みなさんは教育って子ども(人)を育てる仕事だと思っていませんか?

 もちろんそうなのですが,僕は

 未来を育てる仕事じゃないかなと思っています。

 ぼ

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学びの場

学びの場

セミナーや講座でない学びの場であれば、「共につくる」気持ちがないと、、、ですね。誰かが何とかしてくれるものではないでしょう。お客様でいては、、、です。

「、、、」には何が入るのかなと思いましたが、別に「〇〇だ」と言い切りたいわけでもありません。そんなものはないような気がします。

セミナーや講座ではないので「相手を育てよう」なんて気持ちはありません。かかわり合いながら共に育つことができるような関

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#628 個と集団を意識した学級経営

#628 個と集団を意識した学級経営

クラスには不適切行動をする子どもがいる。

その子どもを教師が指導する際、別室に呼んで個別指導をすることがある。

これは、その子どもの人権を尊重する行為である。

しかし、そのような個別指導を続けていても、集団は育たない。

「個」にしか注目しない学級経営では、集団が育たないのである。

なので、不適切行動をする子どもがいたら、集団の中で指導することも意識するようにしたい。

そのような教師の「

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#536 教師の勉強病

#536 教師の勉強病

教師は勉強が好きである。

少なくとも、私は昔から勉強が好きであった。

そのためか、教師になってからも勉強をし続けている。

大学院進学も、「勉強が好きだから」という理由で決めた面もある。

しかし勉強はときに、本業に悪影響を及ぼす可能性がある。

教師としての勉強はもちろん、自分の「授業力」「学級経営力」を向上させるためである。

それが目的である。

しかし、勉強がメインとなってしまい、「教

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#537 聴く・つなぐ・もどす

#537 聴く・つなぐ・もどす

教師の授業中のワザは「聴く・つなぐ・もどす」である。

これができる教師が一流の教師である。

まずは子どもの発言やつぶやきを「聴く」ことが重要だ。

子どもの発言やつぶやきは、「関係性」を意識して聴くとよい。

それは3つある。

①テキストや題材とどう関係し合って発言したのか
②他の友達の発言とどう関係し合って発言したのか
③その子どものこれまでの発言とどう関係し合って発言したのか

つまり、

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#538 子ども・教材・自分の哲学を尊重する

#538 子ども・教材・自分の哲学を尊重する

教師は3つのことを尊重しなければならない。

まずは何と言っても、「子どもたち一人ひとりの尊厳」である。

子ども一人ひとりの存在を人間として尊重し、接していくことが肝心だ。

子どもは教師の道具ではない。

子どもにも人権はある。

教師の思い通りに子どもを動かすのではなく、子どもを尊重し、共に考え、伴走していく姿勢が必要である。

また、「教材のもつ可能性・発展性」を尊重することも大切だ。

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#543 学級経営のできる子どもを育てる

#543 学級経営のできる子どもを育てる

教師に学級経営のスキルは必要である。

しかし、いつまでたっても「教師が中心の学級経営」をしていたら、子どもたちは育っていかない。

それは、「教師がいるから」成り立っているだけであって、教師がいなくなったときに機能不全に陥る。

そんなふうに、子どもたちを育てたくはない。

やはり最終的には、子どもたち自身が、自分たちの「学級経営」「学級運営」をできるようにしていきたい。

そのためには、子ども

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#186 褒めることの難しさ

#186 褒めることの難しさ

「叱るより褒める」「褒めて伸ばそう」など、学校では「褒める」ことが大事にされています。しかし、これがなかなか難しい。どう褒めればいいのか、いつ褒めればいいのか、褒めるだけでいいのか。などなど「褒める」ことに関する悩みはつきません。

なぜ、「褒める」ことは難しいのでしょうか。今回は「褒める」際の注意点を考えてみます。

①同じ褒め方ではやがて刺激にならなくなる。

「褒める」ことは外発的モチベーシ

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#580 「その子ども」「その問題」を無視する

#580 「その子ども」「その問題」を無視する

学級には「問題児」がいる。

学級には「トラブル」がある。

教師は「その子ども」「その問題」を、直接どうにかしようとする。

しかし、一向に改善されない。

なぜか?

それは、アプローチするべき対象が違うからである。

アプローチするべきは「その子ども」「その問題」ではない。

「学級集団」にアプローチするのである。

「個」に注目するのではなく、「集団」に注目するのだ。

集団を変えれば、「

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